2004年8月2日(月)〜4日(水)    


行動時間

休憩時間

歩行時間

 2日

  7時間45分

  1時間20分  

  6時間25分

 3日

 12時間05分 

  3時間20分
  
  8時間45分

 4日

  6時間30分

  1時間

  5時間30分


メンバー      ごんべ絵さん ・ 千葉moguさん ・ 大挟さん ・ にゃんこ

全日程晴れ


コースタイム


 2日

大日杉小屋6時55分発地蔵岳10時08分着・27分発お坪12時20分着・55分発切合小屋14時40分着

 3日

切合小屋4時15分発飯豊本山7時35分着・50分発御西小屋9時15分着・40分発梅花皮小屋14時10分着・40分発門内小屋16時20分着(水くみ終了17時)

 4日

門内小屋6時42分発北峰(丸森尾根分岐)8時20分着・30分発夫婦清水10時40分着・11時発⇒飯豊山荘13時10分着


日誌


2日

 今年も飯豊に登れる!それも単独でなく、仲間4人と、嬉しいなぁ〜〜。

 ネットで知り合ったごんべ絵さん、千葉moguさん、ごんべ絵さんは以前月山の帰りに、米沢に寄り、ミニオフミで顔を会わせ、千葉moguさんは、去年、富士山に登った仲。大挟さんは、山スキーの虜になって、ちょくちょく、米沢に来て山に登ってるし、にゃんことは、3年ぶりかな?孫の子守りばあちゃまで忙しいからなぁ〜。

 前日、ごんべ絵さん、千葉moguさん、米沢入りして、BBQ。ネットのtoshiさんも参加、米沢の仲間2人もかけつけてくれた。

 今年は、アルコールをセーブしました、去年の汗がアルコールだったので。

 大挟さんの車で大日杉小屋まで、途中、にゃんこち経由で(前日まで、夏風邪で熱があったのに、ごんべ絵さん、千葉moguさんと一緒に行きたい一心で、風邪を治したようです。)

 大日杉小屋で、朝食をとったり、写真(元気な顔)を撮ったり、各自登山計画書に記入したりして、出発。

 ザンゲ坂では、まだまだ、汗は絞られません。いいペースでの登り。

 長之助清水で、水をくみ、いつもの様に、ただひたすらに地蔵岳を、目指して登る、しかし、暑い。

 女性陣は、皆、日焼け止めクリームをしっかりと塗り、長袖、タオルを顔に掛けて日焼け対策、かくゆう私は、無防備・・・・・、焼いてはいけないお年頃、大丈夫かな?まぁ〜、いいか、面倒だし・・・・。

 休憩は、必ず、日陰。で、ないと、日干しになってしまいます。

 ヤットコサットコ、地蔵岳に到着、ここでも、日陰に逃げて、おにぎり食べて。


 蒸し暑くて、それでも、時折のいい風を、身体一杯に受け止めて。

 目洗清水(メアライシミズ)で、水の補給、休むには暑いので、先に行くが、千葉moguさんが「靴擦れらしい」と言ったのに、「もうちょっとでいいトコがある」と、言って歩かせてしまう、チョットが長かった、ごめんね。

 お坪は、いつ来てもホッとする所、そして、ミヤママツムシソウが最初に咲いているトコ、ここで、昼食、 暑さで、み〜んな、バテ気味、時間的に本山小屋は無理なので、切合小屋泊まりに決めて、ゆっくりと休む。

 尾根道を登り、沢にでたら、いつもは、イヤ〜な、残雪のトラバースなのに、今年は、無い!嬉しいやら、悲しいやら、やっぱり、雪が早くとけたんだなぁ〜と、実感。

 冷たい水を飲んで、ハクサンコザクラの群落の写真を撮ったり、小屋は近いしで、ゆっくりと登る、ごんべ絵さんと、千葉moguさんは、デジカメ撮りで忙しく、他の3人は、花を眺めたり、景色を見たりで、のんびりと。

 稜線に出て、ホッと、一息、やっぱり、涼しい、風が心地よい。

 小屋の混雑には覚悟していたけど、身体を硬くして寝る程でもなく、よかった。最初、頭を並べて寝ていたが、どうにも、窮屈で、両脇の大挟さんと、にゃんこには、失礼して、私の足を顔の側に近づけ、私も、お2人さんの足が、顔の側にありました、お互いに蹴飛ばされなくて、よかった。

 寝る場所を決めてから、外で食事の支度。

 今晩の献立は、焼肉=味付け牛肉・キャベツ・ピーマン・ナスと、五目御飯と、きゅうりとワカメのサラダ。冷たいビールと、チョット温かいビールと、「住吉」と、ブランディと、ウイスキー。

 斜めに入ってくる西日に、眩しさを覚えながらも、至福の時、隣にいる、見知らぬおばちゃん達と、軽いジョークを飛ばしながら、5人で乾杯!!!

 暗くなったら、もう、寝ていました。


3日

 本山までの、3時間がプラスされるが、大日岳をパスするので、予定通りのコースタイム。

 朝食は各自なので、お湯だけ沸かして、スープやらコーヒーを作る。

 ごんべ絵さん、千葉moguさん、大挟さんの3人は、なにやら、お湯を注ぐだけで、行動食にもなるご飯を作っている、昔のまず〜いアルファ米とは違って、美味しいとの事、味見すれば良かったなぁ〜。

 今回の私の朝食兼行動食は、フランスパンより柔らかめのパリジャン(商品名)と、季節限定のチューブに入っている「カレー」、これは、美味しかった、千葉moguさんも、持ってました。

 明るくなってきた、稜線を歩き、草履塚への登山道は夏道、ここにも、残雪が一片もありませんでした、この時期では、初めての事。

 草履塚で、ど〜〜んと、大日岳が迫ってくるようで、ごんべ絵さんにねだって、私のスケッチブックに、デッサンを書いてもらい、後日、着色して頂ける事をお願いしました。

 ここを、下ると、お花畑(7月上旬が最高、ヒナウスユキソウの群落)、登山道のわきにたくさん咲いてます。

 御秘所(オヒショ)を、難無く越えて、本山小屋への登り、その前に御前坂(オンマエザカ)で、腹ごしらえ、一気に登って、小屋手前で、水の補給。

 小屋で、飯豊山陣神社でお参りしてから、本山へ、アッと、言う間に着きました。

 記念写真を撮ったり、眺めたり、ここから御西小屋までも、お花畑は、この時期最高です。

 でも、アレレ〜〜????、ニッコウキスゲがほとんど無い!代わりに、ミヤママツムシソウの群落が・・・・、やっぱり、雪が早く消えたので、時期が、8月下旬近くになっていた様です。

 御西小屋で。又々、腹ごしらえ、気力充分にして、これから先の、遥か彼方の山々を眺めて、さぁ〜、出発だ!振り返れば、歩いてきた山々が見える、いい、風景だ、これが、縦走の醍醐味、稜線漫歩、縦走路、その場に立ちたくて、飽きもせず、山に登る私、天気に恵まれればラッキー、雨でも、花があればOK!

 でもでも、ここからは、ツライ。天気がいいと、暑いし、雨が降れば、風にも悩まされるし・・・・。

 やっぱ、暑くて、日焼け防止していない私は、太陽がキツイ!しかし、私だけではないようです。

 ほんの、ちょっぴりしか残っていない雪の上で休んだが、照り返しが暑くて、私は逃げてしまう。

 アッチィ〜、アッチィ〜と、言いながら、諦めて、烏帽子岳、梅花皮岳、そして、梅花皮小屋の水場に到着。 
 ここで、た〜〜ぷりと、水分補給、最後の登り、北股岳へ。

 「後は、下りと、なだらかな稜線だよ」と、言ったら、イヤイヤ、登りがありました、又々、千葉moguさんに、うその申告、笑って誤魔化して、歩かせてしまう私は、策略家?詐欺師?

 なんだかんだ言いながら、門内岳を踏んで、小屋に到着。小屋からは、遥か本山が見えます。

 ザックだけ置いて、水くみ、去年と違うルートをたどって、チョロチョロ水をくんで、小屋に戻る。

 外でも良かったけど、適当な場所がなく、小屋の中でする事に、昨日と違って、私達5人と3パーティの4人だけ、広々とつかわせていただきま〜〜す。

 今日の、献立は、お好み焼き、中の具は、キャベツ、ベーコン、ピーマン、上には、マヨネーズ、ソース、かつおぶし、そして、きゅうりとわかめのサラダ。飲み物は、とっても冷たいビールと、少し温かいビールと、「住吉」と、ウイスキーと、ブランディ。昨日に、続いて至福の時。

 エヘヘ、最後の夜は、ごんべ絵さんの隣に寝ました、でも、逆さだったけど、のびのびと、寝れました。

 夜中に、ねずみ騒動、これも、東北の山小屋ならではの、歓迎かな?

4日

 さてさて、今日は下山なので、ゆっくりと、朝食をとりました、お湯を沸かして、インスタントの味噌汁と、コーヒー飲んで、各自持ってきた食事で・・・、ちなみに、今日も私は、昨日の残り物を美味しく頂きました。

 日本海は、はっきり見えなかったけど、新潟港は見えたし、杁差岳もよく見えた。

 でも、今日も、暑さに攻められる、無防備の私は、日を逃れるように隠れてしまう。

 丸森尾根の分岐で、最後の日本海を眺め、佐渡島はみえるかなぁ〜〜、なんて、言いながら、これから下りっぱなしの道に気合いを入れて、GO!

 ガレ場を慎重に下り、木立に入って、すぐ休む、今日も、暑い!

 木立の中は、日から逃れるが、ガレ場になると、そうはいかない、サッサと下って、木陰に隠れて待っている私は、非情なのか?・・・・、あぁ〜〜、無常。

 暑さと、緊張を強いられての下りで、バテ気味、私も、時間的感覚がなくなり、水場までの道のりの予測を誤ってしまう、しかし、これは、長い予測が、逆に短かったので、内心ホッとした。

 水場で、ゆっくりして、これから、しばらく行くと、岩場とガレのイヤな下り。

 岩稜帯に出て、ゆっくりと、慎重に降り、やっと、車道に、目の前に、飯豊山荘が・・・・・。

 山荘を見ると、今年もヤッター!の充実感、最高の気分です。

 お風呂に入って、ビール飲んで、今回は、にゃんこの旦那様(やさしいなぁ〜〜、平日なのに)が、わざわざ、お出迎え、車に乗せてもらい、自宅まで送ってもらいました・・・、後日、慰労会で、お呼びしました、楽しく、飲みました。

 千葉moguさんを、ホテルに送り、ごんべ絵さんと反省会をし、ごんべ絵さんは、当日、帰宅しました。

 いいなぁ〜、山って不思議だよね、ごんべ絵さんとは、初めてだけど、そんな気もしないし、千葉moguさんとは、2度目でも、泊まりの縦走は初めてなのに、なんの不安も感じないし、大挟さんは、慣れているので安心だし、にゃんこは、ブランクはあってもすぐ埋まってしまうのは、やっぱ、気心知れているし、相棒なので頼りにしてたし、結局、な〜んも、最初から、不安なんてなくて、私の頭の中は、お気楽気分(と、言うよりも、カラッポ)。最高のメンバーに、今年も巡り会えました。
 
 数少ない写真を見てください・・・、花は、きれいに撮れないので、実物を見に来てください。

 千葉moguさんの、UPはここからどうぞ。 



大日杉小屋
出発前
本山から大日岳
北股岳頂上
門内小屋
夕日
門内小屋
出発前


TOP