You　make me feel brand new　　by BABYFACE　　ＮＥＷ
　　　　　　　　（誓い　／　ベビーフェース　）

　〜天才ヒットメーカー〜



　最近日本のテレビにも多く出演するようになって、日本でもかなりメジャーになった感じがあるベビーフェース。ま、マスコミが騒ぐとおり、ヒットメーカーであることは公然のことですね。

　ベビーフェースはいろんなアーティストに楽曲を提供していて、それがことごとくヒットしているという印象もある（ヒットしていいないのもあるだろうけど）。いわゆる７０年代、８０年代のソウル／R&Bではなく、９０年代後半以降のストリングス系のデジタルサウンドをトッピングした滑らかな曲調は、この人やジャム＆ルイスが多用してるけど、それが従来のR&Bの癖を無くして、だれにでも受け入れられるサウンドになったのだろうと思う。そういう意味で、ベビーフェースは最近のソウル／R&B大衆化の引き金になっているのかも。

　昨年発売されたアルバム「Love　Songs」はベビーフェースのバラッドばかり集めたベスト版。どれもこれも甘く切ないR&Bで、ベビーフェースオリジナルの曲もたくさん入っている。一曲目の「I said Ilove you」などはベビーフェースらしくってとても好きだ。

　でもあえて、ベビーフェースオリジナルでない、日本盤のボーナストラックとして入っているこの「You make me feel brand new」が一押し。この曲はスタイリスティックスの７０年代のヒット曲としてあまりにも有名だけど、ベビーフェースなりのアレンジが効いていて、曲自体も現代風にすごく滑らかになっているし、緩やかなビートもしびれる。それに、なんといってもベビーフェースの歌がうまい。裏声も、ウィスパーも響くし、染みる。

この曲はそこら中で使われているから、誰しもなんとなく聞いたことがある感じがすると思うけど、飽きないね。



　しかしだ。日本のテレビに出てるベビーフェースの姿を見てつくづく思うのは、おやじになったな〜ってこと。「Love　Songs」のアルバムジャケットの写真は、さすがに「うそつけ〜！！」ってくらい若い写真使っているけど、それにしても最近ほんと、レゲエ入ってきた。いい味になってきたって感じ。目指せバリー・ホワイト！





Produced by TThara

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