TE27


本来クラスが上のセリカに搭載することを目的に開発されたエンジンだった2T−G。72年3月、この2T−Gをセリカよりも約100kgも軽いカローラ/スプリンターのボディーに載せたホットモデルがあった。それこそが、初代レビン/トレノとなるTE27である。

ソレックスキャブレター搭載の2T−Gは 最高出力115ps/6400rpm、最大トルク14.5kg−m/5200rpmを出力する 痛快なユニットだった。ソレックスの吸気音が聞きたいが為に、エアクリーナーを外しているオーナーも多かった。

TE27はサーキット、ラリー問わず大活躍し、レビン/トレノの勇名をその名に恥じることなく轟かせたのである。もちろん一般市場でも大人気であった。

今でも「2T−G搭載の車は?」と聞かれたらさかさず「TE27」と即答する人も多いだろう。2T−G=TE27という図式が成り立つほど、記憶に残る車である。

LEVIN1600

TRUENO1600

     

<概要> (レビン1600の内容です。)

全長:3995mm

全幅:1595mm

全高:1335mm

ホイールベース:2335mm

トレッド(前/後):1270mm/1295mm

車両重量:855kg

エンジン型式:2T−G

エンジンタイプ:直列4気筒DOHC

総排気量:1588cc

ボア×ストローク:85.0mm×70.0mm

圧縮比:9.8

燃料供給装置:ソレックス(ツイン)

最高出力:115ps/6400rpm

最大トルク:14.5kg−m/5200rpm

ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム

サスペンション(前/後):ストラット/半楕円リーフ・リジット

タイヤ&ホイール:175/70HR13&5J×13

価格:81万3000円(72年3月)


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