スタッドレスタイヤの基礎知識(安価購入法)
・スタッドレスタイヤの基礎知識
ノーマルタイヤ(サマータイヤ)と違いスタッドレスタイヤは2回寿命があります。
それは簡単なことで下の写真を見てもらえば分かります。
つまりスタッドレスタイヤはスタッドレスタイヤとして氷上・雪上性能が期待できるのは、50%磨耗時までです。それ以上はスタッドレスタイヤではなくなります、という意味です。ですので5分山まではスタッドレスと言うことです。
オークションなどで5分山のスタッドレスタイヤですと言うときは、このプラットホームまで50%なのか、タイヤとしての5分山なのかを見極める必要があります。5分山という時点で購入しないほうがいいですけどね・・・
あとは従来のスリップサインがでるまではサマータイヤとして使用することができますが、性能はたかが知れています。
それとスタッドレスは柔軟なタイヤです。それはよく噛むためでもあります。年数が経ち硬くなったスタッドレスはいくらプラットホームがでてなくても、本来の性能は期待できませんので注意が必要です。
あ、忘れていました。スタッドレスタイヤで意外と知られていない面があるのですが、低温時においてのグリップ力というのがあります。
雪や氷が無く極寒だけならサマータイヤでも問題ない!って思っているあなた。それはちょっと違います。
ゴムっていうのは温度が下がれば硬くなるんですよね。サーキット走行でも本格的に走り出す前に走行するなりでタイヤを暖めます。つまりそういうことなのです。
そのスタッドレスタイヤのグリップ力が発揮されるのは路面温度5℃以下みたいですね。タイヤ自身が温まればそうでもないかもしれませんが、関東平野でも寒い雨天時には雪でなくても効果は見込めそうですね。
最後にいくらスタッドレスでも簡単に氷上・雪上ではスリップします。性能を過信しないで慎重に運転しましょう。
・スタッドレス安価購入基礎知識
タイヤカタログのサイズ互換表を上手に使い、外径を変化させずにインチダウン・サイズダウンしてスタッドレスタイヤを安く買う手もありますね。
↑タイヤカタログのサイズ互換表を上手く使ってコストを下げる!
タイヤ外径さえ極端にずれてなく、計算式でもバッチリならタイヤサイズ互換表に当てはまっていないタイヤも狙えるという事でもあります。
そういった場合はこの計算式を使えば対応表に載っていなくてもなんとかなる可能性も・・・
普段、195/55-15履いている人が185/60-14にインチダウンして値段下げる作戦は大いにアリです。ただしSSサスは14インチ装着絶対不可ですのでご注意を。
仮にAE111 BZ-G(195/55-15)に乗っていて、インチダウンを敢行しスタッドレスを安価に購入したいとした場合、どこまで許容範囲なのか。
AE111 BZ-Gの標準タイヤは185/60-14 82Hです。
で、この場合一番先に考えられるのは、下位グレードのXZのタイヤサイズを狙うということです。
XZは175/65-14 82Sです。
ここで、とあるお店の、とあるタイヤの値段表で見ると
195/55-15は13,200円
185/60-14は10,650円
175/65-14は8,000円
185/60-14からでもXZサイズにすることで2,650円お得です。これが4本ですから10,600円浮いた事になります。
さらにタイヤ外径がほとんど同じの165/70-14を使えば7,080円ですので、195/55-15から見れば4本計で24,480円お得です。
でも、その場合はインチダウン時の耐荷重(ロードインデックス)のこともお忘れなく。そうすると大抵互換表のとおりになってしまうんですよね。
現に165/70-14でのロードインデックスは81と1ランクダウンしているのが分かります。私としてはロードインデックスを下げたくないのでAE111 BZ-Gなら175/65-14までが精一杯だと思います。
ロードインデックスを1ランクダウンしても平気かどうかは、おそらく大丈夫でしょう。ですが、当然ながら保証の限りではありません。店員もはっきり100%安全だとは言ってくれないと思います。
175/65-14は、気になるロードインデックス(耐荷重)も82と変わらないので、安心できそうです。
ですので、よーく検討し、不安があるなら正規サイズを買うのが正解だと思いますよ。またその答えを他人に聞くのもどうかと思います。自己責任だけで通じるならまだマシですからね。
目先のお金を優先しリスクを背負うか、お金で安全と安心を買うかはアナタ次第です。事故起こしてアナタだけならいいですが、大抵車の事故は第3者もまきぞえですからね。よーく注意しましょう。
最後にですが、計算式とかが間違っていたとしても、或いはどのような結果になったとしても管理人は一切の責任を負いませんので。念のため・・・