秋の大樺沢 〜2000.10 北岳/バットレス/4尾根〜中央稜ノーマルルート〜
<4尾根取り付きから大樺沢を振り返る>
秋はバットレスを訪れることにしている。
今年もバットレスに入った。大樺沢は秋一色だった。
<朝日に照らされる富士山>
夜中の3時に広河原を出ると、丁度下部岩壁を登る頃に夜が明ける。
晴れていれば、こんな富士山に出くわすことができる。
やっぱり富士山は美しい。
こんなに見事なシンメトリーを形成する山はなかなかない。
<下り坂にの天気の中、4尾根をリードする山さん>
でも、秋の空は変わりやすい。
昼ちかくになるとたちまち雲がかかってきた。午後は雨になりそうだ。
<中央稜から4尾根終了点近くの登攀者を見る。>
秋は岩の隅々まで浸透していた。
夏であれば青々とした岩草がまでもが秋色だった。
<八本歯からの下り。秋の街道という感じ>
頂上にたどり着くと雪が舞っていた。一万尺の高峰では季節の進みが早い。もう冬支度だった。
でも、八本歯のコルま標高を落とすと、また秋がもどってきた。
大樺沢への下りでは、木々が見事に色づいていた。
<雨に濡れ、いっそう濃くなった大樺沢>
やはり秋はバットレスだな、と思う。涸沢は人が多いものね。
来年もまた、入ろう。
<淡く紅に染まる紅葉>
さて、そろそろ白い季節の到来ですな。
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