うらぢ日誌 2002年3月分
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3月29日(金) 何か最近隔日更新になっているなあ(すまぬ)。 本日はフローベール著の「紋切型辞典」(岩波文庫)を題名を見ただけで買ってしまった。書物の場合にCDのように「ジャケ買い」に相当する言葉ってあるのかな。内容は辞典のように五十音順に並んでおり(原作はアルファベット順だが)その意味はその語の解説を書くべきところを皮肉混じりに書いている。19世紀フランスの作品なので皮肉の意味がわかりにくいものが多数だが、日本にもこれに倣ったような著作等(クラシック音楽のもある)があるあたり影響は大きかったに違いない。例を挙げると「『三文記者』ジャーナリストはみな三文記者/さらに「低俗な」と付け加えれば、最大級の軽蔑になる。」、「『経済学』血も涙もない学問。」といった具合に。ちなみにベートーヴェンとワーグナーも挙がっている。【毎日書評】 リクルート事件の江副浩正被告への論告求刑後半がやっと東京地裁で終わった。焦点は賄賂性と未公開株の譲渡が値上がり確実なものかどうかにあるようだ。確かに上場しなければ株価はわからないが、未公開株が一般人にとっては手に入りにくいため持っていると羨望の目で見られることになるのは確かでおそらく不利な判決が出そう。賄賂性に関してはこれだけでは判らないけど。【読売、日経、朝日】 ベスプレにて今シーズンのペナントを占ってみると、セは中日、巨人、ヤクルトが争いそう。パはダイエー、西武が抜けているよう。まあお遊びなので。 3月27日(水) 産経のサイトで「8人射殺、29人重軽傷」の見出しだけしか出ていなかったが、どこと思うか?私の考えた3つの場所@イスラエルAネパールBフィリピンと自分の気になる地区を思い浮かべて記事を見ると【産経】。でも市会議事場にあっさりと乗り込まれていいのか。昔裁判所で殺人があった事(しかも日本で)を思えばそうでもないかな。ともかくわかりやすい見出しにしてくれ。 昨日の東京都が行った銀行に対する外形標準課税の判決の話題に関して【毎日】。結局銀行を狙い撃ちにした税金が平等に反するかではなくて、地方税法上の解釈では外形標準課税はできないという判断になった。いろいろな社説(読売除く4紙)【朝日、産経、日経、毎日】を読む限り焦点は公平な税負担に話題は集中しており、地方税法の解釈に触れたものはなかった。裁判所が判断していないものを触れてもと思えるし、事前に協議をした上でというのも時間がかかってつぶれていくかもしてない。私的には裁判沙汰になろうとも思い切って決断したことを実行していくことが今の世の中必要だと思える。下手な話し合いは公平に見えても時間がかかって他のことができなくなる。現に変なことで揉めている間に予算案があっさりと通ってしまったではないか。【その他:日経@、A、B】 京都市がバスの車体広告を禁止する方針となった【ZAKZAK】。ただでさえ赤字で苦しんでいる交通局に追い打ちを掛ける事をしなくてもと思うが。あれぐらいで景観を損なうと言われてもと思えるのだが。どうせ町中走っていることの方が多いわけだし。どこの団体が文句を言ったのだろうか。 3月25日(月) 某所にて「超弩級」の用語について書かれていたが、「弩」=「ドレッドノート」のことだったのか【参考サイト】。私は勝手に「大きい弩(クロスボウ)」=「バリスタ」【参考サイト】と勝手に決めつけていたので、私的解釈は良くないなあと思った次第(また反省かよ)。ちなみにドレッドノートは1906年に建造されたイギリスの戦艦でこれを機に世界は建鑑競争に入っていったらしい。ちなみに「バリスタ」をGoogleのイメージ検索で調べてもちょうどいいのが出てこなかった。 毎日新聞が社説内で憲法について時折連載のような形で掲載しているが、今回は違憲立法審査権についてでした【毎日社説】。毎日新聞はバックナンバーを残してくれるので有り難い。日本の司法機関が立法府と激しく対立するような判決を残さないことに対する問題である。読んで法律が違憲かどうかは判断しないことになっていたなあと思いだした次第。学生時代いろいろな判例を読んで憲法って象徴的規定にとどまっているなあというイメージがある。最近憲法の本は読まないので突っ込めないが…。 財務省発表の国の借金は582兆円余りらしい【日経】。名目GDPが503兆円だからかなり借金漬けだなあ【内閣府データ】。よく国債は暴落しないなあ。 3月24日(日) 最近バイトを始めたところで、疲れ切ってテレホタイムに差し掛かる頃には寝てしまう始末。今まではなんとか更新していたけど、昨日はかなり疲れて寝ることを優先してしまいました。今後は慣れていくと思うので。今日文が長いのはコピーが多いためです。 フランスでトロツキスト政党が急進中らしいが【朝日】、トロツキストって何だと思ってネットにて調べたところ。『トロツキスト』「(1)トロツキズムを信奉する人。特に,第四インターナショナルを組織した人々をさす。(2)共産主義者の間で,反対者をけなしていう語。『トロツキズム』ロシアの革命家トロツキーの革命理論。プロレタリア世界革命なしには社会主義の勝利はあり得ないとするもの。」(以上『大辞林』より) カタカナ語辞典の方では、『トロツキズム』「トロツキーが唱えた革命理論, 永久革命論. 西欧諸国の革命なしにはロシアだけの社会主義国建設は不可能だとするもの。」となっている。記事内の主張を見ると「我々を搾取する大企業への税金を引き上げろ」「資本家でなく労働者が企業を支配すべきだ」と、今の日本で滅多に聞かれない主張でソ連崩壊後でもまだ人気があるんだ共産主義政党と言った感じを受ける。何年後かに修正共産主義なるものが出来ていたり。 ジョスパン首相の原子力政策肯定の記事【産経】は大統領選にどう影響を与えるかだが、欧州で広がる脱原発の流れに逆行するのか。ただでさえ依存度が異常に高いのに。理由がエネルギー資源の対外依存が高まる事を挙げているが、日本でもおそらく原子力政策はこの事を考えてと思うけど、なぜか表向きにもこの主張をしていないなあ。原油の中東依存度が恐ろしい程高いのも問題だけど。 3月22日(金) 米国vs欧州の報復合戦がもうすぐ起こりそうな気配【日経】。とばっちりは日本や韓国、中国といった関係のない国になるんだけど。報復関税って他の製品まで及んで良かったのか。かなりこじれそうで、ひょっとしたらこの問題を解決できないとWTOの存在価値が下がってしまう事態になりかねない。 「世界経済は今や巨大なカジノ」とカストロ議長が経済の現状を批判したらしいけど【朝日】、貧困をとめるにはその国の治安が問題となってくるけど。アメリカとかそういうのには熱心でないしねえ。しかし、カジノと言われても危機感持たずに安穏と暮らすことが理想なのだろうか。 ATMシステムの統合で別の銀行で引き出すための手数料がなくなることを期待【京都】。 3月21日(木) 今回の日経の社説にて最近政府が打ち出した地球温暖化対策推進大綱に関する批判が出ているが【日経】、産業界はともかく一般家庭で大した苦労をさせず2%削減を目論む意図が全く判らない。また京都議定書を批准するよういってきた人達も一般家庭でどう努力すべきか言っているのか不思議である。CO2削減するという理念だけで議定書を批准するのは問題があると以前も触れたことがあるが、アナウンスだけして自主努力に任せても簡単に排出を減らせるとは思えないが。この社説では産業界のこと中心で書かれているが、政府と企業との間や企業間で排出権取引のようなものをする事を提言している。これから政府がどうやる気を見せるかだなあ。 MSNの記事でペイオフのことが書かれていたけど【MSN】、財務省が目論む目的は国債を買わせることにあるという見方をしている。財投や金融機関がもう買えないとなると国民に頼らざるを得ないと言うわけである。この筆者のサイトを見るといずれインフレは起こるとか、円はまだ過大評価されているとか、私が懸念していることがサクッと書かれている。 かなり遅めの更新となってしまった。環境問題についてなんか同じ事ばっかり書いてしまっているなあ。申し訳ない。 3月20日(水) 今日は小ネタ集で。 カラヤンのタクトがオーストリアのオークション会社「ドロテウム」によって競売されるとのこと【京都】。会社のサイトを通じても参加できるとあるけどURLぐらい載せて欲しいな。 バレンボイム氏がシャロン首相の退陣を訴えるということで、ヨルダン川西岸の入植から手を引くべきという意見みると意外と左派的考えの持ち主のようだ【産経】。 NHLの観客の頭部にパックが直撃して死亡する事故があった【京都】。アイスホッケーのパックはゴムでできているが、さわってみると非常に堅い。あんなのが時速100kmを越えるスピードで飛んできたらと思うが、客席に飛び込むのは当たり損ねでそれ程でない前提なのかな。詳しくは知らないけど。 日ハムの札幌移転かというニュース【産経】。準フライチャンズを決めている西武との話し合いもあるが、以前東京ドームを追われるかもといった話を聞いた事(原因は客が少なくて他のイベントをした方が儲かるからといった話)があったが本当なんだろうか。 3月19日(火) アブトロニックでおなじみのプライムが店頭上場しているとは今日四季報を見て知った【株価】。最近出た四季報によると、1995年設立とかなり若い会社で年々増収増益を続けているようだ。すでに1月あたりに60万台のところから100万を抜けるところまで上がってしまったのでこれからアブトロニック効果を狙うのは厳しいに違いない。 アルゼvsサミーのパチスロ特許闘争は東京地裁ではアルゼの勝利となった。知的財産訴訟では国内最高額のようだ。違反した機械の台数にその機種の利益を掛けたものが損害金額として算定されたようだ。懲罰的賠償でなくとも賠償額が大きくなったことはある意味衝撃的かも知れない。ちなみにサミー側は控訴するとのこと【朝日、読売】。 ヤフーにクラシックニュースの項目があったとは。全然知らなかった。反省の意味を込めて。【クラシック・ニュース、音楽之友社】 3月18日(月) 西友の株価はストップ高の後、14円高の474円で終了【株価】。 株式の譲渡差損を所得から控除できればとかねがね思っていたが、税制調査会では株の譲渡益や利子、配当は金融所得として株の損を利子の税金と相殺できるようになった。調査会自体は総合課税を目標としていたようだが、現在の所得税の体系が一括して差し引きできる仕組みになっていないので整備してから総合課税にするようだ【朝日】。これで投資熱が高まるかは別だけど。 デフレが不況の原因なのか?私自身経済学を専攻した人間ではないので、詳しくはわからないけどデフレが起こっている要因は企業の海外進出による製品価格の低下、企業間競争による値下げ競争の激化が主だと私自身思っている。企業がやたらとリストラに励むのも今までムダが多かったことを認めているようなものである。それは世界一といわれる物価の高さにも表れていると思う。安い人件費の国と同じ製品で競争できないので結果として国家間の差を是正している段階と見ている。実際はどうなんだろう。ともかくインフレが景気を良くする確証がないのも事実。【参考資料:All About Japan、週刊 ちゃやまち】 そうかまだEEZ内は権利があるというか。わかって言っているのか本当にわからん【毎日】。それとも沈没した船は海底資源か? 3月17日(日) 野村総研の研究員は財政出動を求める主張をしているとクー氏についての書き込みを見たが、植草氏のコメントが載ってた記事にも財政出動をせよと書いてあった。元々この2氏は好みでないのでどうでもいいが。 不審船の処理で意見が分かれていたけど、「中国がノーと言えば」って結局事勿れ外交ではないか。最近周辺諸国から抗議されないことを第一義とする外交から打破しつつあるなあと期待していたが、中国側に引き揚げを止める法的根拠がない以上強く出るべきだと思うが、特に疑惑を残したままにするなと日頃主張する野党が残すコメントではないと思うけど【日経】。毎日新聞が今日の社説で引き揚げるべきと書いてあったので参考まで【社説】。ちなみに朝の番組見てませんのであしからず。 今日はセント・パトリック・デーか【京都】。別にアイリッシュ系ではないけど。 恒例の決算バーゲンは21日から【JEUGIA】。 3月16日(土) ウォルマートと西友の提携について社説が読売以外の4紙で書かれていたけど、外資の参入で日本の小売業界が変わるということに対する期待がどれも書かれていた。いざとなれば逃げれるしねぇ。 鉄鋼のセーフガードについて賛同する国はやはりないみたいで、中国も二国間協議を求めた【日経1、2】。米財務長官が反対するようなコメントが伝えられているけど【産経】、自由主義を掲げるには不利ってことなのねん。自由主義も自国都合と言えばそれまでだけど。アメリカが中国に肥料輸入の差別的関税に抗議しているのもなんかなあ【産経】。 EUが開発を計画しているGPS「ガリレオ」【日経】、自国で開発した方が安いとは思えない代物だけど、ウラでは軍事上の要請とかありそう。アメリカとどう揉めるか見物だなあ。偵察されるのはいやだろうし。 今日はチト遅めになりました。すみませぬ。 3月15日(金) 8月4日に大阪ドームで行われる「NFL OSAKA」に行くべきか悩みどころ。試合はサンフランシスコvsワシントンだけど、主力選手は数プレーでベンチに引っ込んでしまうというしなあ。【NFL JAPAN】 西友が2日連続のストップ高で460円。2日で160円上がった【株価】。世界最大の小売業者ウォルマートと業務提携の話になったことが要因だが、とりあえず60億円の第三者割当増資で6.1%の株主になるが、あとは新株予約権という形で別にウォルマートが提携を途中で打ち切ることも可能である。ただ新規に出店して進出するのに比べて慎重なやり方とも言える。急な上昇で株式市場はとりあえず好感したようだが、日本進出先行組のカルフールやコストコも苦戦しているようだし、メーカーから直接仕入れも難しく卸を通さないといけないのでその信頼関係が難しいようだ。イオンが支援したマイカルが順調に取引が再開されているのに対して、外資資本が支援した長崎屋が卸との取引が順調でないのにも現れているとも言える。ウォール・ストリート・ジャーナルも成功できるかは不透明だとしている。四季報を見ると西友の連結有利子負債が6,055億円ってあまり買いたい株じゃないなあ。配当も出ないみたいだし。【プレスリリース】【参考記事:WSJ(ヤフー)、日経1、2、3】 3月14日(木) 今日急いで確定申告をしてきました。あとは還付を待つのみ。 産経新聞の社説にて温暖化対策について書かれていたので今回はそのことについて、以前から時折温暖化問題について6%減(90年比)は現実的かということについて書いてきた。「地球温暖化対策推進法改正案」にて具体的に動き出したと言えるが、2010年事点で産業部門7%減、民生部門2%減、運輸部門17%増(いずれも90年比)の目標を打ち出している。産業部門は全体の4割を占めるようなのでこちらで大方減らせる算段のようだ。森林吸収という裏技も駆使するようだし、万が一の時には排出権取引で他国から買い上げることも想定に入れているようだ【以上の記事:朝日、毎日】。産業部門の方は補助金をダシにして規制等で締め付けるんだろうが、民生部門いわゆる一般家庭の方は特に対策を立てないみたい。政府の啓発だけで実際に削減に動こうとする人はかなり少ないものと思われる。特に最近のパソコンの普及で消費電力は年々増えているみたいだし、国民に強制するのはウケが良くないと思っている議員が多いんでしょうなあ。ちなみにアメリカではCO2以外のガスがかなり増えているとの報告をしたり、回収して海底で処分する構想を立てたりと【京都1、2】反対するだけあっていろいろ考えている。もちろんCO2が地球温暖化に繋がる科学的根拠はないことも言っているんだろうけど。一般家庭部門で何らかの働きかけをしないと達成はただでさえ難しいのにやる気あるのかと思えるんだけど。サマータイムを導入するのかな。【その他の参考記事:京都1、2・朝日】 今回ウダウダと長くなってすまぬ。 3月13日(水) 本日はグリーンジャンボの当選発表の日です【当選番号】。1等なんて夢のまた夢。いつもながら私は買っているけど。 いつもながらニュースの抜き書き。『無断欠勤してダンス練習 裁判官を処分』【産経】。一回「裁判のカラクリ」(講談社)を読めば、あり得る話だと感じさせてくれる。結構一般常識に欠ける人もいるとのことである。昨年読んだ本なのでもう一回読んでみないと内容については書けないが。 もう一つ韓国の新聞のコラムで『再び傲慢になった韓国人』【中央日報】という見出しで、韓国経済が好調なことを諌めているような内容だが、良くありがちなことで日本が引き合いに出されているが、日本では危機論が出ない年はないとか、「日本危機説を加速化する張本人は日本のメディアだ」との記述は良く日本を見ているとともに、外からの視点はそういうものなのかと感心させられた。危機感を煽るやり方(特に週刊誌)によく飽きないなあとかえって感心するが。派手な見出しを出す割には、何回危機説が外れていることか。それこそ責任とるべき。 3月12日(火) うらぢ広場(名称を変えたい…)に「ケイヴ」という着メロ製作会社が東フィルの協力のもとクラシック音楽の着メロサイトをつくったことを触れた【朝日】。昨日少し見てみたけど、600曲あるというだけ充実している方だと言える。ただ曲目がケータイでしか調べられず、検索機能がないことが今のところ問題。何曲かダウンロードしてみたけど、うまく編曲できている方ではないかと思う。キチンと16音だし。iモード、EZweb、J-skyすべて対応ということなので【案内のページ】。 京都迎賓館何事もないように建つみたい【産経】。完成予定は04年とのこと。近辺で数少ないグランドがなくなる(少し代替があるみたいだけど)のでその点では残念なような気もするが【反対派のサイト】。 公的年金株で損しすぎ【日経】。 3月11日(月) 「地上でメタンバイドレートから天然ガス回収 世界初」【朝日】という記事を見て、いよいよ実用化かと感じたが、まだまだ先のよう。メタンハイドレートとは海底にある固まりで氷の結晶の中にメタンガスが閉じこめられており、それを天然ガスに使おうというもの。以前NHKで放映していたので記憶していたのだ。でもまだコスト面での問題があるらしく、16年度からと政府は言っているので期待して待つしか。しかし天然ガスの使用量の100年分って、石油の代替としては少ないような気もするが(日本近海だけでらしいが)。もう少し知らなければというとこか(若干反省)。【参考資料1、2】 アメリカのコーラのシェアに関する記事【日経】について、コカ・コーラが0.4ポイント下落の43.7%、ペプシコが0.2ポイント上昇の31.6%となっていて、好不調に明暗が分かれたとしていたが、何か大袈裟という気がするんだけど。 日本の株式市場の上昇は海外の機関投資家による買い物らしい【ヤフーの記事1、2】。そうなれば最近の円高の理由もつきやすいのだが、なんだかわからないうちに上がってしまうことが多いんだなあこういうのって。誰もが景気がよいと思ったらもう遅い。それをわかっていない人がテレビで平気で発言する人もいて…。 3月10日(日) 最近さぶりんくでこっそり入れたIRnetだが、ここは当日の市況について現役の証券外務員の未来かたるという人が対話形式で語っている。この人は市場が開いていない日でもコラムを書いていて、今回は読書という名だが中国についても触れている。今中国は先日の新聞記事でも書いてあったけど、不採算の国営企業をまだ抱えていて、労働者の年金も多大な財政負担となっている。今までは関税とか政策等で国内企業を保護することも可能であったが、WTO加盟でそれも自由に出来なくなるとなると共産党はどうするのか。難題は多そう。しかし最近過度の中国脅威論は聞かなくなったなあ。【参考資料:毎日の社説、IRnetのコラム】 NFLも9月までオフだが、最近ニュースのチェックをしている。ともかく選手の入れ替えが激しい。厳しいサラリーキャップのせいで、高給の選手を解雇して余裕をつくるためだがまた来シーズンは覚え直さなくては。 3月9日(土) 世界戦に気付いてチャンネルを変えた頃には、セレス小林は防戦一方だった。相手もへばってたように見えたけど、実はその前WOWOWのボクシングをビデオで見ていたのだ(おいおい)。 久々に読んだ本の感想から、宮部攻編「証券市場は死んだのか」(小学館文庫)を読んだ。対談と座談会と普通の文章という3本立て、どれも業界と制度ともに良くないと書かれているが、MMFは破綻が見えていた商品だったというのが私にとっては意外な話だった。投資信託の現状はひどいとも、運用云々よりも手数料が高くて値上がりメリットを享受できないことが問題という。今のところは自分で銘柄決めてネットで株を買った方が賢明みたい。 昨日のGDP速報値に関する社説で、産経はインフレ目標の導入をすべきというのに対して、毎日は物価上昇率目標の設定は必要ないと対立している。結局は景気回復すればデフレはなくなると思うのだが、デフレって本当にいけないのか私的には余りよくわかっていない。もともとインフレ誘導がいい結果をもたらすとは限らないし(個人的には止めた方がいいと思っている)、消費の量で景気を測るのにも無理があるのかも。【GDP速報値発表に関する社説:日経、朝日】【日経の記事1、2】【内閣府の資料】 3月8日(金) 不審船に関して中国が排他的経済水域(EEZ)を根拠として日本の不審船引き揚げに抵抗しているようだが【朝日(事件の状況のある図入り)】、そもそもEEZは魚介類などの海洋資源や石油などの地下資源の権益を守るための海洋法条約で認められた権利である【用語解説:読売、日経】。不審船の引き揚げに対しては別段中国のEEZ内であろうと問題ないと思っていたので唐外相の発言は疑問を持った。今回日経と産経の2紙がこの事について社説を出していたので、大変参考になった。日経【社説】の場合法的は問題なくキチンと中国と協議をして引き揚げるべきとする見解に対して、産経【社説】の方は資源調査による海底探査と揚げ足をとられないようにすべきと向こうに突っ込まれないように万全を期すべきとなっている。不審船引き上げと資源調査は違う行為に思うけど、向こうは言葉尻をとらえてどう行動すべきかわからぬといったところであろう。しかし向こうはそれを知っての発言ではなく単にEEZ内は領海内同然としているように思えるのだが、思い違いかなあ。あとそれに関して面白い記事を見つけたので【朝日】。 未だに新省庁名になれないのだが、経済産業省はタオルのセーフガード発動をとりあえず見送るようだ【朝日】。発動するとあとの貿易に支障が出るため、止めたほうがいいと思っていたのだが、理由は国内需要低迷のためしばらく様子を見るというもの。ただアメリカの鉄鋼に関する発動と絡めているのやも知れぬ。【朝日(セーフガードの解説)】 3月7日(木) デノンと日本マランツが経営統合らしい。ブランドはそのままらしいけど、オーディオメーカーの苦悩は続く【産経】。 最近株が値を戻し始めた。報道等では空売り規制の効果とされてきたが、山本清治氏のコラム【CLUB9】によるとヘッジファンドの借り株が3月に返済期日が迫っているために買い戻しをしている見方をしている。空売り規制については氏のサイトのQ&Aにて説明されているのでそちらの方がわかりよいと思う。空売り規制は私自身すると発表した時は、売買の機会を減らす結果になって良くないと思っていたが、取引所のチェック機能がキチンと働かない限りは致し方ないのかも知れない。それよりも妙な円高が外人買いを連想させる。 昨日のセーフガードの話題に対して社説の反応は各紙微妙な違いはあるけど、アメリカ批判が当然ながら多かった【日経、朝日、産経、毎日、東亜日報、中央日報(ともに韓国)】。 3月6日(水) 米vsEUのセーフガード合戦となりそうですなあ【日経、産経1、2】。アメリカの鉄鋼業界は厳しいことは事実だが、一番の要因は選挙対策とずいぶん前から言われて、民主党も共和党も同じ事をし続けた。関税をかけると自国経済上良さそうに見えるが、結局国内の会社は自国製品を使わざるを得ないわけで、完成品を売り出す時外国の製品との価格競争で差が出る恐れがあるし、仮に自国製品が劣るものであればさらに問題が広がる。実際国内にも反対論があるらしい(最近この手の話題を調べてないもので)。ともかく今回のEUがセーフガードを検討しているとなれば大変だなあ。WTOがどこまで力を発揮できるか見物である。 中国では全人代が開かれていて、経済の目標が発表されているが、物価上昇率の目標が1〜2%に驚いた【日経、産経】。2001年の実績は0.7%とのこと。今回の目標でもデフレに歯止めをかけたいとのこと。何でも内需が不振とのことだが、生産で得た金は国民にまわっていないのかと疑問に思った。日本の場合新たに消費する対象が見つかりにくいことも要因だが、経済成長を続けて(国民所得も伸びているはず)強制預金とか変なことをしない限り消費が伸びそうなもののように感じるけど。はじめ見た感想は数字は正確かと思ったんだけど。 産経のサイトは以前のに比べてかなり使いやすくなった。というかどっかに似たレイアウトなんだが… 3月5日(火) 今年は読売新聞主催で日米野球が11月に行われるが、いい加減に巨人―全米戦のようなカードを組んで欲しくないなあ。あとの日米戦がどちらとも真剣にプレーしているかワカランし。【読売】 滋賀県がニホンザルの捕獲に動き出したらしい【京都】。近く県のHPで内容を公表するが、昔から農作物の被害があったり人に危害を加えることもあったらしいのでようやく動き出したとも言えるが、動物愛護の立場もあるし捕獲後の処置を含めて難しい問題になりそう。 週刊アスキーの連載で以前にも取り上げた「仮想報道」で今回は無料新聞のことが取り上げられていた。先週は日本で起こった新聞休刊日がなくなる出来事が出ていたが、今回は海外で記事は通信社配信のもので賄い、収入は広告に頼るものだ。日本でやると5大紙が大変なことになるだろうから、おそらく出来ないと思うけど。日本の新聞は広告のとるスペースが大きいのに購読料は安くない。コストはおそらく全国の販売網にかける流通コストが大きいと思うので、それを無視した直売専門の新聞が出れば安くて結構売れたり。 3月4日(月) 風邪をひいてしまって、寝込んでいました。今回は長めには書きませんのであしからず。 スイスが国民投票で国連加盟はほぼ確実な情勢だそうな【朝日】。一昔前なら頑なに永世中立を唱えていて東西冷戦の中、日本は非武装中立で行くべきと一つの規範を与えてくれた国である。スイスは別に非武装ではなく徴兵制もあるし、第二次世界大戦ではナチスの金が秘密預金としてプールされていたとの過去も近年明らかにされていた。大国との間で中立を貫く難しさを考えさせるエピソードではある。近年冷戦も終わりEUで経済の壁がなくなりつつあるので、経済界で焦りがあるのだと思う。 先日のプロボウルの答えはBに近いがAで、スーパーのハイライトは短かった。しかもプロボウルをほぼノーカットで放送するとは、よほど時間が空いていたのか。おそらくMLBの開幕には日本人プレーヤー一色になるに違いない。 3月2日(土) ゼネコンの佐藤工業は会社更生法申請で【日経】、飛島建設は債務免除で救われることになった【日経】。同じみずほグループということだが規模が大きい佐藤工業の方が救いにくいということか、勧銀と富士との関係なのかやや疑問が残る。今年で9社目の上場企業の倒産となるが、ゼネコンはまだ公共工事等で売上の落ち方は他業種からするとまだマシな方と言える。問題は子会社の債務保証が徒になったとのこと。いくら工事を与えても借金の金利負担とかで保たなくなってしまうのだろう。【参考株価:佐藤、飛島】最近上がってきていたんだねぇ。事前に漏れた事はなさそう。 明日で今している派遣の仕事はひとまず終了。次の仕事を紹介してくれたけど、ひとまず断りました。しばらくお休みの予定。 3月1日(金) 室内スキー場の「ザウス」が閉鎖される【毎日】。近年アミューズメント施設の閉鎖って多い。帝国データバンクの調査にもテーマパークの6割が経営不振と書かれていて、儲かっているのはほんの一握りらしい【TDBの参考資料】。三重にある近鉄系のところは凄い赤字みたいだし(ここには書かれていないが)。 フォーブスの世界長者番付はビル・ゲイツ氏が当然の1位【ZAKZAK】。2位は去年と同じくバフェット氏、3位はドイツのアルブレヒト兄弟だそうだが、兄弟で1つ分と見なされるのか。その割にはウォルマートの一家は6-10位を占めていたり、家族で1人分としているところがあったりフォーブスの基準はどうなっているのか。それよりも孫正義氏の下落ぶりが際立つ。私の目標はバフェット氏みたいに株で稼いでしまうことだが、なかなか出来ない。そんな売り買いを頻繁にしていないそうだが、他人とは違う思考回路を持たないと難しいんだろうなあと感じるのであった。【Forbesのサイト、ランキング】 NHKはようやく2月10日に行われたNFL最後を飾るプロボウルを2日深夜に放送するが、放送時間はなぜか2時間半設けられている。プロボウルとはNFLのオールスター戦というべきもので、激しいプレーはあまり見せないので試合自体の緊張感はない。その試合にそんな時間をかける意義を考えると、@スーパーボウルで独自のHDTVで臨んだがロクなカメラ位置が確保できず観客の背中を映してしまったのをお詫びを入れた上でスーパーのハイライトも流す、A詫びは入れずにスーパーのハイライトも入れて何もなかったように放送する、B延々とプロボウルを放送し続ける。この3つが有力だが最もNHKらしいのがAと思うが結果は如何に。 |