涼を求めて 〜2001.7 北岳バットレス〜
<朝日と雲に包まれる地蔵岳のオベリスク。大樺沢左俣から。>
この夏はヨーロッパに行くため、6月、7月はいろいろなトレーニングを行った
その一つとして、バットレス4尾根を登山靴で登る、というトレーニングを組んだ。
<大樺沢雪渓をつめる>
夏にバットレスに入るのは初めて。
もちろん雪訓もできるだろうということでバットレスを選んだのだが、こんなに雪渓が残っているとは。
<大樺沢二股付近>
夏をこえると跡形もなくなるとは思えないほどの雪渓だった。
秋であれば清冽な水流が走る沢筋が、白い流れであった。
そして、氷の上を走る風が冷たくて気持ちが良い。
下界の酷暑を考えれば、なんと贅沢なのだろう。
そして、長く覆っていた雪が溶けるこの頃、高山植物もいっせいに咲き始める。
まさに「季節」で、北岳山頂付近は一面高山植物の絨毯だった。
<八本歯のコルからの下り。グリセードをかます。>
かわいい花に顔をほころばせながら下山。
八本歯のコルからの下りは雪渓があるので楽チン。
はじめはぎこちなかったグリセードも、慣れると面白い。
大樺沢の下部は雪渓から溶け出した水で、まさに「南アルプス天然水」。
というわけで、メンバー一同で南アルプス天然水のCMしてみました(^^;;;
<「君の心は澄んでいるんだ!」「澄み切っているんだ(訂正)・・・」なるセリフを絶叫していました。>
たまには、季節を変えてみるのも良い。
<マッチ箱に立つイチローと石崎さん>
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