cue[キュー]第一回演奏会を4月23日におこないます! [2002.4.15]

昨年暮れから、大学の作曲科卒業の友人6人でコンサートを計画しています。
6人のグループをcueと名付け、コンサートの話し合いと言ってはキムチ鍋をやったり、
本当に楽しい仲間です。
作曲の人で何人か揃うと、けっこうやり合っちゃったりしてうまくいかないことが多いけど(笑)、
何だか6人のバランスがよくて、コンサート1週間前の今、まだケンカはしていません。

6人のメンバーを軽く紹介すると...
このグループの代表・私の同級生・小さい頃は「イヤな子だった」・しっかり者のミカヨちゃん
ミカヨちゃんと一緒にこの企画を考えてくれた・やっぱり同級生・オシャレなオモシロ関西人マユコ
そのマユコとアパートが隣り同士(別につき合っているわけではない)・2年先輩の田渕ダイちゃん
田渕ダイちゃんと同級生・私と同門・常に揺れる男・キャバクラのピアニスト篠田さん
ウナギパイと同じ出身・秋からニューヨーク大学へ留学!・ソロバン2段の同級生アッコちゃん
朝5時起きしてスタバで働く朝の女・「cueのうた」作詞作曲・ 締め切りやぶりで弱気なうっちー

6人で集まると、しっかり派のミカヨちゃん・田渕ダイちゃん・アッコちゃん、
オドオド派のマユコ・篠田さん・うっちー、この2つに分かれるからこそ、
うまい具合に話が進んでいるんだなっ、きっと!
...と勝手な解釈をして、代表のミカヨちゃんとしてはたまったもんじゃ〜ないでしょう、きっと。

このコンサートのテーマは「室内オーケストラ」。
楽器の種類はオーケストラのように木管楽器・金管楽器・打楽器・弦楽器、と揃っているけど、
楽器それぞれの人数は一人ずつ、全部で15人程度しかいないので、
バランスが悪く(一般的なオケだったら、管楽器に対して音の弱い弦楽器の割合が増えるんです)
だからこそむずかしく・おもしろい編成です。
(有名な曲では、シェーンベルクの「室内交響曲」があります)


昨日は初めてオケとの合わせがあり、6曲のうち4曲だけ練習しました。
マユコ:Soul-stirring〜3人の打楽器奏者と室内オーケストラのために〜
田渕ダイちゃん:spell  for chamber orchestra
ミカヨちゃん:瀲艶 ren-en 〜アルト・サクソフォーンと室内オーケストラのために〜
うっちー:Oreille 〜クラリネットと室内オーケストラのために〜

昨日の練習を聞くと、ひとつのコンサート企画として「室内オーケストラ」 という編成で
よかったな〜と思えてきました。
というのも、「室内楽」と「オーケストラ」の間にあるこの編成を
どっち寄りで考えていたかによって、曲のタイプがはっきりと分かれたからです。
聞く人もけっこう好みが分かれそうで、ドキドキですが。


プログラムノート...

Oreille 〜クラリネットと室内オーケストラのために〜
私の友人の伊藤くんは、やわらかくてフワフワしたものが大好きです。
そんな伊藤くんのために、この曲では、やわらか・ふわふわ・もちもちとした
弾力性が出せるように試みました。
タイトルの Oreille[オレイユ]は、フランス語で「耳」という意味です。

あっ、「伊藤くん」というのは、今回私の曲で独奏クラリネットを演奏してくれる、
入学して以来の大の友人・恩人です。もう私の曲は10曲も演奏してくれていて(短い曲も併せて)、
私の作る音楽の一番の理解者だと、勝手に思ってます。
体も心も大きくて、音楽は非常に繊細な、とても素晴らしい奏者です。

で、プログラムノート。私は今回、伊藤くんの音をイメージして書いているので、
「伊藤くんのために作りました」とか「この曲を伊藤くんに捧げます」みたいなことを
書く代わりに(だってちょっとストレートすぎるから)、このプログラムノートにすれば、
「あ〜、伊藤くんのために作った曲か〜なるほど〜」と、読む人に伝わるだろう!と
かなり考えたのだ。だが!だが!だが!
意見1: あ〜、伊藤くんってなんかやわらかそうだもんね〜。
(ちが〜う!伊藤くん=柔らかい、と言いたい訳ではな〜い!)
意見2:なんかさ〜、イヤらしいよね〜。
(なんで〜!そう思う人がイヤらしい!→伊藤くん)
意見1、2が合わさって...意見3:伊藤くん=イヤらしい?

ごめん、伊藤くん...。

 
〜cueは、みなさまのお越しをお待ちしております〜
cue作品展 2002年4月23日(火)18:30会場 19:00開演
北とぴあ つつじホール(JR王子駅・南北線王子駅徒歩2分)
全席自由 2000円
チケット問い合わせ e-mail cue999999@hotmail.com

 

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