雪原を滑る 〜2002.2 乗鞍岳〜
<スキー場の最後のリフト終点から>
どうしても山に入りたかったのだが、パートナーの都合で岩はおあずけとなった。
代わりに乗鞍岳の山頂からスキーで滑り降りることになった。
<雪に埋もれた林道をひたすらスキーで上がる>
夏は標高3000m近くまで車で行ける乗鞍も、冬は様相を一変させる。
ショートスキーにシールとアイゼンを付けて、ひたすら歩く。
のぼりはさすがにスノーシューの方が歩きやすい。
<乗鞍岳>
乗鞍岳はその穏やかな山容で登攀の対象とはならない。
しかし、3000mを越える独立峰だけあって、氷雪をまとった姿は威圧感があった。
基部に広がるプラトーでホワイトアウトを食らったら、おそらく動けないだろう。
<フリートレック・・・>
ショートスキーを担いで山頂まで上がる。
登攀用具がないため、そんなに重さも感じない。
でも風が強く、煽られて滑落しないようにしなければならない。
<木曽御岳>
頂上からは木曽御岳が見えた。
あっちも、風が強そうだ。
山頂から一気に滑り降りる。
かすかに乗っている新雪が、とても心地よい。
爽快きわまりない。
天気さえ良ければ、厳冬の3000m峰もこんなプレゼントをくれたりする。
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