阿弥陀岳/北稜〜赤岳〜横岳/トサカ岩登攀〜硫黄岳(1998.11.21〜22)メンバー:雨宮、大野、酒井、川村、原(ARIアルパインクラブ) 

  3連休で八ヶ岳に行って来ました。ルート等は以下のとおり。

 参加者:雨宮、大野、酒井、川村、原
 行程:11/21(土)阿弥陀岳北稜〜中岳〜赤岳〜展望荘のあたりでビバーク11.22(日)トサカ岩〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜下山

 当初予定していた赤岳主稜は、時間切れと天候がさほどよくなかったため(強風雪)、割愛しました。
 赤岳は一般縦走路からの登頂です。

 阿弥陀岳の北稜は余裕でした。ジャンクションピークが若干わかりにくいのと、そこから取り付きまでがちょっと急なだけで、悪くもなく、正直言って「つまらん!」という雪稜。上部の岩壁もいくつかラインがとれるけど、一般的なルートは明瞭で簡単。でも、若干難しいラインを取った川村、大野ペアは結構苦戦していたようです。でも、まあ難なくクリアという感じ。ノーロープでも十分いける感じでした。

 阿弥陀岳をやっている最中、時折吹いていた強い風は赤岳頂上ではかなりの強風、というか突風となっており、細かい雪も混じってコンディションはさながら厳冬期といった感じでした。その中でビバークを強行!立っていられないほどの強風の中、川村さんの見事なさばきでなんとかツェルトを張りました。

 しか〜し、強風雪の中では全然見えなかったのだけど、翌朝晴れてみるとビバークポイントと目と鼻の先に赤岳展望荘があった!小屋からおじちゃんがすっ飛んできて一言、「ここはツェルト張っちゃいけないんだよ!始末書書いて」
 ・・・始末書を書かされました。

 翌日は横岳方面に少し進み、岩壁をトラバースして中山尾根上部のトサカ岩を登攀。前日の強風雪でホールドは雪に埋まってるは、エビのしっぽはついてるは、新人の我々は結構「う〜ん」という感じだったけど、なんとか全員登ることができました。難しかったけど、面白かったですね。

 その後は硫黄岳を回って赤岳鉱泉、北沢経由で下山。短かったけど、強風雪の中のビバークやトサカ岩の登攀のおかげで、とても充実した山行でした。

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