ATフルード点検(AT車のみ)
まずATフルード・レベルゲージを探します。大抵、下の写真のようにミッション部から出ているので、見つけやすいです。ただしエンジンオイルのレベルゲージと似ているので注意してください。
作業的にはエンジンオイルの点検と同じ要領で行ないますが、温間時(50℃〜80℃)に行うのが基本です。ですので10分程度アイドリングし(実際に運転すれば尚よいでしょう。)、ゆっくりPレンジから1(L)レンジまで段階ごとに動かし、また1レンジからPレンジに一段づつ戻します。
ホンダはここでエンジン停止して1分の間に測定するのに対して、他のメーカーはアイドリングを続けたまま測定しますが、いずれの場合にも車種によってはこれ以外の測定方法が指定されている場合がありますので詳しくは取説、各メーカーまで問い合わせるのがいいでしょう。
測定のしかたは一度ATフルード・レベルゲージを引き抜き、ウエスで拭き、もう一度ゲージを戻してから再び引き抜き測定します。このとき写真にあるように「HOT」側で測定してください。
ATは繊細な部分ですので僅かなほこりやゴミをも嫌いますので、細心の注意が必要です。ATフルードは劣化こそしますが、量はまったくと言っていいほど減りませんので、減っていたら漏れの可能性があります。
レベルゲージをきちんと差し戻しましたら作業は終了です。