六甲山縦走(宝塚〜須磨)

電車(昔は鈍行といってました)の旅です

2007年4月3日(火)〜4日(水)
メンバー  とよさん、ごんべ絵さん(4日市ガ原で下山)、まむさん(4日横尾市街地で合流)
コースタイム
行動時間  7時間30分
休憩時間  1時間20分
歩行時間  6時間10分

行動時間  10時間55分
休憩時間   1時間10分
歩行時間   9時間45分


3日 天候 くもり
 

 宝塚駅発8時→塩尾寺着8時55分・発9時05分→大谷乗越着10時25分→六甲山着13時20分・発30分→六甲山ホテル着15時30分



4日 天候 晴れたり、みぞれが降ったり、曇ったり、不安定な天候

 六甲山ホテル発8時20分→市ガ原着11時18分・発25分→鍋蓋山着12時25分・発35分→菊水山着13時40分・発45分→
妙法寺着17時30分(まむさんと合流)→横尾山着18時30分・発35分→高倉台着19時15分⇒JR須磨駅

日    誌
 青春18切符が、8000円との情報を2月下旬にキャッチ、どうしても気になる六甲山への計画を思い立ち、すぐさまアチコチの根回しをし、快く了解が取れて、4月号の時刻表を購入してから、仔細を計画。

 加藤文太郎が歩いた六甲の山々、独身貴族の時から気になっていたのに、コッチにきたらマスマス遠くなってしまった。

 しかし、とよさんの「六甲においで」の言葉をず〜〜と胸にあたためていて、今回、行けました、すごく嬉しかった。

 ごんべ絵さんも、合流し、とよさんと同じ関西人?で、山の話に盛り上がってました、ごんべ絵さんと私は飲み友達?

 まむさんは、六甲全山縦走路の市街地にお住まい、なんと、まむさんが登場?して下さらなければ、須磨アルプスまでは歩けませんでした、すごく嬉しかったです。

3日
 前日に、米沢駅7時18分の始発に乗り、大阪駅には、1時頃着、駅構内は、1時30分に全部シャッターを下ろしてしまうとの事で、御堂筋方面に歩き、高速バス乗り場付近で 野宿!

 さすがに、座り込んでしまうと、浮浪者に間違われてしまいそうなので、立ってパズル解き、誰かに絡まれるのも怖くて、人が通るたびに後ろ向き、大阪始発の4時半頃まで、寒い夜空に1人たたずんでいました。

 やっと、大阪駅に行き、ホッとしたのもつかの間、寒いホームで1時間近く待たされて、宝塚駅への電車に乗る。

 阪急線で来るとよさん、私はJR、ちょっと、迷子気味になって、とよさんと2年ぶりに再会。

 ごんべ絵さんを待って、モーニングコーヒーを飲み、今日の昼食のおにぎりを購入。

 ごんべ絵さんと合流して、さぁ〜、出発。

宝塚駅、出発点 (宝塚駅発8時)
 住宅街の裏山をくねくねと登り、う〜ん、とよさんがいないと、迷子になります。

 塩尾寺あたりまで来ると、やっと、山道になり、ホッとする。

 日が差すと暖かいが、どっちかというと、肌寒い。

 登山道は、深く掘られている方が多く、ちょっと歩きにくかった、雨が降っていたら大変そう。




家並みを外れたらこんな登り。

 谷乗越で、車道を横切り、再び、山道に入るが、又、車道を歩き大平山(登りませんでした)を通過、と、こんな調子で、山道を歩いたり、アスファルトの車道を歩いたり、全縦の一般ルートと逆なので、標識が見にくく、特に車道になると、不安そうでした(私は、とよさんにおんぶに抱っこ状態でしたので、とよさんが大変だったのです、ごめんなさい)




塩尾寺の上寺入口にある、「大平山を経て六甲最高峰」の標









少しは楽な登りになりました。

 そうそう、途中で、大学生らしき女の子2人に追い越されました、そして、10本アイゼンをつけた人物とすれ違いました、その後、この人物のおかげで、共通の話題に盛り上がりました。






六甲全山縦走路の指導標









画面、左へ大平山方面です。













大谷乗越 で、大平山への標識が続く。










大平山へのNTT取付け道路に出てきました。














竜の木










余裕のごんべ絵さん、まだ、先が長いよ。









やっと、六甲最高峰への指導標。










カエル石、米沢弁でビッキ石













ここにも、六甲最高峰への道標









出てきたら、中型バスが迷っていた?









トンネルの左側に道があります。









出たり入ったり、大忙しです。













六甲最高峰

(六甲山着13時20分・発30分)










三角点?座標点?










記念写真









神戸の街と海

 

 六甲山を越えた辺りから、登山道と車道の出入りが激しくなり、登山道に入る時は登り、車道に出る時は下っている。




 この道標に従っていくとどこに?










進む道










歩いてきた道










道標がなくても良く分かる道










ガーデンテラスへの道標













すぐに、こんな急な登り














車道です














少し先に登山道が・・。










こんな所に出て来ました。

  六甲ガーデンテラスで、とよさん恒例のソフトクリームを食べながら、神戸の街と海を眺める。







ガーデンテラスで、ソフトクリームで幸せ

 ゴルフ場のグリーンを通る時は、筒状の大きな鳥かごに入っているような感じで通過。






ゴルフ場のグリーンを通過。
ごんべ絵さん提供










ガーデンテラスを出て、すぐに急坂を下ります。










車道を歩いていると登山道捜しが大変です。









もうすぐ、ホテルゴージャスな夕食&夜景


 やっとやっと、六甲山ホテルに到着、神戸の夜景を見たくて、予約しました。








六甲山ホテル到着、ふくらはぎが痛いです。
六甲山ホテル着15時30分

 3人一緒の部屋ですが、ベットは私たち、畳の間がごんべ絵さん、早速お風呂に入って、豪華な夕食。

 ジンギスカンのバイキングですが、たっぷりのお肉と魚介の焼肉で満足、美味しいビールを3人で乾杯して、夜景を見て、これって、至極満悦?って言うのかな、最高です、昨日の野宿はなんだったのだ?

 ホテルの屋上で撮影会、残念ながら、私のは全部ピンボケ、夜景の画像はごんべ絵さんから頂きました。

ホテルの屋上から
ごんべ絵さん提供

 19時半には、寝てしまいました、おかげで、ぐっすりzzzzzzzzzzz。


ごんべ絵さん提供
星空も綺麗でした。




4日
 ぐっすり寝て、爽快なのに、窓の外は、雪???やっぱ、雪でした、ちなみにこの日は「雪化粧の六甲山」の見出しがついた翌日の新聞にのってました。

 ホテルの朝食は、バイキング、で、時間は7時半、この時点で、須磨アルプスは諦めていました、一歩も来たいと言っていたので、定年後の楽しみにしようと、気持ちを切り替えました。

 そして、あろう事か、今日の昼食を忘れてました、それも、昨日の夕方に気がついた私、マイッタなぁ〜、とよさんに食料を分けてもらいましたが、ごんべ絵さんの一言、「パン、昼食に持っていけるね」、そうだそうだ、目の前が明るくなり、しっかりと、調達しました。

ホテルの部屋から雪です。

 80人の団体が先に朝食をとっていたので、私たちは8時近くの食事、出発できたのが、予定より遅くなってしまった。









これから、出発です。










車道に出てきたところ。










登山道に入るところ










六甲山ホテルと六甲最高峰(鉄塔)










アゴニー坂の上にある、天上背後前

 掬星台(摩耶ロープウェイ)までも、昨日と同じ登山道と車道の出入りが忙しい。









ロープウェイ近く
 掬星台で、まむさんに今日初めての連絡、ここで小休止。








掬星台で、神戸港と街

 これより、下りが多く、逆コースだと、結構きつそう、こんなに下ってもいいのかしらと、普通は不安になるけど、登っても大して時間がかからないし、ただ、車道歩きがきつい。

 どんどん下って、新幹線の新神戸駅への分岐、市ガ原に到着、ここで、ごんべ絵さんとお別れ、ごんべ絵さんの「恵那山おいで」の言葉をしっかり受け止めて、私たちはまむさんと合流すべき、高取山を越えて妙法寺に進む。

市ガ原、ここでごんべ絵さんと別れる










順番間違えました
市ガ原への道標


 市ガ原付近で、ちょっと迷って地図で確認、大龍寺で、車道を横断、ここから、鍋蓋山〜菊水山まで山道。

 







鍋蓋山への登り口


鍋蓋山で、まむさんに連絡、昼食をとり、出発、ここからは、みぞれになったり、晴れ間が出たり、そのたんびに雨具を着たり脱いだり忙しくなった。











鍋蓋山

 鍋蓋山を下り、有馬街道の上をつり橋で渡り、菊水山の急登を一気に登る、鍋蓋山の下りはみぞれ、つり橋あたりで、晴れ間、菊水山の下りでみぞれ、山道を下りきって車道に出ると、晴れ間、水道局ポンプ場?で、腹ごしらえ。








菊水山
どんよりしてます。
民家のある、鵯越(ヒヨドリゴエ)に出たら、迷子、地元の人を見つけては、聞いて歩く(ごめんなさい、この係りはとよさんに任かせっきりでした)。

 高取山を目指して、丸山市街地を神戸市発行の「六甲全山縦走マップ」を見ながら歩いて、途中、コンビ二に寄って、順調に行っていたのに、あら〜、地図上で省略(拡大図)になってるよ〜、案の定、迷子。

 地元の人に聞いても、分かれ道があると、「???」なんとか、高取山登山口に近づいて来たが、マタマタ、迷子、又、道を聞いて、「高取山」の標識、木に隠れて懐かしい「六甲全山銃走路」の看板、ほんとに懐かしくなってきました。

 この辺りから、みぞれになり、高取山は寒かった、途中の神社の階段で、腹ごしらえ、ほんとにお腹が空きました。

 一応、高取神社にお参りして、まむさんが待つ、妙法寺へと下る、民家に出てくると、相変わらず、迷子。

 今度は近くにいる、まむさんと連絡し、「どこにいるの?」と言われても、「民家に出てきた」との会話、近くにいる人を見つけては、聞いて行く。

一気に須磨アルプス核心部

 とよさんが、まむさんを見つけて、私に教えてくれました、会えて、ホッとしました。

 私たち、ここで、まむさんが車で迎えに来ているものだと、勝手に楽な事を話しながら、歩いていました、でも、まむさんの山支度でのお迎えに、須磨アルプスに行ける事を確信しました、大分、ヨレヨレの足になりましたが。

 寒い中、大分待たせてしまい、でも、そんな事を感じさせない暖かさで私達を迎え入れて頂き、案内をしていただきました、もう、市街地では、迷子の心配は無くなりました、後は、暗くなる前に安全な所まで行く事です。

 最後の須磨アルプス、東山、253mの高さなのに、階段になっていて、段差が大きい事、這いつくばって登りました、足は思うように上がらず、息も絶え絶え、よくまぁ〜、この縦走を日帰りで出来る事出来る事、と感心と同時に驚異を感じました、最後に「凄いなぁ〜!」と、へばりながら思いました。

馬の背をバックに

 馬の背の、ハシゴをなんなく越えて、横尾山?で、又、腹ごしらえ、まむさんの、あったかいコーヒーとお菓子をご馳走になりました。

 ここからは、薄暗くなり、ヘッドラントをつけて、慎重に下る。

 栂尾山(トガオヤマ)で、明石海峡大橋や須磨の夜景を見ることが出来、最高でした、まむさんには、初体験「須磨アルプスをヘッドライトで歩く」をさせてしまった私、まむさんがいなければ、こんな、綺麗な夜景は見れなかった。

 ここまで来れば、もう満足、高倉台に下り、まむさんのご主人の車で、須磨駅まで送って頂きました。


栂尾山ここまで
足元見て、ズックです
神戸市から購入

 須磨駅周辺で、とよさんに美味しいお寿司とビールをご馳走になり、満足、ご馳走様でした。

 イヤァ〜、ふくらはぎの痛いこと痛いこと、バンバンに硬くなって、駅の階段の上り下りが悲惨。

 今晩は、とよさん宅に泊めて頂き、一緒に帰宅、大阪方面へ、乗った電車は私鉄、関西は、私鉄の方が便利な様です。

 とよさん宅に到着、ご主人が帰宅しており、快く迎い入れて頂き、お風呂にも入れて貰いまして、ビールもご馳走になり、気持ちよく寝ました。

 翌日は、とよさんに大阪駅まで送ってもらい、30年ぶりに会う友人と落ち合うまで付き合っていただきました。

 その日の夜10時過ぎに、母がいる姉の家に着き、1年ぶりの親孝行?をして来ました。

 土曜日の夜8時過ぎ帰宅。

 とよさん、ごんべ絵さん、まむさんを巻き込んで、私が34〜5年間、気になって気になってしょうがない「六甲山」きっかけは、新田次郎の「孤高の人」

 念願かなって、幸せです、とよさん、ごんべ絵さん、まむさん、ありがとうございました。


 ふくらはぎが、バンバンになり、帰宅してからも3〜4日、筋肉痛になってました。


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