権現岳/東稜(1998.12.13)メンバー:有持、雨宮、大野、川村、藤原、原

 樹林帯の急登は、北鎌のP2の登りではないけど、さながら「木登りピッチ」という感じで、腕とふくらはぎにはいい運動でした。

 権現のバットレスはなかなか迫力でした。左稜線以外にはルートないのですかね?岩がもろいからラインが引けないのでしょうかねえ。

 さてさて、個人的な反省点。

 先週は結局金曜日も午前3時まで残業が続き、なくなく土曜日の氷瀑はあきらめ。これも反省点(というか、くっそ〜、という感じ)。

 でも、なんと言っても今回はこの「お題」につきるでしょう。

 「原、核心のフェースで足をつる(両足バージョン)」

 連日の徹夜の疲れか、土曜日は十分寝たにも関わらず東稜の急登でふくらはぎは張るし腕は行き気味になるしで核心を迎えました。支点からトラバースをして左稜線に出て、さあ、核心のフェースだあ!と足をあげ、2ムーブくらい登ったときでした。なんと、両足をつるという失態を演じてしまった。ぎゃっ!と叫びつつ、上でビレーをしていただいている川村さんに「テ、テンション!」とか言って休まさせていただきました。結局、有持さん以外は全員フォローで登ることになったのだけど、始めは「リードするぜ!」と鼻息をあげていた自分でした。が、結局しなくてよかったようです。惨め・・・(j_j)(うぉん、うぉん)。これはパーティーのペースをかなり遅くしたと思います 。反省・・・。

 権現岳の頂上は、雲一つない快晴のもとで澄み切ったパノラマでした。これだけでもう今回来た甲斐があったという感じ。ツルネ東稜もふかふかの雪の中をバクバク下って、楽しかったっす。

 地獄谷周辺の雪稜や沢などに、もっと行きたいと思いました。天狗尾根、旭東稜、上の権現沢の遡行(含む氷瀑登攀)、地獄谷本谷 ・・・・。

 そうそう、権現の頂上から阿弥陀岳の南面(立場川の全貌や南稜)も一望でき、「うむ、行かねば!」と、思わずつぶやいてしまいましたね。
 冬季登攀、入門編の八ツは、卒業するまで相当楽しめそうです(^)。

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