偵察 〜2001.2 甲斐駒ヶ岳〜
<戸台から甲斐駒を望む>
三連休は甲斐駒の摩利支天/南山稜を計画していた。
でも、今年は雪が多く、3日間で抜けられるかどうか若干心配だった。
戸台には、数台車が止まっていた。
やはり三連休であれば人は入る。
<スズテル。ラッセルは疲れる!!>
案の定雪が多かった。
角兵衛沢出合いあたりから、なんとワカンを装着。
この後の八丁坂が思いやられる。
八丁坂は8人くらいの学生パーティーと一緒にラッセルしながら進んだ。
北沢峠までたどり着くかな・・・・、
などと思っていたが、なんとか日没前に仙水峠まで達することができた。
<仙水峠から甲斐駒・摩利支天を望む>
翌日、快晴。されど、風強し。
強烈に寝坊したこと、雪が思ったより多いこと、風が強いこと、スズテルの負傷・・・・。
と、諸々の理由により駒津峰から甲斐駒を目指すことにした。
<南山稜>
駒津峰への登りは南山稜がよく見える。
少しくやしい。
くやしいので、次にチャレンジするときの登攀のイメージを頭の中に描く。
核心は岩稜が結構露出しているから、ロックピトンやカムも有効かもしれない・・・。
スノーバーはあまり使えないかもしれない・・・。
森林限界の緩傾斜帯にはテントも張れるかもしれない・・・。
等々。
<駒津峰への登り。サングラスであやしいイチロー。風邪が強い>
仙水峠から先はまったくトレースがなかった。
バージンホワイトにトレースを刻みつけていくのはなかなか気分が良い。
人もいない。
こんなに静かな甲斐駒は初めてだった。
<駒津峰より甲斐駒本峰。頂上をかすめる強風が雲を作り出している。>
本峰へは直登ルートをとる。
雪が付き、アイゼンも装着しているので、U級程度の岩場。
やはり岩をつかむ感触は気持ちがよい。
<イチローとよっしー。岩稜を縫うように行く>
頂上直下は傾斜も強くなる。強風にあおられないように進む。
落ちても止められないから、ノーザイル。
でも、この程度じゃあ落ちねねえな(^^;;;
<頂上直下を行くイチローとよっしー>
頂上では黒戸尾根を上がってきたAC横浜ペアに出会った。
黒戸尾根もスゴイ雪だったらしい。
<頂上>
次は絶対南山稜から頂上を踏もうと思う。
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