うらぢ日誌 2003年2月分

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2月26日(水)

 JR西日本がローカル線を路面電車に変更する計画だとか【日経読売】。線路の維持コストの軽減が大きいらしい。といっても予定区間は短めだけど。難点は道路と共有という性格上事故件数が増えること、信号等で電車優先なので車ユーザーにとって嫌なのではとも言える。あと、ダイヤ通り行かなくなるというのもあるなあ。まあ京都でもチラホラ出る路面電車構想だが、最近大きな交差点では比較的緩やかだったカーブを直角に近くする工事を結構やっているし、あれを見ると路面電車に替える気なしだなあと感じるのだが。

 フィアット会長交代のニュース【日経産経】。退任するフレスコ会長はフィアットを脱自動車会社にした功労者だそうで、そのお陰で自動車部門の投資が疎かになり現在の経営危機を生んだ張本人とされているらしい。次の会長は創業者一族のウンベルト・アニェリ氏で合理主義者でなおかつGMの支援を受けずに再建を図るらしい。自動車部門を切り離さないつもりなんだろうか、その点が注目されるところ。

 『昼の2時間、テレビ休止すれば温室ガス0.04%削減』【朝日】という記事があるけど、他には『「全国の道路の違法駐車をゼロにして交通渋滞を緩和」「大都市圏で中心部への自動車流入を規制するパーク・アンド・ライドなどの対策を取る」がいずれも0.2%。「24時間営業の小売店舗を16時間営業にする」「オフィスのパソコンのブラウン管モニターを液晶モニターに交換する」は0.01%』、とどれも負担の割には効果があまり見られない結果である。 夏に電力危機が囁かれている【産経】ので、省電力に関しては関心が払われるだろうけど、本当に小さなチリを積み重ねて山にするぐらいの努力が必要なのだと感じる。やはり一般人を突き動かすには環境税を使うしかないのか。異論が多いけど。

 ハウステンボスが会社更生法申請【TDBTSR日経産経長崎Yahooトピ】。負債総額2289億円で、92年の開業に投じた資金が2250億円だから減りもせず増えもせずの状況。帝国データバンクの記事に「国内の観光客減少を穴埋めしてきた東南アジアからの観光客が北海道などほかの国内観光地に奪われるようになって入場客数も減少の一途をたどり業況はジリ貧」と書かれていることに関して、ああ韓国や台湾から近いんだったらそこを生かして何とか出来なかったものかと思えるけど。まあテーマパークにありがちな右肩上がりの入場者予想が全てであったと。分譲別荘・マンションの売れ残りも問題だったんだろうなあ。これでみずほ銀行は1023億円不良債権になる。ここは宮崎の某レジャー施設といい結構な案件を抱えていたんだなあ。テーマパークはディズニーを除いて苦況だなあ。巨大投資に見合う売上の確保が難しい実態を感じる。USJは大丈夫かなぁと気にしてみる。



2月25日(火)

 やや体調不良なので軽く。
 日本時間の日曜に行われた、ボクシングのベビー級10回戦、タイソンvsエティエンヌは、1回49秒であっさりと決着【サンスポ@ Aスポニチ】。エティエンヌが向かおうとしたところタイソンが右フックを合わせてダウン、そのままカウントアウトした。昨年ルイスに負けた時は限界かという声もあったが、パンチ力は健在であるところを見せた。タイソンは今度の離婚訴訟の影響で多額の慰謝料を支払わなければならないので、簡単には引退できない。とりあえず、次行われるであろうレノックス・ルイス戦が楽しみである。で、例の顔に入れた入れ墨の件だが、ニュージーランドのマオリ族の戦士をイメージしたものらしいが、そのマオリ族の専門家からはタイソンの過去の素行から気分が悪いと不快感を顕わにしているとか【CNN】。
 リレハンメル五輪でアメリカを騒がせた元フィギュアスケートのハーディングがボクシング・デビューをしたらしい(しかもタイソンの前座の一つとして)。結果は判定負け【サンスポ】。

 リクルート事件の江副浩正被告の判決が3月4日に東京地裁で言い渡されることになっている。日経では日曜から連載で記事を書いているが、当時はこの事件について知るには若すぎたということもあるけど。例のリクルートコスモス株だが、タダで譲り受けていたのではなく1株3000円という価格で譲渡していたのだ。それが初値5270円を付け、その差額分が賄賂に当たるとされている。未公開株は一般の人には手に入りにくいものだけに、不公平感もあっただろう。でもこれくらいの利益が「濡れ手に粟」に当たるかまでは言えないような気がする。特に今の感覚では値上がり確実とまでいかないしね。この辺判決でどう判断されるんでしょ。初公判から13年経ってようやく地裁で判決というのもえらい長い時間がかかったものである(しかも求刑は4年)。それよりも今のコスモス株が救いようないんだけど【株価】。

 日銀新総裁に選ばれた福井氏だが、インフレ目標には慎重らしい【毎日】。金融政策で解決できるものでないと感じているからだろう。一番効果があるのは輸入規制なんだけど、誰も怖くて言い出せないだろうし。それよりも日銀の独立性は今回の人選の経緯から見ると後退したものだなあ。社民党が突っ込んでいたのが救い(?)【民主党社民党】。



2月22日(土)

 来年のアテネ五輪。聖火リレーはオリンピアに始まって、ギリシャをグルグルと移動ではなく、五大陸を廻る計画らしい【朝日】。今まで開催されたことのないアフリカや南米もコースに含まれているとのこと。現在は東京や次々回開催の北京を含む27都市をまわるそうだが、中東などの紛争地域を追加するかもとのこと。もともと聖火リレーはナチス政権下のベルリン大会から始まったことは有名だが、アテネに戻るに当たって何か壮大な計画がいいだろうという気合いの現れか?まあ準備不足を警告されているけど【朝日】。

 イタリアのベネトンが主導する企業グループがTOBにより、民間高速道路運営会社アウトストラーデの出資比率を30%から84%に引き上げて傘下に収めるとのこと【日経】。ある本には高速道路はタダが原則で民間が運営している例はないと書いてあったのだが、一応イタリアは成功例として参考にしていたみたい【参考@ A B】。記事ではイタリアの高速道路の6割保有しており、8億8900ユーロの利益をあげているとのこと。まあ日本の場合は民営化出来るわけないという空気が大勢みたいだけど。

 京都の四条烏丸にある旧京都丸紅のビルの話【京都】。以前これを建て替えて商業施設にするという話を聞いていた。その割には何も手つかずだったのでどうなったのかなと以前に疑問に思っていた。で、どうやらテナントが集まらなかったためらしい。そこで既存の建物そのまま使うことに変更したようだ。これには新風館が刺激になったのかな。ちなみにこの建物は1938年に造られたもので意外に古かったんだなあと感心。その割には某校舎みたいに保存運動は聞かなかったなあ。



2月21日(金)

 塩川財務相が中国に元の切り上げを要求している【読売】。現在中国は米ドルとの動きに連動する固定相場制。塩川財務相はドル連動制が安価な中国製品を広める結果となり世界中をデフレにしていると指摘している。現に中国は供給過剰で自国自体がデフレで先月に11ヵ月ぶりに消費者物価指数がプラスになったところ【朝日Yahoo】。日本は中国などの輸入品の増加で価格破壊が行われるようになってからデフレが進行しているため、元を切り上げるかどうかは注目されるところ。ただ中国も固定相場制を維持するのも大変だと思うけど(人民元は外に出ないようにしている)。

 アルメニアの大統領選は19日投票でトップは現職のコチャリャン大統領で49.8%の得票率【世界日報】。惜しくも過半数獲れずに決選投票に持ち込まれた。2位のデミルチャン人民党代表で27.7%。この二人の決選投票で投票日は5月5日に予定されている。何か不正疑惑もあるらしいが、OSCEなどの機関が選挙の監視をしているので下手なことはしにくいだろうに。注目度低い話題なので追うことは難しいけど。【参考:外務省Yahoo

 昨日、東証1部上場の神戸生絲が民事再生法を申請した【TDBTSR朝日日経】。負債総額が83億円、02年12月期の売上が35億円で5億円の赤字、3期連続の債務超過が続いていた。最近新事業として住宅建設用基礎型枠材の販売に取り組んでいたが、その取引先の破綻で資金回収がうまくいかなくなったことが追い打ちを掛けた。株価も20円近辺であった【株価】。別事業に取り組んで失敗するところは非難の対象にされることは多いが、あくまでそれは結果論で成功すれば讃えられるし、この会社の場合既存の事業でジリ貧だったし、結果はどうあれやったこと自体を非難するつもりは私にはない。このせいでというのはよく書くけど、後付けなんて誰にも出来るしね。ブラザー工業みたいな成功例もあるくらいだから。

 タイソンは結局対戦することになったようだ。エティエンヌ陣営もファイトマネーの高さから引き下がれなかったらしい。気になるのはタイソンの調整不足だろう。顔に入れ墨を入れたのも最近のことだったらしいし、トレーナーが最近辞めているのも不安材料。下手したら負ける自体も想定される。タイソンがいきなり翻意したのはショウタイムがファイトマネーを上げて対戦させるよう仕向けたらしい。【参考:報知Yahooニッカンサンスポ



2月19日(水)

 連日タイソンニュースがあるが、今度はなぜか延期を撤回し予定通り実施するという話になった【Yahoo】が、対戦相手のエティエンヌが拒否すると言いだしたらしい【京都】。中継予定のあったWOWOWは中止のお知らせが前日表示されていたが、本日はなかった。対戦相手も延期のつもりでいたのだろうからいきなり翻意されてもフェアとは言えない気がするねぇ。

 今まで会社再生法や民事再生法で上場企業が立ち直りを図る場合、株式市場では上場廃止措置がとられ大抵の場合株券は紙くずになる。今回東京証券取引所が一定要件を満たせば、上場を維持できるよう方針を改めた【朝日】。でもその後の100%減資になると同じなのではと思ったが、何か違うのだろうか。

 本日は時間がないのでこの辺で。



2月18日(火)

 竹中金融相の「ETFを買えば絶対に儲かる」と発言したことが民主党にとっては与党の失策と捉えたらしく攻撃を重ねている【朝日産経民主党】が、まあ一応弁護がましく書いてみた。
 「『大臣が絶対もうかると言っている』と証券会社が販売すれば違法になる」(海江田議員)→証券会社は一般消費者相手の商売で投資知識や力関係で乗せられるケースがあるための規定で、閣僚相手にこんなこと言っただけで「絶対儲かりますよ」「うん、そうだなあ。じゃ買ってみよ」と短絡的に乗せられるようじゃ閣僚としての能力に問題があると思うが。
 次に「根拠があるならインサイダーだし、根拠もなく言ったのであれば『風説の流布』だとして、証券取引法違反にあたる」(原口議員)→インサイダーって会社の内部情報を報道等で一般に知られていないことを知っていることを利用した取引のことで、ETFみたいに日経平均とかTOPIXみたいな指数物でどう内部情報をつかむんでしょ。まあ少し譲って政府関係者だから政策一つでできると言いたいのかも知れないが、できれば今まで不況に苦しんでいないでしょうに。しかし株などを購入する時自分なりの根拠を持って買っているのが普通だと思うけど、竹中金融相も日本経済のこれからが良くなると思っているのだから、日経平均やTOPIXが上がると言うんだから別にねぇ。そんなに漠然とした情報が風説とは思えぬが。
 まあ揚げ足取りと同じようにこれも言おうと思えばいくらでも言えるので、問題は引っ込んでしまった竹中自身かも知れない。周りを恐れるあまり思い切ったことのできぬ日本人を象徴している出来事みたいだなぁ。

 ロイターが赤字転落【産経毎日日経】。84年にロンドン市場に上場して以来初の赤字らしい。金融機関が経費削減のため情報端末の契約を解消することが相次いでいるためらしい。今までも人員を削減してきたが今回も2割に当たる3000人を削減するとのこと。株価見ても結構厳しいことが窺える【チャート】。昔通信社が株式を公開しているって違和感があったものだが。

 ヨットのアメリカズカップ本戦では挑戦艇アリンギチャレンジ(スイス)が3連勝【Yahoo】。防衛艇のチーム・ニュージーランド(チームNZ)は厳しい状況になった。ちなみにこれは9戦5先勝方式、過去に3-0から逆転したケースはないらしい。ちなみにこのアリンギ、前回の大会で防衛したチームNZから主力6人を引き抜いたチームで様相はNZvsNZになっている【参考@ A】。大橋巨泉氏のコラムでは地元NZではアリンギに移った人は裏切り者呼ばわりされているらしい。ちなみに優勝したチームの国が次の開催権を持つことになるが、アリンギ艇は海のないスイスである。冗談でレマン湖開催かとも書かれていたが、どうやら地中海になると見られている。

 タイソン戦延期決定【Yahoo】。次週のロイ・ショーンズvsジョン・ルイスに焦点を移そっと。



2月17日(月)

 京都市での話だが、以前も話題になったバスの車体広告は廃止されるわけではないが、事前審査制になるらしい【京都産経】。以前は全面禁止という話だったような気がするから、交通局の懐具合もあってか妥協といったところか。記事では「市民から批判」とあるけど、団体さんの苦情のような気もするけど。ことの雰囲気を台無しにするようなものいくらでもあるのに…。【参考:統計資料がある】

 ヤンキースは年俸総額を抑えることができず、今年から導入の課徴金制度では最高で1140万ドル(約13億7000万円)収めることになるという【CNN】。これでも黒字だったらすごいなあ。

 キプロス大統領選が16日投票で即日開票の結果、野党のパパドプロス氏が51.5%の得票率で第1回目の投票で当選を決めた【毎日読売、Yahoo@ A】。焦点の南北問題は今月末が国連の再統一案受諾通告最終日、当選したパパドプロス氏はこの統一案はトルコ側(北キプロス)に譲歩しすぎると改善を求めていた。これで統一交渉は後退するものと見られる。経済的に立ち後れていた北キプロス側にとってはデンクタシュ大統領の決断の遅さが恨めしい向きもありそう。ちなみにEU加盟をめぐる南側の国民投票は来月30日。トルコはイラク問題でも慌ただしいがこれにどういう対応を見せるのやら。【参考:トルコ→北キプロスの水輸送】

 「たばこ規制枠組み条約」の政府間交渉はまだ続いていたようで、現在の案でも商品名に「マイルド」を使わないようにという案があるため、日本はJTに対して狙い撃ちしていると抗議しているとか【読売日経京都】。自動販売機もまだ対象にされているらしく、通ると免許証を通過しないとたばこが買えない自販機しかない時代になりそうだのう。世界で年間490万人がタバコが原因で死亡しているってどこの調査なんだろう。ちなみにWHOが「喫煙死時計」なるものを除幕した【朝日】。こういうの見るとやっぱり前に触れた議員連盟は手緩そう。

 タイソン関連記事でトレーナーが突然の辞任したらしい【Yahoo】。彼によると延期の発表が近々あるとか。練習状況の不満が辞任の原因らしい。もう終わりなのかなとも感じた。



2月16日(日)

 来週予定のタイソンvsエティエンヌが延期される可能性があるらしい【Yahoo】。試合は来週に控えていて楽しみにしていたのだが、レノックス・ルイスはタイソンとの再戦を予定していただけに、こちらの予定も狂ってきそう。だったら最初からビタリとやれよ。

 『「ウエスト÷身長=0.5以上」は「隠れ肥満」』【読売】らしいが、ウエストを基準にする以上隠れていないのではと思うのは余計か。大体目安は0.5らしいが、高血糖と中性脂肪のそれ以上と以下での比率が1対2と目安にはなるけど決定的な差とも言いきれない気がするなあ。低い人でもなっているわけだし。半分程度なら油断はできぬ。

 シチリア沖で海底火山の噴火により島が浮上する可能性がある【読売】。問題はそこがどこの領土にするかである。1831年に浮上した際もイギリスと両シチリア王国(イタリアは当時統一国家ではなかった)が領有をめぐって争ったが、数ヶ月後に沈んだ前歴がある。新たに島ができた場合先に見つけ領有を主張した国の領土になるとされている(と思う)。でも今みたいに通信が発達した世の中そんな解釈では確実に揉める。でも今頃イギリスが領有を主張する気なのか。どういった根拠があるのだろう。

 「暴走族追放条例は憲法違反」と主張する裁判【京都中国】。集会結社の自由を持ち出す辺りは面白い。実質がどうあれ裁判所がいかに判決を捻り出すか楽しみにすることに意義がありそう。おそらく「周辺に恐怖を感じさせるような集会」が利用されそう。で、中国新聞の記事を少し眺めていたら、この条例に引っ掛からないために政治結社にして集会を開かせることを暴力団がそそのかしている事件もあった【中国】。しかしその「政治結社」の解散理由に「別の右翼団体代表から『暴走族と右翼が同一視されると困る』と言われて解散した」とあるから、右翼団体から同じように見られたくないとされている点も何かなあ。あとこんな記事もあった【中国】。



2月14日(金)

 2001年実施イギリスの国勢調査で信仰する宗教の欄に「ジェダイ」を答えた人が39万人だったらしい【CNN】。どっかで聞いた話だなあこれは、と思ったらオーストラリアやニュージーランドでも同様のことがあったらしい【参考@ A B C】。冗談にせよこれだけの人を動かせるってやはり宗教なのかも。日本だったら宗教法人にしてしまって映画上映やビデオ販売は宗教活動にしてしまえば、税金がかからなかったり(もちろん冗談)。

 たばこ条約を骨抜きにしないくれと超党派の議員団体「禁煙推進議員連盟」が塩川財務相らに要望書を提出したらしい【毎日】。日本がこの条約に後ろ向きなのは先の交渉でも明らかにされたところだが、このサイト少しのぞいたがたばこ広告の禁止とか、自動販売機の全面撤去とか目標ではないんだなあと。余所の国を見習ってこれくらいの理念があるのかと思ったよ。まあ事を荒立てないのが美徳なんだけど。

 やはり環境税を導入しないと京都議定書の目標達成は無理っぽいですか【毎日朝日】。一般の善意には頼れないと以前に書いたことがあるが、現実になりつつあるなあ。当然の事ながら税金は温暖化対策に回される事になる。経済界はこういう時期に止めてくれと言っているらしいが、厳然とした目標が横たわっていることだし、温暖化対策に取り組めばおそらくお金が回ってくるとプラス志向にシフトした方がこれから勝てるような気が。それと軽油もガソリン並みになるんでしょうか。

 本日は10-12月期のGDP速報があった【日経毎日】。実質0.5%増と何とかプラスというレベル。日経の夕刊は4-6月期から2期続けての下落だっただけに厳しい記事になっていた。しかし2002年名目のGDPは500兆円を何とか保ったところのようで【内閣府@ A B】。いっそのことGDPなんて無視とか言い出したり…。

 ギリシャでは昨年から公共の場でゲーム機を使用することを禁じているらしいが、EUからその法律を撤廃しなさいと警告されているらしい【HotWired】。もともと違法賭博取り締まりのためらしいが、輸入ゲームやネットカフェまで警察は取り締まっているとのことで混乱している状態。



2月13日(木)

 セガとサミーの経営統合の話浮上【朝日日経】。セガはドリキャスの失敗以来全く冴えず、CSKの大川元会長が今はもういないことから後ろ盾がなくなりサミーに抱いてもらう形になったよう。セガはCSK株を手放すようだがCSKはまだ保有するらしい。しかしパチンコのメーカーがセガをどのように利用するんだろうか。でもまだ時価総額ではセガの方が上なんだなあ。日本のゲーム業界は現在厳しいみたいだが、世界ベースで見ると昨年は売上が35%増だったらしい【HotWired】。その記事中のアナリストは、「日本企業は世界トップクラスの開発者を抱えているが、欧米市場での実績は乏しい。もっと国際展開をねらうべきだ」とコメントしている。【株価:サミーセガ

 社会人野球シダックスの監督になった野村克也氏だが初采配予定だった帝京大との練習試合にベンチ入りできないことになった【朝日】。原因は学生野球憲章にある「学生は野球以外のプロスポーツ競技者または芸能人などと試合はできない」との文言に抵触するかららしい。要するに今野村氏はCMに出演しているためタレントに当たるという見解からだ。こういう規定でも大切にするのかね。野球界も安穏としてられない状況が関連記事にあった【参考】。

 『政管健保の保険証をカード化、1人1枚交付へ』【読売】らしいけど、紛失リスクが怖いなあと思うのは私だけでしょうか。まあわたしゃ国保なんで今のところ関係なしだが。

 株投資をしているのはプロフィールを見ないとわからないくらいここで触れなくなったが、現在持ち株だけでは本日でようやくプラスになりました。といっても零細投資家なんでどうでもいいレベルだけど。まあその一つが1株→2株の株式分割をやってくれたおかげで大きくプラスに寄与してくれた。それが今のところ楽しみ。私の投資法は長期スタンスでダメなら配当もらってじっと耐えるやり方だからここで触れても面白くないので、大して書かなかったんだけど。



2月12日(水)

 カスパロフ氏がコンピューターと対戦したチェス6番勝負第6戦は引き分け【HotWired】。結果は1勝1敗4引分。1997年に同氏がIBMのコンピューター「ディープ・ブルー」に敗戦した時はコンピューターが人間を上回ったかのような印象を与えたが、今回いい勝負に持ち込んだことを考えると演算能力の向上よりもチェス・プログラムの重要性が高いことが考えられる。約5年隔てても同氏を圧倒できなかったことを考えると、チェス・プログラムの発展余地は限界に達しつつあるのかも知れない。私はチェスのルールを知らないので大したことは言えぬが、将棋に比べて少ない手数で決着がつくものだなあと思った。将棋でトップ棋士と互角に勝負できる日はまだまだ先の話かも知れない(日本でしか開発されないというのも大きいかも)。

 銀行が業界が軒並み土曜にATMの利用を有料化した件について公正取引委員会が調査に乗り出したようだ【朝日】。銀行の場合話し合いよりも余所がやっているのならウチでもという意識の方が問題なのかも。

 宇宙の年齢が137億歳らしい【京都朝日】。姿は平らで永遠に膨張と記事にあるが、平らってせんべいみたいなものと考えて良いのだろうか?永遠に膨張というのも一定の所で宇宙の成長は止まりそして収縮に向かうという話だったが。もう一つ、日本の物理学者のグループが宇宙創生の謎に迫る巨大実験装置の計画を掲げている【読売毎日Yahoo】。建設費が約4950億円と結構高い。その装置の目的は「物質に質量を与える素粒子『ヒッグス粒子』の発見を目指す」というもの。発見されればノーベル賞級らしいので国も建設せざるを得ないでしょうなあ。

 韓国で高額当選が出るかもと加熱ぶりが伝えられたロトくじ。その投票用紙が王子製紙製らしい【朝日】。まあウラネタとして。しかし自殺者まで出たのか。



2月11日(火)

 昨日書いた民主党が都知事選に独自候補擁立という話は菅代表が一人積極的になっているようだ【朝日】。出て恥をかくか、出なくて現状維持かという選択で党内は悩んでいるようだ。まあ与野党対立で通していて知事選とかは相乗りというのも変な話で。これからドンドン独自候補を擁立していただきたい。いつまでも与野党連合体vs共産じゃねぇ。

 中国の原油輸入量が昨年比15%増らしい【日経】。現在消費量は2億トンでアメリカ、日本に次ぐ消費大国となったとのこと。中国の経済発展と共に懸念されていた環境問題が大きく報じられるようになるのかも。CO2排出量だって並ではなくなるだろう。それよりも2010年には消費量が3億トンになるらしいから、枯渇の問題(まだまだあるらしいけど)や原油価格の問題とかいろいろ考えられそうで。

 同志社大学の教授と松下電器の子会社が共同で1台のボディを置いても両側と前後から音が出ているように聞こえるCDプレーヤーを開発したとか【京都】。これをさらに進めて、5・1ch用のものを開発すればスピーカーもそれ程要らなくなるという具合か。

 読んだ本の感想より。黒岩徹著『なぜか報道されない世界の最新面白情報』(講談社+α文庫)【Amazon】。普段日本でお目にかかれない雑ネタニュースを集めたもので、車同士のちょっとしたトラブルで暴行に及ぶ「ロードレイジ」(この本では道路激怒とか訳していた)とか、キレやすい人はナルシストだという報告があるとか、DNAで民族の系図がわかるとか、雑ネタ好きにはやや参考になる。
 気になってネットで探したのが2件。この本では1918年に世界的に流行したスペイン風邪がどのインフルエンザかわからなかったらしいが、ノルウェーの島の墓地で凍ったままの状態で当時の死体が保存されているということで調べることになったと書いているだけだった。ネットで見てみるとどのウィルスか特定されているらしい【参考@ A】。
 あとエコシステムという擬似地球実験室というべき「バイオスフィア2」(この本では生物圏2と訳されていた)についても見てみた。バイオスフィアというのは地球のことで、「2」というのはそのミニチュアということ。それは完全密閉されて、その中は地球と同じような熱帯雨林、サバンナ、砂漠、湿地、海洋、農地といった7つの生態系が再現されている。もちろん動物、昆虫も入れ、そこで8人の男女が2年間自給自足の生活を送るというトンでもない実験をしていたのだ。結果は酸素が不足になったり、特定の昆虫が大量発生したりとかなり問題を抱えて終わった。地球の再現が如何に難しいかを語ってくれるエピソードである【参考@ A B】。



2月10日(月)

 昨年の産業機械受注は前年比23.6%減だった【日経】。受注額の減少は3年ぶりらしいけど、落ち込み方がひどいなあ。

 都知事選不戦敗の空気もあった民主党が独自候補擁立の動きを見せた【毎日読売】。石原都知事再出馬の場合、勝ち目がないとの味方が大勢だろうから誰を擁立するかに注目が集まることだろう。連合東京からお声のあった海江田氏と小宮山氏は出ない感じだし、ともかく負け覚悟でも行動を起こさない限り低迷のままだし積極的な動きを見せたことは評価に値する。それだけで終わってもいけないが。

 メーデーでの代々木公園の使用をめぐる裁判があったらしい【朝日毎日】。全労連側が訴えた訴訟だが、02年は連合側と5月1日の使用を申請が重なってしまったため、都が抽選にしたところ全労連が辞退したらしい。これに対する全労連の言い分は「従来、都は、労組の中央団体を優先してきたはずだ」というもの。当人が慣例と信じてきただけなのではと…。毎日の記事では都職員の団体を身びいきしたという主張も抽選だからねぇ。

 郵便投票を認めないのは憲法違反という裁判の判決が大阪地裁にて【産経@ A B朝日】。この手の裁判は昭和60年の最高裁判例【参考@ A】に代表されるように勝ち目の無さそうな裁判である(私はうろ覚えで知っていただけだが)。まあ目的は裁判に勝つことよりも世間に目を向けさせる方にあるとすればそれも一理ありだけど。産経の記事にも少し説明があるが、戦後直後の法律では郵便投票制度はあったが買収などの悪用が相次いだために一時廃止。その後法改正されたが、重度の身体障害者に限られている。寝たきりの人や対人恐怖症の人(今回のケースがそう)は対象外なことが問題とされている。先の最高裁は立法府の不作為責任が問われた事例だが、日本の裁判所は立法府に関与することを避けているので有権者が国会を動かすしかないと言える。

 先日名称を変えたセルビア・モンテネグロのモンテネグロ共和国の大統領選挙がまた投票率が50%を超えなかったため無効【朝日Yahoo】。何回同じ事やってんだろう。



2月8日(土)

 『「長期金利1%上昇で日銀損失1兆円」速水総裁が示唆』【朝日】。最近日銀の独立という声はどこへ行ったのか、今では様々な方面から攻撃を受けている。で、量的緩和で57兆円の長期国債を含め83兆円の国債を保有している。今のところ国債の発行残高が400兆円超えるくらいだから結構保有しているな。で、現在日銀の自己資本は5兆1千億円、金利1%上昇で1兆円の損失が出るという計算だから5%上昇すると自己資本がなくなる話である。そう考えると結構危ない局面なんだろうか。

 『ターナー氏、AOL株約24億円分を売却 退任発表直後』【朝日】。株数にすると180万株。報道ではしていたとなっているので市場で売ったのかな。チャートをみるとここ最近2000万から6000万株の出来高があるので流動性に関しては問題無さそうだが、AOLタイムワーナーに見切りをつけたんでしょうか。【Yahoo

 『「ミニ憲法」がベストセラー ベネズエラ』【産経】。憲法改正論議が憲法に関心を呼ぶきっかけとなったらしい。先日も大統領選挙前倒しと憲法改正を拒否したばかり、ただ8月に罷免を問う国民投票をするかもという話が出ている。この話がどこまで信憑性を持っているかよく分からないだけにまだ流動的か【Yahoo世界日報】。1バレル=35ドル台突入【朝日】。

 『MLB黒字球団はヤンキースなど3チーム 米紙』【CNN毎日】。NFLの方はほとんど黒字らしい。ともかく問題は選手の年俸の高騰が原因なことは明らかなはずであるが、金の掛けるヤンキースが黒字かと言えば、地元放送局の放送権料がそのまま球団に入るかららしい。今度導入した課徴金制度がどの程度機能するか未知数だが資金力のないチームが今後淘汰されるかどうかも気になるところ。



2月7日(金)

 以前にも書いたことのある岡山の大原町農協前理事長が組合の金で米国債や大阪の食品輸入会社を買ったりしていた事件があったが、その農協の公的管理人が前理事長らを業務上横領罪として告訴した【毎日】。この大原町農協は隣の勝英農協が業務を引き継ぐことになったが、貯金が70億円で不正運用が52億円らしく債務超過の恐れがある。その場合農水産業協同組合貯金保険機構と全国の農協グループが8対1の割合で負担する仕組みになっているらしい【山陽毎日】。先の例のほかにも消費者金融にも貸し付けていたから、おそらく儲けたら自分の懐に入れるつもりが下手打ったというパターンみたい。でも告訴の理由は不正運用ではなく懐に入れてしまったことにあるのか…。

 国民負担率が03年度で36.1%の見込みですか【朝日】。私もやたら高い国保の保険料を支払っているので結構きついなあと思うけど、スウェーデンの76.5%ってほとんど手元に残らないのだけど、勤労意欲が落ちないか。高福祉国家になるためにはさらなる保険料が…。長岡京市での国保料の答申に関する記事【京都】を参考にすると、運営に必要な金額が年49億円で加入者が12,080世帯、1世帯あたり40万円超える年間の保険料を支払ってトントンの計算。加入者は高齢化と退職者の増加が原因だから保険料の増収期待よりもさらなる支出の増大となる。先の数字はほぼ保険料で賄えないってことだな。というわけで、いま内閣府では社会保険制度を年金、医療、介護、雇用と全てまとめて一元化することを検討しているらしい【京都】。ここまでいびつな構造になればまとめて利益のあるところから回せるものにする算段かな。これもいろいろと揉めそうだな。

 東京都知事選に名乗りを挙げる候補がまだいないそうな【朝日】。石原都知事が再出馬するか発表していないので様子見というところ。それよりも負けるよりも出ない方がマシという政党どうにかならんか。

 アイスホッケーの日韓新リーグに中国のチームも加わるかも知れない話がある【京都】。3月半ばまで参加するか回答を待つという話になっている。日光は遠征費を捻出できるのかな。



2月6日(木)

 本日、大阪高裁にてポンポン山訴訟の判決があった。故田辺前京都市長に対して26億円の返還を命じた判決【京都(記事判決要旨)、朝日読売】。判決ではその当時の地価に換算した額と実際の購入額との差額丸々返還命令が出た形だが、市長が充分な審議を経ないまま市議会を通過させてしまったこと、簡裁の調停に対して異議を申し立てなかったことに過失があるようである。しかし当時の業者の鑑定価格がその買収価格だったし、バブル崩壊直後もあってこれくらいのバラツキはあったのかと思うし、まあそれも譲るとして裁判所が言う適正価格との差額をそのまま賠償させるのも疑問に感じる。この裁判が結審した時には前市長は死亡していなかったので判決がそのまま出されたが、遺族はこれを相続する気なのか?とは言え、最近の判決は何か変わってきていることを感じるのだが。

 やや古いニュースだが、イスラエルにてパレスチナの自爆テロの影響でバス利用者が減ったとしてアラファト議長とパレスチナ評議会を相手に損失の補償を求めて裁判を起こしていたらしいのだが、その判決で議長に100万ドルの賠償を命じたらしい【Yahoo】。まあ欠席裁判だったらしいので原告の言うままに判決が出たのだろうけど。どういう根拠でこんな判決を出したんだろう。議長にはテロを止めるべき義務があったとか。

 古紙の中国への輸出が増えたためトイレットペーパーが高騰しているらしい【朝日】。所によっては回収のため出された古新聞を持ち去る者が出るくらいとのこと。イラク危機での原油高と共にまたスーパーで混乱してみたり(さすがにないか)。でも東京電力は不祥事で多くの原子力発電が停止しているため、電力不足は起こりうる話である。そしていま火力発電に切り替えているためCO2排出が年間2%増になるとの試算も出ている。これではエネルギー政策は大きく見直す必要が叫ばれそう【朝日Yahoo】。



2月5日(水)

 松下がDVD録画機を増産するそうだが最低価格の物で6万円前後である【日経朝日】。私の目標価格5万円に近づいてきたなあ。結局ヒットとなる電化製品が現れても生産は海外という罠が潜んでいるが。松下の場合門真工場でも増産するみたいだけど。

 トヨタ自動車が02年4-12月期の経常益が1兆円超え【日経毎日】。販売が好調なこともあるが、為替での利益も影響あるらしい。10-12月期で3702億円の経常益だったが、年間でこれを上回れるのは日産、ホンダ、武田薬品だけらしいから数字の凄さを改めて。それでも株価は上場来高値の水準ではないが。スケールは小さくなるが以前にも少し取り上げたことのあるニッセンの02年12月期決算は過去最高益【日経京都】。インターネット経由の売上が137億円、全体の売上が1427億円だからこれが大きく貢献した格好。こんな時期でも良いところはあるので時期が悪いと言ってはなんだろうなあ。

 ボーダフォンが日本テレコムの売却先としてアメリカの投資会社リップルウッドと交渉しているらしい【毎日】。もともとボーダフォンはテレコムの傘下であったJ-PHONE欲しさに買収したようなもので昨年にも売却交渉をして折り合いがつかなかった経緯がある。私の読んだ記事ではリップルウッドは通信業での実力は未知数とか。そのせいで日本テレコム株は5.8%の上昇だったとか【朝日株価】。こういうのは目先の動きに惑わされたらダメなんだけどね。

 台湾発の報道で新疆ウイグル自治区でウイグル人が大量逮捕だとか【産経】。公式には認めないだろうけど。

 読売の社説にて地上波のデジタル化について、やはりというかアナログを廃止してまで移行することに関して批判なし。やや脱線するが、最近のスーパーボウルではNHKはハイヴィジョンカメラを導入して現地のABCと違うカメラにて放送した。その結果、高画質の映像は送られているが他の技術では現地の放送局の方が1枚上手という状態(日テレがABCの放送を使っていたのでよく分かった)。その辺に業界の変な思惑を感じて嫌になるんだけど。まあNHKは昨年スポーツ中継史に汚点を残すような放送をしたが、それよりかはと言われても…



2月4日(火)

 先日のドイツでのウナギの話は睡眠場所としてのパイプを用意すればOKという話になったよう【CNN】。33年も飼われていて今頃自然に帰せという主張も無茶苦茶なと思ったが、こんな結論でとも思えるが一安心ということで。

 公団分譲のマンションが買った当時より値下げして販売するのは不当とした裁判の判決が東京地裁で3日あった。判決は値下げ販売は正当としたが、説明義務違反があるとして慰謝料として1世帯あたり150万円を支払うものであった【京都朝日】。不動産に限らず物の値段は変動するし公団販売だから値段を下げないという思い込みもどうかと常々思っている種類の訴訟である。今回の件は賃貸マンションからの建て替えで優先分譲を受けた住民が訴えていた点がこれまでと違う点と言える。ただそのマンションが高いかどうかを公団任せにしていた方にも問題があると思う。しかも一般公募価格は最初の入居者よりも安くしてはならないという義務を負わせるのもただ自分が損した気分になるのが嫌なだけではないかと思えた。それよりもこれって原告の勝訴でいいのか疑問なんだけど。

 大阪府が産業廃棄物の不法投棄を防ぐために用地を貸した土地所有者にも撤去を命じることのできる条例を今度議会に提案するらしい【毎日】。これに違反すると禁固刑などの罰則を設けるとのこと。土地所有者が知らない間に産廃処理場にされていたというケースにはどうするんだろう。そういう時にも罰則されるんだろうか。

 京都のエムケイが路線バスを申請しているが、当初の申請案では交通局にバス停留所の共用を断られ、新設するにも地権者との話し合いに折り合いが付かないと難題が多かったらしい【京都】。共用させない交通局の態度もどうかと思うが、まあ安い運賃になってしまうので競争相手としては当然かな。これでは成功するか怪しくなってきたかも。



2月2日(日)

 今回は趣向を変えて。

 『株売買、コンビニでも可能に 証取法改正案概要』【朝日】。証券外務員の資格さえ持っていれば証券取引の仲介ができるというもの。その例がコンビニでもいうことらしいが、最近ネット証券の決算が出ていたが大手でも苦戦している有様【産経】。手数料の安さで売り込みを掛けたが相場環境も悪く収益が良くならないということらしい。こんな過当競争の状態に小規模の所ならともかく参入する動きはそれ程大きくないのではと感じる。

 『昨年の外食産業売上高1.7%増、業界団体が調査』【読売】。9年連続上昇という不況に強い業種かと思えば、店舗数が5.0%、客数が5.3%の増加にもかかわらず客単価が下落(値下げ競争が要因だと思われる)のため伸び率は鈍化したらしい。

 『ダイエー、営業戦略見直し 収益目標など下方修正へ』【朝日】。財務面では改善したが営業面で売り上げ目標を下回ったという話。本業でうまく行かなければいくら負債を軽くしても生き残れるのか心配な面がある。それと新3年計画の見直しを平沼経済産業省がコメントしているというのは半分国の管轄下なのか?

 『物価下落の主役は家電製品に ハンバーガーは一転上昇』【朝日】。パソコンや家電製品の値下がりがまだ大きいとのこと。経営効率化を進めるため外で生産したりいろいろなところで合理化してみたり、結局デフレの原因は日本の労働価値の相対的低下が原因という裏付けかと。ちなみに教育費は若干上がっているらしい。

 今日の(ネットでの)新聞記事はコロンビア号の事故一色だったが、肝心な記事なのはわかるが他の記事は疎かになりがちなのはどこの報道機関に共通することかなと。他の所も手を抜かずに構成して欲しい。ところで、その中でやや気になるのがイラクの反応【読売朝日】だが、これって反米感情を出しているところを映して反イラク感情を各方面に期待させているのでは、と憶測してみる。ともかくブッシュの政策のおかげで防衛産業が潤ったことは事実【日経】。でも防衛産業は宇宙産業も絡んでいる企業が多いと思われるので今回の件はどう結びつくんでしょうか。某国が余計なことをしなければと思うのも…



2月1日(土)

 先日巨額の赤字を発表したAOLタイムワーナーが資産売却を検討しているらしいという記事【Yahoo】。Wired Newsに掲載されていた通りこの赤字は株式を含む資産の評価損によるものですぐに現金で払わねばならない性質のものでないようだ。要するに過去これだけの資産があったんだけどこれだけ損してしまいました、ということなんだろう。とは言え時価評価経営の先端を行った国のネットバブル当時代表的な企業とも言えるAOLだったからダメージがないとも言えないと思うが、それが今回の検討しているという記事になったのだろうか。どう考えてもタイムワーナーの方が無形の資産を数多く抱えているし、不利だったという結論になるのかな?【参考:株価(2年)】 で、イスラエルのGDPと同等と書いてしまったが実は1,120億ドル(2001年)であった。これを大差と見るかは人次第だけど。

 ダイムラーとクライスラーは98年に合併をしたが、今度の役員人事で役員11人中旧クライスラー出身が1人になってしまう【京都毎日】。記事ではドイツ企業化してしまったと書かれている。旧クライスラーが良くなかったのは合併前からで、旧ダイムラーはアメリカでの販売網を得ること以外に何かメリットでもあったのだろうかと思わせてくれるのだが。

 まだ時間がかかると思われたベネズエラのゼネスト。反政府勢力側がスト継続を各業界に一任するらしいことから収拾する方向へ動きだした【読売】。ただ大統領の不支持率は8割近いらしく、火種はまだくすぶっているとも見られている。反チャベス派がアメリカを味方につけられると見ていたのに結局静観の姿勢を崩さなかったので折れてしまったみたい。ちなみに政府は石油の生産を3月上旬までに全回復させる方向で、国営石油会社の役員・幹部のほぼ全員を解雇したと発表した【Yahoo】。人数が6000人となっているからほとんどの社員を入れ替えるつもりなのだろう。しかし国民の支持がそれ程ないのならこの先も厳しそうに感じるのだが【日経】。

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