TE71


先代で問題となった排ガス規制を乗り越えて79年3月にフルモデルチェンジした3代目のレビン/トレノは、TE27以来にスポーティー感あふれる車になった。まず、先代からの大きな変更点は、リヤサスペンションで、バネがリーフ式からコイル式に変わってラテラルロッド付きの4リンク+コイルスプリングへと進化した。ステアリングギヤ比も16:1というクイックなものが採用されており、TE71系全車に減衰力が高めのショックアブソーバーが採用され、さらにはリヤもスタビライザーも備わった一方ブレーキも強化されブレーキも4輪ディスクに進化した。

進化したのはそれらのみならず、エンジンも然り。最高出力115ps/6000rpm最大トルク15.0kg−m/4800rpmを発生するに至り2T−Gの最高峰となったわけだが、レビン/トレノとして、TE71が最後の2T−Gエンジン搭載となる。

このモデルはレビン/トレノは2T−G搭載の3ドアクーペに統一された。ただ、このモデルからセダン系にも2T−Gが採用されるなど意欲的なモデルとなっている。

デビューから1年半後の81年8月にマイナーチェンジ。外観の小変更と、豪華仕様の「APEX」と、スーパーハードサスペンションとLSDを標準装備し、走りに徹したモデルの「S」をラインナップに加えた。

 

LEVIN

TRUENO

LEVIN

TRUENO APEX

<写真は上段が前期、下段が後期>


<概要> LEVIN(前期)の内容です。)

全長:4240mm

全幅:1625mm

全高:1325mm

ホイールベース:2400mm

トレッド(前/後):1340mm/1345mm

車両重量:975kg

エンジン型式:2T−GEU

エンジンタイプ:直列4気筒DOHC

総排気量:1588cc

ボア×ストローク:85.0mm×70.0mm

圧縮比:8.4

燃料供給装置:EFI

最高出力:115ps/6000rpm

最大トルク:15.0kg−m/4800rpm

ブレーキ(前/後):ディスク/ディスク

サスペンション(前/後):ストラット/4リンク・リジット

タイヤ&ホイール:185/70HR13&5J×13

価格:134万3000円(79年3月)




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