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REITの人材政策
  
REITにとって資産運用能力は重要なチェックポイントですが、各資産運用会社の体制を見ると単純な比較が出来ません。
こうなると資産運用会社の経営陣の問題意識と将来展望を見ることになりますが、今のところそのようなチェックはないとも言えます。
不動産の資産運用業務は短期的には優劣が付きませんが、ボティブローのように利いてきますので、銘柄の増加と資産規模の拡大に向かっている現状では、もう少し掘り下げた見方も必要です。
また、REITの人材育成も必要ですので、以前からARES(不動産証券化協会)等が資産運用業に携わる人材育成を図ろうとしているようですが、こちらも進捗が遅いようです。
REITにとって課題は山積という状況ですが、株価は好調を維持しているので、関係者の危機感が薄れているようにも思えます。
今秋からは、新たな銘柄も加わると思いますし、いくつかの増資もありそうですが、大口投資家も大盤振る舞いをするだけでなく、銘柄側に地道な努力を求める時期に来ていると言えます。
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