Happy Ending  by JOE JACKSON
(ハッピー・エンディング / ジョー・ジャクソン)

〜LA, LA, LA, LA, LA,〜



はじめてこの曲を聴いたのは中学生の時だった。
ちょうどデュランデュランとか、カジャグーグーとか(ひえ〜、なつかし〜〜(^^;;;っていうか、改めて書いてみると、こっぱずかしい名前!)が流行っていて、さらにちょうどマドンナやマイケルジャクソンが爆発し始めた頃だった。そんな「洋楽アイドル」ってな時代だったから(そういえば、ワムなんていたな〜)、余計このジョージャクソンの楽曲が新鮮だったのだろうと思う。

彼がUKチャートに出始めたのは1979年だけど、彼は小さな頃から音楽を志した、いわば優等生的アーティスト。ポーツマスでの幼年期からバイオリン、オーボエ、ピアノなんかを習って、18才の時に奨学金をもらってロンドンのRoyal Academy of Music(要は英国王立音楽学校ね)に入学を許可される。専攻は作曲とピアノ。しっかりした音楽の素地があるわけで、というわけでなんとなく「下手」な歌(^^;;;であっても楽曲とアレンジがしっかりしているからヒットするのだろう。これで歌もうまくて完璧だったら「嫌み」になっちゃうもんね。かえって面白くなくなっちゃうかもしれない。ちなみに、彼と丁度同じ時期にユーリズミックスのアニーレノックスもRoyal Academyに通っていた。あんな怖いキャラのアニーがRoyal Academyというのも驚きだけど、同じ大学にジョージャクソンやアニーレノックスがいる状況というのを想像しただけでもワクワクしてしまう。そんなキャンパスライフだったら、さぞ面白いだろう。

ハッピーエンディングは1984年の曲。僕は中学の時に、まだアナログのレコードからコピーしたカセットテープで繰り返し繰り返し聞いた。
なんといっても「Do I Listen to my heart?(これは心の叫びなのかな?)」ってなサビの歌詞がたまらなく良い。それからなんといってもLA〜LALALA〜LAって口ずさむところ。軽やかで、でも最後にmolに転調して終わっちゃうと言う技巧。

もう15年くらい聞き続けているけど、全く飽きない。おそらく一生聴き続けるだろうなあ。この曲がこの世からなくなるなんて、それは僕が死ぬときだな。僕にとってはそれくらいの曲だ。



Produced by TThara

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