棘皮動物門(ECHINODERMATA)(計7種)
    特徴:体に棘構造があり、五角形をしている生きもの。
    
   ○ヒトデ類(3種)
    特徴:星形の棘皮動物。
 
   ・モミジガイ(Astropecten scoparius Valenciennes) モミジガイ科
生息環境:磯や干潟の潮下帯(?)
メモ:まさに星の様な形をしている。体色は白色や黄褐色で、腕の端にザラザラした棘がある。清水は白色のもののみを確認している。図鑑などではこれに似たトゲモミジガイというものがいるらしいが、トゲモミジガイの棘は左の写真のように微かなものではなくはっきり”棘”と分かるくらいに生えている。東京湾では湾口部の干潟や磯で見られる。
名前:貝でもないのになぜモミジガイなのだろう。植物のエニシダみたいな不思議な名前。
   ・イトマキヒトデ(Asterina pecctinifera Muller et Troschel) イトマキヒトデ科
生息環境:磯(というか情報不足)
メモ:分厚いずんぐりとしたヒトデ。写真の個体は腕が6本だが、基本はやはり5本。東京湾では湾口の磯でのみ見かける。
名前:お裁縫道具の”糸巻き”というものに似ていてこの名が付いているらしいが、糸巻きとはどんなものだろう?
   ・キヒトデ(Asterias amurensis Lutken) キヒトデ科
生息環境:磯や干潟の砂泥底。
メモ:体色は黄色か紫色。日本で最も普通にみられるヒトデらしいが、東京湾では湾口の比較的澄んだ海水環境で見られ、湾奥では見かけない。戦後、カキの養殖場か何かで大発生してひどく被害をもたらしたらしい。左の写真の固体は小さいもので、飼育下ではすぐに淘汰されてしまった。
名前:マヒトデともいう。
   
  ○ウニ類(2種)
    特徴:丸い棘皮動物。
   ・バフンウニ(Hemicentrotus pulcherrimus (A. Agassiz)) オオバフンウニ科
   ・ムラサキウニ(Anthocidaris crassipina (A. Agassiz)) ナガウニ科
  ○ナマコ類(2種)
    特徴:棒状の棘皮動物。
   ・ニセクロナマコ(Holothuria (Mertensiothuria) leucospirota Brandt, 1835) クロナマコ科
生息環境:磯や消波堤の隙間。
メモ:全身真っ黒のナマコ。管足(歩くのに使う疣)の先は紫褐色。東京湾では湾口の岩礁構造で見られる。黒くて可愛いため、二頭捕獲して水槽で飼育している。淘汰されないが餌が合わないのか収縮してしまった。
   ・マナマコ(Apostichopus japonicus (Selenka, 1867)) マナマコ科
生息環境:磯や消波堤の隙間。
メモ:体色には2タイプが知られ、緑色のものと赤色のものがあり、前者を”青ナマコ”といい、後者を”赤ナマコ”という。東京湾では青ナマコが多いらしい。写真のものは水中からあげて赤く光って映っているが、青ナマコ。食用種だが、青ナマコよりも赤ナマコの方が上等らしい。湾口付近の岩礁構造では普通に見られる。


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