Always Love You by Take6  NEW
        (オールウェイズ ラヴ ユー / テイク6 )

 〜ア・カペラの真髄〜



僕が知っているア・カペラの中ではナンバーワンがこのTake6。
R&Bが流行はじめ、日本でも美しいハーモニーのア・カペラが本当にポピュラーになってきたけど、彼らほどア・カペラにこだわっている人たちというのは少ないと思う。ソウルやブラックという単語にまったくとらわれず、純粋に彼ら自身が表現したい音楽を作ったらこうなったという感じで、どことなくジャズフリークな曲や、まるでバッハのPassionのような神聖なコーラスがあったりして(事実かれらは敬虔なクリスチャン)、Boyz・・みたいに売れ線を意識していないところが良い。

彼らはリズム、メロディー、バックとすべて肉声で構成する訳だけど、そのすべてがハーモニーを成しているというか、マッチしているのがすごい。よくもこれだけ声質がそろった人間が6人も集まったものだなと思う。しかもちょうど良く音程もそれぞれ違っていて・・・。こんな6人がそろうのは運命としか言いようがないね。巷の話ではこのtake6の6人は本当に仲がよく、結束が固いみたい。みんなが互いに気を使い、一人だけ目立つようなこともなく(売れ線のプロデューサーはグループのメンバーにそれぞれの個性を持たせて売ろうとするけど。たぶん売れるのだろうねそのほうが・・・)、だからこれだけのグループとサウンドが持続しているのだろうとおもう。

この曲は最近ではホイットニー・ヒューストンが映画のサントラとしてリメイクしたので日本でも有名だけど、元をただせばドリー・バートンのカントリーだったりする。ちょっとびっくり。それをTake6もカバーしていて、これがまた良い。ホイットニーヒューストンの喉が苦しくなるような声なんかではなく、ふくらみのある訓練された声でとても深い。また、この曲はバンドインストロメントがバックに入っていて、少しポップになっているけど、Take6のハーモニーに一寸のブレもない。


本当は他にも好きな曲はいっぱいあるのだけど、Take6の入門編といったらこの曲かな。
病み付きになる声です。是非。





Produced by TThara

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