トップ
2004.10.14.Up Dated.
JREITの比較情報
  
先週、個人投資家を対象としたJREITセミナーを行ないましたが、荒天の中、熱心な個人投資家の方の参加で満員になりました。
参加された方の年齢も幅広くシニアの方もかなり目立ちました。
私の個人投資家の方を対象としたセミナーはこれで5回目ですが、一昨年、昨年のセミナーではJREITの仕組みを中心とした基礎的な内容で良かったのですが、最近では、もう少し実践的な内容が求められるようになってきました。
セミナーの質問でも、銘柄の違いや選別のポイント等を聞かれる事が多く、改めてJREITの比較情報の必要性を認識しました。
既に、JREITは14銘柄まで達していますので、投資家としてはどの銘柄が良いのかを知りたいのは当然ですが、簡単に比較選別する方法がないのがJREIT投資の課題でもあります。
それは、株式でも同じだと言ってしまえばそれまでですが、JREITはミドルリスク商品という前提で考えれば、債券ほどの明確な投資基準(格付け)ではないにしろ、何らかの目安が必要とも言えます。
また、最近のJREIT株価の高騰により50万円台で買える銘柄がなくなり、60万円台、70万円台、80万円台と3つのグループに分かれてしまったことで、この格差の根拠も知りたいという欲求も生じます。
私は、専門的なセミナーでは、JREITの比較ポイントとして「保有資産の質」「資産運用能力」「財務戦略」の3つの項目を挙げて解説していますが、内容的にかなり難しくなるのと、個人の方が、これらのポイントをチェックする術がないのが現実です。
銘柄間の株価の格差もまだ過渡的な状態で、果たして実力に見合ったグループ分けになっているかは、もう少し時間を掛けて見る必要があります。
次へ >>