アクセス解析 うらぢ日誌−2005年5月分

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5月24日(火)

 ドイツのノルトライン・ウェストファーレン州の州議会選挙で社会民主党(SPD)が敗退。39年ぶりに政権を明け渡した。結果はキリスト教民主同盟(CDU)が44.8%、SPDが37.1%、自由民主党(FDP)が6.1%、90年連合・緑の党5.8%だった。CDUとFDPが連立を組むと見られる。この敗北を受けてシュレーダー首相は7月1日までに信任投票を行い、秋にも総選挙を実施する構え。説明するとドイツでは首相に解散権がなく、信任投票で過半数を得られず、大統領に進言した後大統領が行使する形らしい。今度の信任投票ではわざと不信任の形を採るらしいが、大統領が解散権を行使する義務はないらしく、ケーラー大統領が放置する可能性もあるらしい。それとわざわざ不利な時期に総選挙を実施する理由もなのだが、現時点でも地方選挙で負け続けている結果、連邦参議院では与党が過半数なく法案が通りにくいこともあるらしい。ちなみに連邦参議院は州の代表という形で州議会が送り込んでいる。いずれにせよ、シュレーダー首相に風が吹かないだろうという雰囲気なんだけどなあ。

 モンゴル大統領選挙はエンフバヤル党首の勝利が確定。得票率は53%とエンフサイハン氏が20%と大きく差をつけている。今回は昨年の議会選挙とは違い、選挙後に不正選挙という野党の抗議がなかったことが印象的。



5月15日(日)

 台湾で憲法改正を承認するための国民大会の投票が14日あり、与党民進党が127議席で第一党となった。また国民党は117議席で第二党。任期が1ヶ月という非常設機関らしいが、憲法改正では従来憲法改正は国民大会の8割の承認で行っていたのを住民投票による承認に変更することになっており今回でおそらく最後になる。今回の改憲内容が小選挙区比例選挙区並立制導入(今まで中選挙区制だった)、立法院の定数半減(225→113)、立法委員の任期を3年から4年に変更するというもの。内容的には中国を刺激しそうにもないけど、憲法改正というだけでピリピリきかねないが、投票率が23.35%とあまり関心を呼ばなかったみたい。まあ内容が政治内部のことに限るせいかもしれない。ともあれこの選挙は現在の政党支持率に反映するか言えなさそう。

 エチオピアで総選挙が15日にあった。下院に当たる人民代表議会(定数547)だが、与党エチオピア人民革命民主戦線が勝利する見通し。ただ野党側が「多数の野党側の選挙監視人や立候補者が正当な理由なく逮捕された」と不正を訴えており微妙なところもある。

 大証が株主総会で村上世彰氏の要求が通れば総退陣の意向らしい。まあそういうことがあれば経営陣も安泰としていられないからだろうが。ネット放送局のインタビューで大証が上場する意味がわからないと村上氏が言っていましたが、確かに株主に制限があるというのに上場するというのも変だなあ。外国人株主を制限しているテレビ局も同じだけど。

本日の別棟



5月8日(日)

 イギリスの総選挙では労働党の投票率の低さに選挙制度に問題がという日本の記事を見かけるが、イギリスの場合は連合国家の性格も有しているので(地図を見れば一目瞭然)一気に全国地区の比例代表制になるとは思えないので、自由民主党がもう少し発言力を持たないと動かないかも。まあ事前の世論調査でどの調査も労働党がわずかに上回っていた中で、過半数を上回ると予想できるんだからわかっていることなのだろう。
 それよりもジンバブエが何かしら言っている方が気にかかるのだが。

 遠目で眺めるだけにしますがヤルタ会談を巡る歴史評価も米露間で火花が。日本では北方領土が気にかかるところですが、西側ではポーランドの領土を西にスライドさせた経緯を持つだけに発言をすんなり受け入れるわけにはいかないだろう。この問題は流すだけで済めばいいのですが。

 中国ってまだ国連人権規約のB規約(参考)を批准していなかったのか。検索で探ると署名はしているようだが、中国の場合この機関が批准するのだ?

本日の別棟



5月6日(金)

 イギリスの総選挙は事前予想通りと言うべき労働党の3期連続政権ということになりました。改選前の161あった与野党の議席差が60位に収まるため、一応ブレア政権に対する批判とも受け取れる。得票率を見ると微妙で労働党が35.8%、保守党32.8%、自民党が22.4%と労働党と保守党との差が3%と議席で150以上も離されるとというのは選挙区の妙なんだろうな。地図では保守党の獲得した地区の方が面積では広いし。あと労働党が議席を失った地区は47ほどあるけど、逆に獲った地区はなくこの辺が今後の党運営に影を落とさなければいいけど。ちなみに毎日の記事では向こうの評論家がEU憲法国民投票の結果次第でブレア退陣、ブラウン新政権になりそうだとか。ちなみに保守党のハワード党首は辞任する意向だとか。保守党が自滅した面はあるけど、一時自民党に逆転されるとか言われていたので一応面目は保てたか。まあブレア政権がいつまで続くかに今後の焦点が移るわけですな。
参考:選挙地図

 パレスチナの地方選挙では84の自治体のうち50でファタハが勝利したらしい。懸念されるハマスの方は28の選挙区で勝利。7月に評議会選挙があるけどそれに向けて良い結果をファタハは得たことになる。

 あとS&PがフォードとGMの格付けを引き下げ。GMがBB、フォードがBB+と投資不適格扱いを受けた。問題は借入金利が上昇しないかだが、大丈夫かな。最近、GM株はカーコリアン氏が買い集めたことが話題となっていたけど。

本日の別棟



5月1日(日)

 韓国で議会の補欠選挙があり6選挙区中5選挙区をハンナラ党が獲得。残り1つは無所属の議員だった。で、全敗してしまった与党ウリ党はこの補欠選挙で過半数に持ってきたかったがそれ以上に厳しい現実を見せつけられた。まあ投票率が33.6%というのは酷すぎる気がする。盧武鉉大統領は最近反日姿勢を見せて人気取りに動いているのかと思ったけど投票に結びつかなかったのかな。選挙区がどの党有利のところか調べていないが、もともと過半数越えだったのが選挙違反でウリ党が議席を減らしたので、ハンナラ党地盤でなかったのかなと想像したんだけどどうなんだろうか?

 横田基地が軍民共用になるという記事で、首都圏の管制権が航空自衛隊に移るらしい。東京から西に向かう飛行ルートで横田基地周辺の空域は米軍が管制権を保有しており、許可があれば飛行できるが現状はその空域を避けて民間機は飛行していたため、航空路が過密状態にあったようでそれが解消するかもしれない。

 先月30日に水間鉄道が会社更生法の適用を申請。売り上げがピークの23億円から6億円に落ち込んでいたようだが、鉄道事業だけの減少なのかな。記者会見では社長がバブル期のマンション事業で借入金返済ができなかったとのこと。また安全面を考えると安易にコストダウンできないとも。時期的に説得力あるなあ。

本日の別棟

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