ダービースタリオン2とはなんぞや?
ダービースタリオン2とは、競馬の馬を育ててレースに出し、勝って(負けて)云々……といった、競走馬育成シミュレーションゲームです。……というか、これを見る人はそんなこと分かっていますね。 |
シルバイオーとはなんぞや?
シルバイオーとは、ダービースタリオン2の公式ブリーダーズカップ「アスキー杯」の優勝馬で、「牝馬10代重ね」と「60戦無敗理論」(詳しくは後述します)を駆使して作られた、非常に強い馬です。
●シルバイオー 牡9歳 58戦58勝 鹿毛 |
牝馬10代重ね
このゲームで強い馬を作るには必ず抑えておきたい理論です。シルバイオーを越える際、必ず必要となります。
●牝馬10代重ねとは しかし、短距離種牡馬を重ねたからといって必ずしも母馬のスピード値を超えるとは限りません。「すべての代を未出走の母馬から生む」と仮定した場合、同じ成長系で同じ性別の馬なら高いほどスピード値は高くなりますので、「前の代よりも値段が高い」ならOKです。逆に前の代と成長系、性別が同じにもかかわらず値段が落ちてる場合は代重ねの意味がないので注意。 重ねるときの注意点ですが、このゲームは3代目以降非常に牝馬が産まれにくい(わずか1%!)設定となっているので、根気良く産み続けることでしょうか。……よく考えたら注意点でもなんでもないな。しかしこれが1番重要なことなのです。 ちなみに、スタミナも牝馬を重ねることによって上昇しますが、判別がやりにくいのでとりあえず無視していいです。最後の2、3代で吟味するくらいで問題ありません。
●効率良くたくさん産むには あと、時間短縮のためVTRはなるべく短い距離(=時間も短い)のレースにしましょう。理想は新馬戦(1000メートル)ですが、自分の馬が参加しないと録画できない(「競馬場」コマンドでは行けない)ので、1200メートルのレースで妥協しても可です。当然のことですが、一口に1200メートルのレースとはいってもたくさんあるので、なるべく時間のかからないレース(芝良でのスプリンターズステークスとか)を選んで録画しましょう。 筆者の場合は、3歳4月で種付けし、5月1週に受胎されているのを確認してセーブ。ちなみに、3歳での受胎率は10%なので、4月4週でVTRで乱数を変えつつ受胎を確認します。このときなぜセリ市を使わないかといいますと、セリ市は毎週1頭ずつしか補充されないので、2頭以上使うと産むときの乱数の変化手段がそれだけ減るからです。とはいえ、ほかの乱数変化手段が切れた場合は使いますが。
●具体的な配合例 このゲームは「ダービースタリオン96」以降とは違って近親配合によるデメリットは気性難と重度の脚部不安だけで、スピードなど能力的なものは一切下がりません。したがって、それを無視できるのならスティールハートでひたすら重ねるのが、自身の距離適性の他ハビタット(早熟+スピードダブル)とサーゲイロード(スピード+スタミナ)とアバーナント(スピード)のインブリードがあるためスピードがつきやすい上、種付け価格が同じなので産まれてくる馬に種牡馬の価格差が出ず、判別が楽です。 ただ、スティールハートで重ねるとあとでスタミナを乗せる段階になったとき普通に馬をつけても気性難ばかり生まれる気もするのですが……。気性難も遺伝するのでしょうか? |
10代重ねた後
●スタミナを乗せる 10代(くらい)重ねて、未出走母馬から産まれた牝馬の価格が早熟で6500万(スティールハート種付け時)程度の馬が産まれたら第1段階は終了です。続いてはスタミナを乗せるようにしましょう。ちなみにスタミナは、距離適性の長い馬をつければ伸びます。判別の仕方は……不明です(すいません)。おそらくこのくらい重ねると調教をしなくても入厩即レースですら予想印が「◎◎◎◎」になると思います。というかならないようならまだ重ねが甘いということなので、短距離種牡馬を重ねましょう。 スタミナを乗せるには長距離種牡馬を重ねるのですが、このときもしっかり売却価格が落ちないよう気をつけなくてはなりません。種牡馬の値段が変わると思いますのでそれによる変動も考慮して採用、不採用を決定しましょう。参考までにいいますと、筆者がやったときはリアルシャダイで早熟7200万牝馬、スリルショーで早熟6600万牝馬が出ました。もちろんこれらの馬とスティールハート早熟6500万牝馬が同じスピードを持っているかといわれると疑問符が付きますが、一応の目安にはなると思います。 またこのとき、牡馬で見込みがある馬が産まれた場合、試しに育ててみるのもいいです。スタミナがない母馬から産まれたので同じようにスタミナがない場合が多いですが、ときたまスタミナコメントをされる馬が出てきます。意外なほど走るかも!?
●仕上げ:牡馬を産む デメリットのほうを見ますと、気性難は確実にアウトです。そんなムラっ気があるような馬はいりません。もう1つ脚部不安はといいますと、まああってもいいです。故障したらターボファイルからロードすればいいだけですし。 売却価格に関しては、筆者は早熟1億600万円(ノーザンテースト産駒)、普通7700万(ノーザンテースト産駒)、超晩成4600万(アンバーシャダイ産駒)まで確認しました。ただ、この価格に固執する必要はないと思います。実際筆者が育てた馬はこの価格ではありません。 |
いい馬が産まれたら90%は終わったも同然です。残りの10%、つまりレースと調教について、これから説明していきます。
入厩〜調教
●入厩時期 馬の成長型によって入厩時期が異なりますが、入厩するのは3歳1月1週がいいです。ビシビシ鍛えましょう。厩舎には美浦と栗東がありますが、レースを考慮して美浦に入るのがいいです。
●調教 デビュー後は馬体重と相談しながら単走強めを基本として単走一杯を加えながら仕上げていきましょう。併せをやると調子が変わることがあるので注意。また、調教機会を増やすために体重の増加は6kgずつが好ましいです。調教などで乱数を変えながら6kgずつ増やしましょう。ただ、筆者はそれが面倒だったので4kg増えたら次週へいってましたが……。 あと調子についてですが、特別な理由でもない限りロードを繰り返し「順調にきています……」で固定しておきましょう。強くなれば調子など最悪でもレースには楽勝できますが、調子が悪いと馬体重が増えにくいです。ということは調教の機会が減るということなので、それだけ強い馬ができにくくなります。特にレース後なんかは調子が変わってもコメントが「レース後でも元気いっぱい……」といった調子とはあまり関係ないコメントが出てくるので、単走馬なりで調子を見るのも手です。 成長型にもよりますが、いずれスピードが落ちてきます。6、7歳になったら、従来のスタミナ調教に加えて少しずつスピード調教を施す必要が出てきます。年齢を追うごとにスピード調教の割合を増やしていくといいです。 こうして8歳有馬記念までレースが終わったらいよいよブリーダーズカップ用の調教へ移ります。具体的には、9歳12月4週までひたすら芝で追います。たとえ超晩成とはいえ9歳になるとスピード値が落ちるだけなので、それを芝で追うことによって補い、さらに+αのスピードを得ます。 また、8歳有馬記念まで容赦なくレースを使っているとかなり疲労が溜まるので、体力回復も兼ねます。調教をしているのだから疲れは取れないのでは? と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはないです。1年あれば十分回復します。 |
レース:60戦無敗理論
ブリーダーズカップ用の馬を育てる際に必要になるのがこの理論です。このゲームは、勝てば勝つほどブリーダーズカップでの能力が上がるので、1つでも多くの勝鞍をつけることがそれだけ能力アップにつながるのです。このとき、1つでも負けると勝鞍による能力アップがパーになるので、負けることは許されません。セーブとロードを繰り返し、必ず全勝しましょう。
なお、レースはオープンだろうがGIだろうがどれでも構いません。
ちなみになぜ60戦無敗理論と呼ばれるかといいますと、3歳〜8歳までできるレースがだいたい60戦だからです。
●レース運び
●3歳〜4歳 続いてクラシック戦線です。当然皐月賞→ダービーと出たい(勝ちたい)ところですが、筆者は余裕を持たせ「弥生賞(3月2週)→スプリングステークス(4月1週)→皐月賞(4月4週)→NHK杯(5月3週)→NZT(ニュージーランドトロフィー)4歳ステークス(6月3週)→高松宮杯(7月4週)」と進みました。ダービーで勝とうがほかで勝とうが同じなのでダービーはあえて無視しました。これで夏休みです。 そして秋〜冬のGI戦線。これはもう古馬(5歳以上)と同じと考えていいです。一応菊花賞トライアルがありますが、時期が半端なのでローテーションに組み入れるのは難しいです。筆者は「オールカマー(9月2週)→毎日王冠(10月1週)→天皇賞・秋(10月4週)→ジャパンカップ(11月4週)→有馬記念(12月4週)」と進みました。4歳なので天皇賞・秋の代わりに菊花賞に出てもよかったのですが、移動の際の場体重減を嫌って天皇賞・秋に出しました。 さらに有馬記念後に余裕があれば、平安ステークス(1月3週)に出るのもいいです。平安ステークス→フェブラリーステークス(2月4週)→春競馬につなげてもいいですが、体力的にきついので平安ステークスかフェブラリーステークス、どちらかを捨てて体力回復に努めましょう。
●5歳〜8歳 そしてオールカマーにつないで秋競馬へ。これを5歳〜8歳まで繰り返して勝鞍を稼ぎます。ただ、8歳あたりになるとすぐ「かなり疲れています〜」状態となったりして、むかついたのでそのまま強行出場したりもしました。 なお、凱旋門賞ですがはっきりいって出るだけ無駄です。ちなみに、凱旋門賞へ出るには皐月賞以外の2000メートル以上のGIを2つ以上勝って(同じレースが2回でもいい)から最後に宝塚記念を勝ち、9月1週に入厩していると打診がきます。そして1ヶ月間遠征に出て、10月1週にレースが始まります。で、10月2週に帰ってきます。 このとき、最後に宝塚記念を勝っていなくてはならないので、まず高松宮杯を使うことができません。使うと打診はきません。そして9月1週から遠征するのでオールカマーに使うことができません。さらには毎日王冠にも使うことができません。つまり凱旋門賞1回のために3回のレースを潰すことになり、勝鞍が2つ減るのでそれだけブリーダーズカップでも不利になります。それを覚悟で使うなら構いませんが……。 こんな感じでレース経験を積んでいき、8歳の有馬記念を最後にブリーダーズカップ用の調教へ移行します。このとき、最後のレースに使った脚質がそのままブリーダーズカップでの脚質になるので、8歳の有馬記念は必ず「とにかく逃げろ」で戦いましょう。
●レースでのバグ? |
最強馬は寸止め
上のバグはどうやら強くしすぎると能力値が限界を超えてゼロに戻ってしまうことが原因みたいです。ちなみに、この現象はブリーダーズカップでも起きました。通常のプレーでは前述の方法で回避できますが、ブリーダーズカップではそんなことはできません。ということは完璧な状態でちょうど能力値がMAXになるようにレースや調教を考えなくてはなりません。つまり、「60戦無敗理論」のところでちょっと書いた「100戦できるなら100戦したほうがいいに決まっていますが……」というのは間違いだということです。 もちろん、馬のもともとの能力が劣るのであれば戦績による上昇を考慮してなるべく多くのレースをこなしたほうがいい場合もありますが、もともと強い馬はあまりにも多くのレースをしても無意味、むしろ能力がループしてゼロになってしまうのでしないほうがいい、ということになります。 つまり、60戦無敗理論というのはそのへんも考慮した理論ということですね。 参考までに戦績を積みまくった馬を紹介します。筆者が何度かブリーダーズカップをやってみましたが、人気以外の印はついたことがありませんでした。レースでももちろん大惨敗を繰り返します。直線でムチを一切入れないのが見物(?)です。
●ウクキカー 牡馬9歳 栗毛 91戦91勝 508kg
本番で作った馬と区別するために、510kgバージョンも用意しました。 |
最後に:努力(?)の結晶
最後に、筆者が実際に作った馬を紹介します。 一応シルバイオーに勝ちました。
●ウクキカー 牡馬9歳 栗毛 |
以上でダービースタリオン2でシルバイオーに勝つための攻略を終了します。
……シルバイオーに勝つ攻略ではなくシルバイオーを作る攻略になっちゃったな……まあいいか。
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