アクセス解析 うらぢ日誌−2004年12月分

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12月27日(月)

 ライブドアが以前に1株を100株に分割したのだが、本日は楽天が1株を10株に分割を実施した日。ライブドアも分割実施日後は株価が急上昇し、今回楽天もストップ高まで買われている。大幅分割の場合それまでの売り手が昨日まで1株持っていたとすると理論上本日は10株所有となるのだが、残りの9株は株券が発行できてないということで売却できず、市場で売れるのは10分の1の量になる。それに対し買う方は昨日と同じということになるから、株価が10分の1と買いやすくなった分だけ買いの需要が勝るというわけ。うまく説明できてないな。ともかく現在は株券制度があるためこの現象が起こっているのだが、09年6月8日より株券の電子化が上場企業で実施されるためその日まではこの手を使って株価を上昇させる企業が出てくる可能性があるわけ。最近ではバリュークリックジャパンが100分割して派手に株価を動かしてましたなあ【株価】。

 ウクライナ大統領選挙は野党のユーシェンコ元首相が勝利。ユーシェンコ候補は52.3%、与党のヤヌコビッチ首相は43.9%だった。ヤヌコビッチ首相はこの結果を予想のごとく受け入れないらしく裁判所に訴える模様。まあロシアはともかくEU諸国やアメリカは文句を言わないだろうなと。

 パレスチナ地方議会選挙の結果は昨日書いたのと別の結果になってました。結果はファタハが136議席、ハマスが109議席。全議席は306議席なのでファタハが44%、ハマスが36%と意外と接近しているようで。

本日の別棟



12月26日(日)

 アメリカ、ワシントン州知事選挙再々集計の結果は民主党のグレゴール候補が共和党のロッシ候補を130票差で破った。先ほどの2回の集計はロッシ候補がリードしていただけに抗議をすることは確実。またリード州務長官が30日に結果の承認する運びとなっているがこれがどう動くかも問題。

 ウズベキスタンの上下院選挙が行われているけどカリモフ大統領の反対派が立候補できない状態で旧ソ連の国造りのあり方が再び問題に。この辺はウクライナと違って重要な地域でないだけに無視されるのか。

 パレスチナの地方選挙でアッバス氏のPLO主流派ファタハが6割くらい議席を占める模様。またハマスが23%ほどらしい。記事では予想以上の躍進となっているけど、過激な行動を支持している人は大多数でないことの裏付けともとれるけど、どうなんでしょうか。また自治政府の議長選も現在選挙運動中。来月9日に投票。

 モザンビーク大統領選挙はケブサ氏の圧勝だったようです。ただ不正の指摘もあり、カーター元米大統領も「広範な問題があった」と述べているようです。議会選挙もケブサ氏の与党が160議席と残り90議席が野党という配分。

本日の別棟



12月20日(月)

 ユコスの中核子会社とされるユガンスクネフチガスの競売があり落札したのがバイカルフィナンスグループという会社。ここがいったい何者か憶測を呼んでいる。この競売は準国営のガスプロムの子会社ガスプロムネフチが落札するとみられていた。でてくるのが政府やガスプロムがダミー会社を使って落札させたとするもの。一応政府関係者もガスプロム側もこの事実を認めていない。まあ落札額の2607億ルーブル(約9750億円)が払えるとなるとどこかのバックアップがないとできないけど、支払いができずにさらに安く買おうとする策略かもと言われてはいる。本当にCIS諸国の謎さ加減は凄いものが。

本日の別棟



12月19日(日)

 『西武個人株主、集団提訴へ』と見出しをつけられて、代表訴訟か株価下落の損失補償かどちらなんだろうと見てみても解決せず。個人株主の救済を目指す「西武鉄道株主弁護団」ということから損失補償のような気がする。直接返金されない代表訴訟で株主を集められるわけでもなく、別にオンブズマンの仕事と思えばそうかもしれませんな。おそらく損失補償で訴えても勝てる見込みは低いと思う。企業相手の取引とは違い、西武が直接被害株主と交渉した結果、株式取引したわけではないからだ。「大企業は株が買い戻しされるのに、個人株主には保証されないのは不公平」というのもわからなくはないんだが。

 インドネシアの最大野党ゴルカルの党首選挙があり、現職のアクバル・タンジュン氏を破りユスフ・カラ副大統領が選ばれた。結果的に323対156の大差だったらしい。ユドヨノ政権は議会少数派で混乱が予想されていたが、これで8割を与党が占める結果となるらしい。ただ今までゴルカルに反発してユドヨノ大統領を推していた政党が反発する恐れもあるらしく、そう事は単純に運ばないよう。

 アメリカ、ワシントン州知事選挙で新たな火種が。再集計で43票差だったのが、数え忘れの票が700あまり見つかり、決定済みとする共和党のロッシ陣営と再集計を求める民主党のグレゴア陣営とで法廷に問題が持ち込まれている。日本の場合、手違いで忘れられた場合数えないんだよね。まあ競った場合は訴訟で再選挙なりできるのかもしれませんが。

本日の別棟



12月18日(土)

 ユコス社、アメリカでの破産申請を巡って米露間で熱いバトル。ロシアが目論むユガンスクネフチガスの競売をアメリカの破産裁判所が差し止めできるかが焦点だが、ロシアの会社だからロシア国内法に基づいて処理されると思うんだが。アメリカの介入も懐疑的とする見方も多い様子。国をまたぐ破産処理の一端を観察できればと考えています。

 西武鉄道が取締役会を7年にわたって開いていなかったらしい。取締役会議事録は登記する上で必要な書類となるのだが、これは常務会の決議内容をそのまま記していたらしい。でも常務だけで取締役会の定数に達するとは思えないので、ほかの取締役の名前を借りるか勝手に処理していたかしていたのでしょうか。一応記名押印はいるはずなのだが。まあこれに黙っている取締役にも問題ありということか。まあ代表訴訟のネタが増えたようですな。

 ダイエーは普通株99%の減資、株式は10株->1株に併合になるとのこと。債務超過だったんだから致し方なしなのだが、これは金曜日の取引開始前から流れていたわりにはこの日は13円高と小反発している。カネボウと似たケースだけど読めないなあ。

本日の別棟



12月15日(水)

 ロシアのユコスは主要子会社ユガンスクネフチガスのロシア政府からの競売を阻止すべくアメリカの破産申請を行った。ユコスがアメリカに資産を持っていればアメリカの破産法の範囲内になるはずだが、ロシア国内にある場合はほぼ不可能なはずだが、ユコス関係者は「同法(連邦破産法11条)は世界中の債務者の資産に対して適用が可能」としており、米露間での駆け引きもありうる。専門家の間では難しいとしているが。最近のウクライナ騒動でギクシャクしているところもあるだけに新たな火種となるのか。

 ダイエーは99%の減資らしい。商法が何年か前に改正になり資本と株式の結びつきが弱くなったため必ずしも株式併合とセットにする必要がなくなったのだが、それでも既存株主の株式数を希薄化するために実施するか気になるところ。数年前は2株->1株の併合をやってましたが、短い期間で2度の株式併合するところって他にあっただろうか。まあ減資自体珍しそうだが。明日の株価は期待が持てません。ましてやウォルマートが撤退の可能性を示唆しているしね。産業再生機構主導になるのが嫌で。

 タクシン首相って資産家だったんだね。



12月8日(水)

 ダイエーの再建案が出ているようだけど、店舗削減も視野らしい。当然出てくる話だろうなと思ったが、リクルートの売却はまだ決まっていなかったのか。たしか経営陣が買い取りたいって話じゃなかったのかな。なんかせっかくの資産を安売りしそうな気もするが。あと系列の十字屋も気になりますが。

 ウクライナの最高会議で選挙法と大統領の権限を縮小させる憲法改正案を可決。選挙のほうは前回の不正の温床とされた不在者投票制度を改めるもの、大統領の権限縮小は今度の選挙結果で今の与野党が再び揉めあって国家分裂する危機を回避する狙いがあるものと見られる。当初権限縮小には野党が反対していたがうまく妥協できたらしい。その辺の経緯は詳しくは知りません。予定通り26日にやり直し選となるが、1回目からなのかな?いずれにせよ誰が当選者かはほとんど決まっているようなものか。この話は別にして、結果でもめていたときに議会が選挙の有効無効と決議することって許されるのかというのが疑問だったのだが。

 ニジェールのママドゥ・タンジャ大統領が決選投票で66.5%の得票を得て再選。2期目となる。かなりのベタ記事扱い。ちなみに海外からの監視団(国際フランス語圏機構でよかったのかな)は公正に行われたとお墨付き。

本日の別棟



12月6日(月)

 ハンガリー系の近隣諸国住民に二重国籍を与えるかどうかを問う国民投票がハンガリーであり、投票率約37%で不成立となった。不成立くらいで驚かないが、賛成が約51.5%、反対が約48.4%と拮抗しているのが珍しい。反対派は不成立を狙って投票に行かないのが通例だからなのだが、おそらく同時に行われた社会保障関連の投票と重なっていたことも要因かもしれない。こちらは賛成が65%ほどいたらしいけど、不成立なんだろうな。

 駿河屋は結局上場廃止に東証と大証が投資家の信頼を傷つけたというのが理由なんだけど、いずれにせよ時価総額基準で危ないところにいたのでただそれが早まっただけのこと。問題はこの件で駿河屋の信用を損ねたことで経営がどうなるかということなのだが。

 ジンバブエの副大統領にジョイス・ムジュル地方資源・水開発相を指名した。初の女性副大統領なのはともかく、ムガベ大統領の後継者と目されていることには気になる話で。

本日の別棟



12月5日(日)

 ウクライナ関連のニュースが連日続いているが、一旦再選挙と決まったものの今度は選挙法改正で野党間の足並みが揃わず、強大な大統領権限の縮小も争点の一つ。また首相の不信任決議が最高会議でされてからも辞任を拒否しているヤヌコビッチ首相もどうするのか、なかなかネタは尽きなさそうな雰囲気

 コソボ自治州議会の首相にアルバニア系急進派・コソボ未来連合ハラディナイ党首を選出。この党首はアルバニア系武装組織、コソボ解放軍(KLA)の元指導者というから独立阻止を目論むセルビアモンテネグロ政府からは快く思われていない。しかも戦犯の疑いをかけられていた人物。この辺もEUからの意向がどうかで方向が決まりそうな感じがするなあ。

本日の別棟



12月4日(土)

 IBMのパソコン事業売却というニュース。ThinkPadも他社の手にかというよりも、アウトソーシングにどんどんと傾斜していっている証左なんでしょうな。2003年の業績を日本IBMのサイトで発見したのだが、グローバル・サービス事業が売り上げの4割以上、ハードウェアも汎用機込みだろうからパソコンで見ると小さくなっているんだろうな。しかもデルやHPに押されている実態とパソコン自体に技術開発の余地が低いことも要員かも。前からアウトソーシングの会社という認識が私には確信しつつあったのだが、これで決定付けられるな。

 混迷の度を増していたウクライナ大統領選挙は26日にやり直しを実施するとのこと。一部地区で投票率が100%を超えていたことが不正を証明する結果に。セルビアで死者などの選挙人カウントがうまくいかず、低投票率を続けているのと対照的だなと。これからの問題は選挙法を改正していないこと。まだまだ大変だな。

 2005年3月期に日本の上場企業全体で3兆円の配当金らしいけど、マイクロソフト1社で3兆円というからこの会社は別格だなと。しかも自社株を含めると8兆円もの株主還元らしい。内に貯めているものが凄いものかが分かると同時に、金を持っていても使い道がないのかと思ってしまうけど。

本日の別棟

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