妹ヨシコ・社会人計画 自動車免許取得への道!(AT限定)

運転免許取得!!!〜最後までバタバタ〜

2004年夏。
「思えば遠くへ来たもんだ」とはこのことか(...このことか?)。

教習所へ入学したのはもう遙か昔・去年の2月。
教習所を卒業したのが期限一杯・ギリギリの11月。
そして、その卒業資格が1年間も有効なのをいいことに、
最後のヤマ『県内の運転免許試験場での学科の試験』を受けずに過ごすこと9ヶ月。
その間、会う人会う人免許の話題になり、
そのうちの3分の1は「早く取った方がいいよ」と心配&怒りモード。
別の3分の1は「あー、もうあきらめたんだろうな」と終了モード。
そして残りの3分の1は「まさかまだ取っていなかったとは!」と驚きモード。
(そんなに驚かなくても!と逆に驚くのんきな私)

でも、ガンガンの夏になり、ああそんなこといって夏ってすぐ終わるのよね、
と寂しく感じていたら、さすがに自分でも残り時間が不安になってきた。
そして、問題集を持ち歩くようになり、機会を窺うこと半月。
急に次の日のお出かけの予定がなくなり、一日ぽっかりと時間ができた。
よっしゃー!明日試験に行くぞー!と夜9時から勉強をし始めた。

そして次の日...
朝6時起床。早い。チョー早い。
私の県の学科試験は、初回の受験者は午前の部(集合8時〜9時)
2度目以降の受験者(落ちちゃった人用)は次の日以降の午後の部、
というように時間が分けられている。
電車を乗り換えなくちゃいけない微妙な場所に住む私は
会場まで電車だけで1時間かかるので、
こんなに早起きをしなくちゃいけないのだ。

両親がグーグーと寝ている中、身支度をしていると
母が起きてきてキツイ一言。
「なにやってんの?...いきなり受けてもムダよっ」
...(泣)。一瞬もう一度寝直そうかと思ったが、
ここで行かないともう一生行かない気がし(おおげさ)、
とりあえず会場を見にいく位のつもりで行くことにした。
ダメだったら次からは午後の部で受けられるし。

会場がある二俣川の駅に到着したのが8時10分。
そこから暑い中テクテクと坂を登ること15分。
運転免許試験場に到着した。

教習所で用意してくれた書類一式を手に持ち、受付に並ぶ。

受付にいた警察官のお兄さんが私の出した書類に目を通すと
お兄さん:「...あー、これだめですねー」
私:「はっっっ???」
お兄さん:「この住民票、昨年の2月の発行ですよねー。
住民票って期限が1年間なんですよー。もうこれ半年も過ぎていますよねー」
そうなのだ。私の出した住民票は教習所に入学したときに提出したモノ。
つまり昨年の2月に発行。もう1年半もたっているのだ。
ここへ来ていきなり免許取得にかかった時間の重みをズシリと感じる。
がーん。

私:「(悲しげに)今日はもう受けられないんですか...?」
お兄さん:「うーん、こういう事情ですしねー、
今から住民票取ってこられるのでしたら、午後の試験受けられるようにしますよ。
今日受けたいでしょ?」
そりゃー兄さん、受けたいですよ!と思いつつ、弱腰な感じで「はい〜」と答え、
今から住民票を取ってくることになる。

試験場に向かう人の波を逆行する私。
「試験場で追い返された人」ではなく「試験場の近所に住む人」を
演じながら(?)堂々と歩くことにする。
そして、とりあえず家に電話をして、住民票ってどこで取るのー?
何か証明するものがいるのー?と聞こうとすると、
「バカねー、思いつきで行くからよ!」と母の声。ええ、その通りです。

来た道をそのまま戻り、ホームタウンへ。
最近はショッピングセンターの中に市役所の出張所があるので、
市役所まで行かずにそこで住民票をもらうことにする。
しかし、まだ9時50分。
ショッピングセンターもオープン前。
開店を待つ奥様方に交ざり、入り口のエレベーターの前で待つ。
(「扉の前で開店を待つ」人の気持ちが今まで分からなかったが、
人にはいろいろな事情があるんだろうな、と少し大人になった気分)

開店時間になり、無事住民票をゲット。
そして、同じ階にあった文房具屋さんでブタが付いたクリップを買い
(ついつい買い物心が...)
再び試験場を目指す。

午後の試験の受付は1時。
試験場のある駅に再び到着したのは11時過ぎ。
まだまだ時間があるので、駅前のパン屋さんで食事をしながら勉強することに。
すると、隣りの席のおばさんも何やら必死に勉強中。
おっ!再試験組ねー!がんばりましょうねー!と心の中でエールを送る。

そして、再び15分歩き試験場へ。暑い。
受付でニュー住民票を堂々と見せ、やっと試験が受けられることになる。
ふひー。
しかし、試験をする教室に行き席に座ると、ドッと半日の疲れが出てきて、
急激に眠くなる。イカンイカン!私がんばれっ!

50分の試験時間いっぱい使って試験が終了。
「うーん、たぶんこれでいいと思うんだけどー」という問題が10問。
1問1点、合格は90点以上だから、
「うーん、たぶん合格だと思うんだけどー」という状態だ。
発表まで50分ほどの時間、濃いコーヒーを飲みながら待つ。
待ちくたびれていたら、ちょうどM姉さんからお仕事話の電話が入り、
電話を切ったらもう発表の時間になっていた。

受付があった場所へ行き、上を見上げると壁に電光掲示板がある。
そこに番号が出るのだ。
私は426番。400番台が映る掲示板をじっと見つめる。番号が出始めた。

...きゃー!あったわー♪

合格者は場所を2階に移され、いろいろと説明を受けたり、写真を撮られたり。
午後4時45分、 ついに、ついに、運転免許を獲得!!!

これで、レンタルビデオ屋に保険証を持って行かなくて済むのねー(そういうことじゃない)

午前中に試験を受けられなかったけど、
その分電車とかパン屋とかでたくさん勉強できたから一発合格したんだな〜、
と思うことにしよう。うんうん。

ちなみに、得点は99点!!!
でも何を間違えたか分からないのが不安...。
たぶん『急な下り坂でブレーキが効かなくなったとき』にどのような処置をしたらいいか?
という問題を間違えたと思うんだけど...。

...急な下り坂には近付かないことにします。



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