洞爺湖町

洞爺湖町は北海道の虻田郡の胆振支庁西部にあり、内浦湾北岸に在ります。洞爺湖岸には洞爺湖温泉があり、有珠山、昭和新山観光の拠点としての役割も担う道内有数の観光地を抱える町です。

洞爺湖は洞爺カルデラ内にできたほぼ円形の湖で、中央にある中島の最高点を中心に洞爺湖町と壮瞥町に二分されており、洞爺湖町の領域となるのは西側の約3分の2です(このうち、南の3分の1程度が旧虻田町、北の3分の2程度が旧洞爺村です)。弁天島全域と中島・観音島の一部を含む。洞爺湖は海との距離が近い割には湖面標高が高く、このため中心市街にほど近い青葉町まで導水パイプを敷設し、高低差を利用した水力発電(出力19,500Kw)が行われています(北海道電力虻田発電所

洞爺湖町は長万部と室蘭のほぼ中間にあり、これらを結ぶ道央自動車道、国道37号、JR室蘭本線などが海岸沿いを通っていたり、札幌から中山峠を越える中山国道(国道230号の一部)の終点となっているなど、交通の拠点ともなっています。北海道の峠情報(中山峠のライブカメラ参照)

洞爺湖町南西部(旧虻田町西部)は洞爺湖のカルデラ壁から続く斜面が海へと迫り海食崖をなすなど地形は険しく、ここを通る道路・鉄道には多くのトンネルが設けられいます。また虻田漁港が2000年有珠山噴火で機能停止、使用不可の状態を経験したため大磯町の海岸線を防災、避難機能をもつ虻田漁港大磯分区として建設されました。

洞爺湖町南部(旧虻田町南部)は赤川や板谷川が生み出した平地となっており、砂浜の海岸を持っています。洞爺駅虻田小学校、洞爺湖町役場、虻田神社はこの平地の北西部、赤川右岸に在ります(右岸:川において上流から下流を見て右側の岸のことです)

洞爺湖町南端から伊達市有珠町にかけては、噴火湾では珍しい出入りの激しい海岸線がある。これは約7,000年前の有珠山の爆発による噴出物が海にせり出して作られた地形で、岬状に突出した部分の陰に虻田漁港が作られています。

洞爺湖町東部(旧虻田町北東部)の洞爺湖に面した地域との間には急峻なカルデラ壁があり、ここを越える国道230号は大きく蛇行しながら湖岸へと降りていく。湖南岸の洞爺湖温泉は1910年の有珠山の火山活動後に発見された温泉で、大型ホテルが多くあります。西岸の月浦地区、その西の高台にある花和地区、そして隣接する洞爺村・豊浦町にかけては牧場(レークヒル牧場、メジロ牧場など)が点在しています。

気候は海洋性で冬でも温暖で北海道の湘南といわれています。旧虻田町では積雪が少なく桃や柿などの果樹も育ちます。旧洞爺村では「特別豪雪地帯」で積雪が多い。

分類項目
洞 爺 湖 情 報
L i n k s
洞 爺 湖
〒049ー5692
北海道虻田郡洞爺湖町
栄町58番地

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