5  中津川 小屋〜県境尾根〜飯森山〜大塚山〜谷地平〜葡萄沢〜惣兵衛〜中津川 高造路

   
 吾妻を出てから6年目。栂峰、飯森山が良くて足踏みしてしまった。
 車を中津川の高造路の交通止の所にデポして小屋集落の林道入り口に着く。
 今回は5月初めの連休を利用して2泊3日の予定。4年連続のこのコースだ。
 今日は飯森山を越えて良いテント場があったら泊まる予定。
 天気は晴れ、3人で林道を歩き始める。川沿いの柳の林でヤナギナメコを採って天照大神に着く。
 杉の植林地からヤドリギのブナの尾根に上がりヤセ尾根へ。
 飯豊本山と大朝日岳が白く輝いて見える。
 急登からブナの尾根へ、そして最後の急登から本栂(アオモリトドマツ)の県境尾根へ。
 栂峰、吾妻、磐梯山、鉢伏山を見ながら快適に飯森山への尾根をたどる。
 飯森山の手前、雪の無い所に古い小さな祠がありまもなく山頂に着く。
 飯豊、朝日、吾妻、磐梯山、360度のパノラマ。1448mの北の沢(湯沢)には赤茶けた温泉が見える。
 飯豊本山に向かって西へ、県境尾根を小さいブッシュを漕いで下って行くとなだらかな広い尾根が続き今日の泊まり場とする。
 2日目、今日も晴れ。県境尾根を飯豊に向かって快適に歩く。
 飯豊本山がだんだん大きくなってくる。大塚山は雪が無く廃道となった夏道と大塚山の標識があった。
 谷地平が近くなるとますます飯豊本山が大きく近づく。谷地平は桃源郷という感じだ。
 雪の消え間がリュウキンカの黄色と流れの中にあるミズバショウの白が一面になっていてこれを前景にして飯豊本山が午後の光に輝いている。
 あまりのすばらしさに赤崩山からまっすぐ谷地平に下ってしまった。
 釣りをして林道の一番高い所にテントを張った。贅沢な焚き火をして岩魚を焼き今日に乾杯。
 3日目、朝、早いうちに五枚沢への林道まで県境尾根を歩いた。テン場より急なブナ林をまっすぐ下る。
 途中のブナの根元でキブノリが大量に採れ、ヌケオチも拾った。
 細流にはフキノトウがきれいだ。葡萄沢ではいい釣りができた。
 一面のブナの新緑とオオヤマザクラのピンクがあちこちに見られ春を満喫して林道をのんびり下る。
 惣兵衛からは除雪されたアスファルトの路だ。途中の廃屋の庭にクロッカスが咲いていた。
 プラブーツの足が痛くなった頃、車をデポした高造路に着く。
 小屋集落に車の回収に向かう途中今回歩いた尾根が見える所で三日間の晴天を喜び記念写真を撮る。
 (1985年5月3、4、5日3人)   






栂峰

1488mピークから 86.05.03




鉢伏山

飯森山 86.05.03




鉢伏山

1488mピークから




遠方=飯豊連峰

飯森山から 86.05.03




遠方=飯豊連峰

1422m付近から 86.05.03




飯豊連峰

1488mピークから 86.05.03




飯豊連峰

1388mピークから 86.05.03




飯豊連峰

大塚山から 86.05.04




ブナ林

1284m付近 81.05.04




飯豊本山

1284mピーク付近から 86.05.04




左側からのピーク=飯森山、鉢伏山、右側遠方磐梯山

大塚山から南東 86.05.04




右側端のピーク=飯森山、その隣のピーク=栂峰

大塚山から東 86.05.04




中央から左側のピーク=飯豊本山

大塚山から北西 86.05.04




右側遠方=朝日連峰

大塚山から北東 86.05.04




飯豊本山

赤崩山付近から 86.05.04




谷地平

86.05.04




谷地平

86.05.04




谷地平

86.05.04

次へ