数少ないSSサス社外パーツによるチューニングの標

ツイート


スーパーストラットの社外パーツは年々少なくなっていき、ショックアブソーバを選択することすら、ままならない事態になっています。

 

こうなると自ずと組み合わせが決まってきます。

選択の自由が利かない代わりに選択に悩む時間が減るので、考えようによってはいいこともあるかもしれないです。

 

 

 

1.乗り心地重視(純正形状)

 

攻めた走りはあんまりしないとか、乗り心地重視で決める場合は3K程度のバネを選択することになります。

今となっては、この辺のバネが一番多いのでSSサスとしては選びがい(?)のある部分でしょうか。

3K程度のバネを出しているのは私が調べた限りですと、TRD・TEIN・RSRの全メーカーから出ています。

どれもレートに大きな差はないのでお好みで決める事が出来ます。

TEINではソフトとミディアムがあり、ソフトは3.2K固定でミディアムは2.5〜4Kの可変レートになっています。

ここで選ぶショックはTRDかKYBのNEW SR スペシャルかスーパースペシャルforストリートになります。

TRDやスーパースペシャルforストリートは減衰量の調整ができるのでセッティングが取りやすくなってるものポイントです。

 

私の考えでは、減衰力が調整できるものには可変レートのバネ(TEINのミディアム)と組み合わせたほうが何かと面白そうだと思います。

ちょいと攻める場合には、ゆるい設定からちょっと固めの減衰力へ変えるだけでもそれなりに対応できると思います。

というのも4K程度以下のバネではクライムギヤの様に固いショックだとバネが負けてしまってるので、このクラスでの選択するべきショックはクライムギヤ以外という事になります。

コスト重視で考えるなら、減衰力が調整できるものは値段も高いので、減衰力固定のNEW SR スペシャルを選択する以外ないでしょう。(定価比)

普段は乗り心地よく、攻めるときはちょっとだけでもがんばってほしいと欲張り派な人は、TRDかスーパースペシャルforストリートにTEINのS・TECHミディアムでしょうか。

 

コスト重視 ショックアブソーバー:KYB NEW SR スペシャル

スプリング:3K程度のバネ

ショックアブソーバー1台分:\115,600

スプリング1台分:\23,000〜\28,000

欲張り派 ショックアブソーバー:KYB スーパースペシャルforストリートかTRD

スプリング:TEIN S・TECH ミディアム

ショックアブソーバー1台分\152,000〜\184,000

スプリング1台分:\24,600

 

 

 

 

2.走行性能&コストパフォーマンス重視(純正形状)

 

攻めた走りを純正形状とコストパフォーマンスで重視する組み合わせ。私はこの組み合わせが好きです。

純正形状で攻めに適したバネは、もう一つしかありません。

TEINのS・TECHハードです。

6Kあるので結構走りを楽しめると思います。しかもSSサスの泣き所のストロークの無さをバネレートをあげてロール量を減らすには、いい組み合わせかと思います。

組み合わせの第一候補はコスト重視ではKYBのクライムギヤ。

レビトレのクライムギヤと組み合わせるバネは最低でも5K以上が欲しい所です。

6Kのバネだと普段もきつそうだと思う人はTRDかKYBのスーパースペシャルforストリートと組み合わせて使うもの面白いと思います。

但し、コストパフォーマンス重視というのはすべてにおいて良いとこ取りではなく、つぶしが利かない部分もあるという事を認識しておかなくてはなりません。

 

コスト重視 ショックアブソーバー:KYB クライムギヤ

スプリング:TEIN S・TECH ハード

ショックアブソーバー1台分:\139,000

スプリング1台分:\24,600

欲張り派 ショックアブソーバー:KYB スーパースペシャルforストリートかTRD

スプリング:TEIN S・TECH ハード

ショックアブソーバー1台分\152,000〜\184,000

スプリング1台分:\24,600

 

 

 

 

3.走行性能重視(車高調)

 

サーキットメインとかでSタイヤを履くことを視野に少しでも入ってるならこれ以外選択の余地はありません。

安価なメーカー製車高調は、あれほど高価だったTRDしか存在せず、一番安く済むのでお手軽かもしれません。

他にはエナペタル(ビルシュタイン)やアラゴスタがありますが、TRDと比べると非現実的とも思える程高価ですが、値段分の価値はあると思います。仕様変更やオーバーホールできるもの強みの一つですが、TRD以外の車高調は純正と引き換えとなり、純正ショックをもっていない人には更に出費が出ることになります。

ただ、この先SSサスの車高調が長きにわたってリリースされるのはおそらくTRDだけだと思われます。

 

あとのSSサス車高調の選択肢としてはショップのオリジナルである純正改の車高調があります。YSさんやTBOさん(サイトが404に。移転?)あたりが有名でしょう。

純正改の車高調のメリットは、ショックがカートリッジ式という事でしょう。サイズが合えさえすればお好みのショックが選べますし、OHしなくともショックだけ買い換えることができ非常にお財布にやさしい仕様だと思います。デメリットはシェル一体型に比べてショック容量が少なくなることです。

値段ではYSさんのが一番安価ですね。

SSサスの車高調としては、純正改の車高調かTRDに二分されるとおもいます。

 

しかし中古市場に目を向けるとTEINの車高調も過去に存在しており、まだOH可能ならば十分に選択肢に入るでしょう。

 

 

 

4.その他のSSサスパーツ

 

これは元から少なかったですね。

SSサスと言えどストラットタワーバーやピロ・強化アッパーマウントは共通です。

強化ブッシュですが、リヤはMSと共通なので今でも部品はありますが、フロントは全滅です。もっとも元から強化品みたいなものなので無くても構わないでしょう。

ちなみに、純正ブッシュは単体では売ってません。アームとセット(組み込み済み)になります。

 

アンダーバーもMSと共通ですね。

以前はTRDから16インチ対抗4ポッドがリリースされていました。セリカのブレーキを巧みに加工して取り付けるという方法もあります。以前TRDでやってましたね。


ツイート