キムケン先生 番外編 サムライ先生のロマンス -------------------------------------------------------------------------------- [40] 題名:サムライ先生のロマンス 第一話 投稿者 : ジャイアント支部長 投稿日 : 2000年3月5日<日>18時07分 話は反生徒会同盟結成時まで遡る・・・。 「だからね、ふざけんなって!!!笑わせるなということですよ!!!大体蝶野や長州教頭とかがねガタガタいってるけど、関係無いって!!!」 サムライ先生の語調は加熱の一方だ。ここは山陽地方、O県の大学の体育館である。教育討論会の講師として呼ばれ講演をしていたサムライ先生であったが、いつのまにか話が少しばかり脇にそれてしまったようである。 「だからね。俺達は自分達で学園祭のキップも売ったし、ポスターも自分達で張って回った。精神が違うって!!!(中略)・・・いつか泥の中から必ず綺麗な花を咲かせてやるって!!!!」 そういうとサムライ先生はおもむろに壇の上によじ登りガッツポーズ&ベルトを巻くポーズだ!!!だが、そんなサムライ先生の肩を叩く人があった。本日付き添いの新日学園の事務員で紅一点の尚美さんである。 「サムライ先生・・・。もう終わりましたよ。」 ニッコリ微笑む尚美さんともうとうの昔に重く閉じた垂れ幕を見比べ真っ赤になって照れ出すサムライ先生。さながらキムケン先生のようだ。 「さっ、急がないと帰りの新幹線に間に合わなくなりますよ。」 テキパキと身支度を始める尚美さん。だがサムライ先生は袴一丁なので準備の必要がないのであった。 「ふーっ。何とか間に合いましたね」 新幹線はO駅を出ていた。サムライ先生と尚美さんが相席で向かい合う形になっている。 「でも私、今日のサムライ先生のお話感動しちゃいました。」 「え・・えっ!!?」 「なんか、サムライ先生が今まではどんな人か解らなかったですけど、思ったより真面目な方で安心しました。今日の講演凄く格好よかったです!!!』 「ば・・馬鹿なこというなって!!!笑わせるなとい・・言うことで・・ですって!!!」 すっかり照れて動揺を抑えるのに必死なサムライ先生。 「そういえば・・・キムケン先生に聞いたんですけど、ビートルズがお好きなんですか?」 「ビートルズ!?僕は中学時代からのファンだったって!!!アルバムもね、擦り切れるぐらい聞きましたって!!!・・・・」 自分の得意分野に関してなので次から次に言葉がポンポン出てくる。尚美さんに口を挟ませる間も無いほどビートルズに関して語り続けるサムライ先生であった。 「・・・・だからね!!!神様みたいなもんだって!!!」 電車はいつのまにか名古屋駅に入っていた。そこでサムライ先生の発言も一区切りついたのであろう。座席に立ち上がりガッツポーズをしている。尚美さんはそんなサムライ先生の様子を微笑ましく見つめている。 「そうなんですか・・・。私、最近SPEEDが良いなって・・・ほら、これが新しいシングルなん・・・。」尚美さんが最後まで発言するかしないかの間でいきなりサムライ先生の張り手が尚美さんの頬を張り飛ばしていた。尚美さんも周りの乗客も何が起こったのか理解しきれていない!!! 「馬鹿!!!馬鹿馬鹿馬鹿!!!!!SPEEDなんてね・・・薬なんかに安易に逃げちゃ駄目だって!!!」サムライ先生の両目からは熱い涙が頬をつたっていた。嗚呼・・・サムライ先生勘違いだって!!! (続きます) -------------------------------------------------------------------------------- [41] 題名:サムライ先生のロマンス 第2話 投稿者 : がめら 投稿日 : 2000年3月8日<水>16時16分 「なにするんですか?サムライ先生!」 尚美はマジで怒ってしまった。 「いや、でもやっぱり薬はまずいということですよ。尚美さん」 「あたしが言ってるのはスピード!あたしスピードスピリッツ(※1)の会員なんです!」 「会員?じゃあ、会員制の組織なんですか?」 サムライ先生はだんだん不安になるとともにこのままでは彼女が廃人になってしまう、何とか助けなくては、と勝手に思いこんでしまうのであった。 「これが最新の会報です」 と、見せられた小冊子の表紙にはなんか異様なラリッた女の子のイラスト(※2)が描かれているではないか! (尚美さんがこんなふうになってはまずい!) 中を見るとあるある、Tシャツや携帯ストラップ、ステッカー等々。 「尚美さん、だめですよ!このままいくと人間やめますか?になってしまうということですよ」 「なに言ってるんですか!あたしダンスも上手になりたいし、カラオケもうまいんですよ」 と言い、踊りながら歌いはじめた。 (当然、仁絵ちゃんばりのダンス(※3)である) それをポカ〜ンと口をあけたまま眺めるサムライ先生は 「ああ〜尚美さん、なんていっちゃってるダンスなんだ!これはもう危ない!」 といいながらケツをいつ出そうかとタイミングを計っていたのであった。 つづく 解説 ※1 スピードスピリッツ:スピードのファンクラブの名称である。ライジングプロの小会社として運営されている。ちなみに六本木に事務所がある。 ※2 異様なラリッた女の子のイラスト:スピードの新垣仁絵はイラストが得意で、かなり個性的なイラストである。広告代理店関係者の間では評判がよい。 ※3 仁絵ちゃんばりのダンス:スピードの中では新垣仁絵が一番ダンスがうまいと囁かれている。(おいらも生で見たとき、そう思った。;がめら談) 尚、プロダクション関係者の話によると解散したら一人だけが心配だそうだ。なぜ心配なのか?その一人とは4人のうち誰なのか?(今はいえない) -------------------------------------------------------------------------------- [44] 題名:サムライ先生のロマンス 第三話 投稿者 : ジャイアント支部長 投稿日 : 2000年3月19日<日>23時04分 ケツを出そうとしたサムライ先生。だが、それを制するかのように尚美は自分のウォークマンのイヤホンをサムライ先生の耳に押し当てる。 今まで聞き親しんでいたビートルズや天地真理とは異なるいわゆる16ビートのヒツプホップ調の音楽が耳に激しく迫ってくる。いつしかムライ先生はそのビートに合わせリズムをとっていたのであった。もっとも人から見れば激しく足をジタバタさせて尻を叩いているようにしか見えないのだが。 列車は終点の東京に着いたようだ。サムライ先生は興奮の絶頂なのであろうか、座席によじあがりガッツポーズ&ベルトを巻くポーズをしている。尚美はそんなサムライ先生の行動を微笑みを浮かべながら眺めている。 「サムライ先生。終点ですよ。」 イヤホンを耳から外しながら言葉を続ける。 「どうですか?SPEEDってなかなかいいでしょ?気にいってくれたら嬉しいですけど。」 やっとここでサムライ先生も自分の勘違いに気がついたのであろう、瞬時に顔をキムケン先生のように真っ赤にしてしまう。 「失礼したって!!!」 おもむろにヒップアタックでドアをぶち破りそのまま走り去ってしまった。 その翌日、新日学園。昼下がりの職員室。 「サムライ先生。あなたの分のスペアリブラーメンですよ。」 赤坂ラーメンからの出前のラーメンをサムライ先生の机の上におくキムケン先生。だが、サムライ先生はまるでドラゴン校長のような目をし、あらぬ方向を向いて関心が向けられてはいないようである。 「どうしたんですか?サムライ先生。朝から何かあったんですか?フッ、あなたらしくもないぜ。」 とラーメンに貪りつくキムケン先生。 (ああ、寝ても覚めても尚美さんの顔が頭から離れないって。こんな気持ちは中学の時以来だって。だったということですよ。寅さん。俺はどうしたらいいんだって!!!) サムライ先生の目の前に置かれたラーメンはどんどんのびていくばかりであった。 (続きます) --------------------------------------------------------------------------------