我が家の一大事 [2002.4.17]
朝起きたら、我が家のアイドル・クックちゃん(セキセイインコ)が激太りしていた。
...と母と私は本気でそう思って「あれ〜エサ食べ過ぎたのかな〜」「あれ〜運動不足かな〜」
と話していたのだ。
だから、「ほら出ておいで〜」と、小屋の外で飛ばせようとしたのだが、
指と指を飛び移るだけで、 なんだかウトウトしている。
「あれ〜、寝不足なのかな〜?」まだ母と私はそんな事を言っていた。
そしてすぐに母は出かけてしまい、 私は私で自分の部屋で1時間ほど過ごし、
「さあ、久しぶりに授業でも受けてくるかな〜」と出かける準備をしようとしてふと小屋を覗いたら、
我が家のアイドル・クックちゃんが小屋の隅でお腹を地面に付けてうずくまっているではないか!!!
ヤバイ!!!太ったんじゃなかった!寒かったんだ!
も〜う、大パニックな私。何しろ、一時期我が家では、短期間の間に飼うインコ飼うインコが
3匹たて続けに死んでしまったのだ。その時見た小鳥の苦しむ姿が、アタマをよぎる。
...このコはまだ死なせない!!!...しかしどうする?家には私一人きり!
一瞬にして私のアタマの中では『クックちゃんを毛布に暖かく包んで、動物病院へ連れていくしかない!』
という考えが浮かび(...というか、それしか浮かばなかった。何ともドラマチックな映像だが)、
ドキドキしながら急いで着替えた。
しかし、ちょっと落ち着くと、下の子特有の「頼れる人には遠慮なく頼る」という性質が甦ってきた。
...あっ、お父さんに電話しよう。
我ながらナイスな判断...といっても仕事中・しかも今は新しい工場を建設中のチョ〜忙しいはずの父。
一応は遠慮して「仕事中にごめんねっ」なんて言いつつ、「クックちゃんの具合が悪いのっ」
と半泣き(4分の1ぐらい!)で訴えると、すぐに父はペットショップで薬を買って帰ってきてくれた。
どうやら、ペットショップの人によると、風邪。しかもクックちゃんの症状だったらまだ軽いらしい。
でも、内田家・家訓「薬は多めに服用」に則って、飲み水の中に薬を多めに混ぜた。
そして、小屋にヒーターを付け、カバーを掛けた。
[クックちゃん暑くなる→クックちゃん水を飲む→クックちゃん薬も飲める]作戦だ。
父は仕事があるからと(もちろんそうだろう)再び家から出て行き、私は小一時間ほど
クックちゃんが水を飲んだか見張る事となった。飲まなかったら強制的に飲ませるらしい。
あ〜あ〜、4限間に合わないや〜(危機感ナシ)
でも、友達と待ち合わせをしていたから「遅れます」とメールを送り(すまなかったね、ミカヨちゃん)、
小屋の傍で昼食をとっていると、ちゃんと水を飲んでいたので、これで安心!学校へ向かった。
そして、授業が終わり、学校からの帰り道。 時計はもう6時半。
「お母さん帰っているかな〜?クックちゃん大丈夫かどうか電話してみようかな〜。
でも電話して、もし『ダメだったよ』とか言われたら1時間半の帰り道悲しいよな〜」と思い
電話をしないことにした。すると、10分ほど後、電車に乗っていたら父から電話がかかってきた。
「お〜う。さっきはどうも〜。クックちゃん、元気だぞ〜」父!ナイスタイミング!
聞くと、クックちゃんが気になったから、日課のゴルフの打ちっ放しを休んで帰ってきてくれたらしい。
そして、元気だったので、私が心配しているだろう、と電話をしてくれたのだ。父!素晴らしい!
さらに聞くと、朝出ていったきりの母はまだ帰っていないので、父が愛犬・クマの散歩まで行ったらしい。
父よ...感謝。
家に着くと、朝と比べて激ヤセした我が家のアイドル・クックちゃんが小屋の中にいた。
母は「何だか心配かけちゃったみたいね〜ぇ」と相変わらずノンキ。
...「父と私の一大事」にタイトル変えようかな〜。