谷川岳/烏帽子沢奥壁/南稜
(2006.7.8)
メンバー:原(ARI)、石田(一同心)

久しぶりに谷川岳に入った。本当は中央稜に入る予定であったが、先行パーティーが多くて断念。南稜で快適な岩登りを楽しんだ。


<一ノ倉全景>
7月8日(土)晴れ
仕事の関係から金曜日の夜ではこの1年間不可能だったので、久しぶりの土曜日クライミングとなった。朝石田さんと合流して、久しぶりの一ノ倉へ。雪渓は濃く残っていた。







<テールリッジ取り付き>
事前の情報どおり、テールリッジ取り付きが崩壊していて悪かった。グズグズの岩くずで覆われており、足も手も悪い。グラグラする大きな岩ものっかっていて最悪だった。慎重にクリアして最初の樹林帯に入るといつもどおりのテールリッジになる。
しかし今年はブヨが大発生であった。もうかゆくてかゆくて。石田さんの持ってきたハッカ油が重宝した。
中央稜取り付きでは先行パーティーが多く順番待ちであった。しばらく取り付きで待ちつつ悩むが、南稜を見るとまだ先行は1パーティーのみ。それでは、と南稜に転進する。一路烏帽子沢をトラバース。








<南稜テラスで>
南稜に付くと、先行パーティーが1ピッチ目を終えるところだった。準備をして取り付く。
石田さんリードで行くが、久しぶりの岩登りでなんだかあまりスムーズでない。核心のチムニーのところでもたついているし、ザイルの流れも悪くなってしまったのでここで切って、原が急いでフォロー。以降、原のオールリードとなる。






<1ピッチ目チムニーをフォローする石田さん>
1ピッチ目のチムニーはやっぱり面白かった。
2ピッチ目のフェースは、久しぶりに来るとああピンがあまりないのかな〜、と感じたりする。最近岩登りしてないから感覚も狂っているのだろう。
緩傾斜帯はノービレイで歩く。
3ピッチ目の出だしのフェースを回り込んだところで先行パーティーに追いつく。下のビレイポイントでビレイ。石田さんを迎え入れ、ここで抜かさせてもらう。
4ピッチ目、馬の背へ。そこそこ高度感も出てきて面白くなる。
5ピッチ目、核心基部まで。
6ピッチ目、核心の壁。濡れていたけど、特に問題なし。終了。





<最終の核心ピッチ>
抜かしてもらったパーティーはそのまま一ノ倉岳を越えて平標山まで抜けるとのこと。良いな〜
我々は5ルンゼを下降。南稜取り付きまで問題なく下る。そのままブヨの飛び回るテールリッジを駆け下り、ご機嫌な雪渓をすばやく駐車場に向かうのだった。








 








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