How Men Are by AZTEC CAMERA
(アズテック・カメラ)
〜New Wave〜
ロディ・フレイムといえば、数年前に坂本龍一がプロデュースしていた記憶があるけど、本当にいい男だった。
黒いサングラスとギター(あのギターはレスポール・カスタムかなんかだったのかなぁ〜)と革ジャンが異様に似合っていて、ブリティッシュロックの匂いぷんぷんという感じ。・・・と、ロック/ポップスはブリティッシュしか聞かないわけじゃあないのだけど・・(^^;;;
アズテック・カメラはまさにロディのワンマンバンドで、日本でも15年くらい前にたしか雑誌ポパイ(もう廃刊になっちゃったのかな)なんかでも掲載されて一躍アイドル的バンドになっていたような気がする。でも、たしかフールズメイトなんて超マニアックな音楽雑誌にも載っていたし、そっちの書き方の方が的を射ているような気がして、つまりアイドル的に仕上げたのは日本のメディアの仕業みたい。
この曲「How Men Are」が入っているアルバム「Love」は前作「Knife」から3年もたってリリースされている。その間、ロディはヘロイン中毒になったとか、スミスを脱退したジョニーの後釜になるとか、色々噂があった。噂の多い男だね。
そのロディ。スコットランドで生まれてなんと8歳の時にデビットボウイを聞いていたといのだから相当な早熟。
さて、曲はポップバリバリという感じなのだけど、全然嫌味がないから好きだ。なんとなく甘ったるい、女の子の黄色い悲鳴がキャーキャー聞こえそうな感じはまったくなく、さらっとしている。なんていうか「さわやか」。
この曲で一番すきなのはなんと行ってもイントロのフレーズ。おそらくリバーブとコーラスをバリバリにかけたギターの音なのだろうけど、とっても軽くて心地が良い。それから「Why
should it take the tears of a woman to see how men are」(男がどんなものかを知るために、なぜ女は泣かなければならないの)って歌う詩。ヘロイン中毒だかなんだか、とにかくロディが曲をかけなかった時期に、彼のそばにいて支えてくれたのが彼の奥さんのキャシー。きっとロディはいろんな思いを込めて歌ったのだろうね。でも、ナンシーがシド・ヴィシャスに殺されたみたいに、ダンナが狂わなくてよかったね(^^)
ってなこの曲を、僕は高校時代に通学の電車の中でウォークマンで夢中になって聞いた。
ロディは今は45歳くらいか〜。年食ったな〜。
Produced by TThara
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