モノツクル方々[2002.7.21]
日曜日、姉トモコと一緒に、ニューカマー・金造さんの作品展へ行って来た。
埼玉のとある駅で姉と待ち合わせをし、送って頂いたDMの地図を見ながらギャラリーへ向かうと、
なぜかそこは飲屋街...なぜ?
しかし、その雰囲気に負けることなく独特なかわいい木の建物を発見!
姉と二人、オドオドと扉を開けると木の香りがふんわりと匂ってきた。
3階まであるその建物の1〜3階どこでもお食事、喫茶ができて、
ご近所だったら通ってしまいそう。
私好みのコクのある手煎りのコーヒーや、おいしいピザが食べられる。
2階がギャラリーになっていて、
私たちのお目当ての金造さんとそのお友達のむすぼれ堂さん(どちらもすてきな女性です)の
展示を行っていた。
金造さんとは千葉で行われた姉のフリマの時に、
私は金造さんのお店の客として、姉は姉のお店のお客さんとして、出会った。
フリマを一周ぐるりと見た私の心をグッとつかんだその小さい品々。
小さい・不思議な子たちがアクセサリーにくっついている。
「これは何ですか?」と聞くと、「小さい方々です。」と力強く一言答えてくれた。
私、きょとん。しかし、どうにも気になる。ネックレスをゲットした。
フリマでは初めて見たその「小さい方々」と、ギャラリーで再会!
あんな子も、こんな子もいるのね!きゃ〜!
姉とすっかりはまりこんでいるところに金造さん登場!
あのフリマで出会った人とこうやってまた会える。すごいな〜。つながっているな〜。
今回初めて出会ったむすぼれ堂さんは、手染めTシャツを作る人だ。
まるで着物のようなうっとりとする絵柄のTシャツがたくさん展示・販売されていた。
ひとつ、どうしても気になる、黄色い地にキョウチクトウの花の絵が描かれたTシャツを見つけてしまい、
欲しい〜〜〜でも金欠〜〜〜(泣)どうしましょ〜〜〜!
かなり悩んで悩んで悩み、帰るまでに決めようっ!と心を落ち着かせ、
姉と二人、2階の木のテーブルで遅めの昼食となった。
そして、食後のコーヒーを飲んでいる時だっただろうか、一人のオバサマがギャラリーに登場した。
何やら、手染めマニア(?)らしく、何日か前に来て3、4着バカ買いしていったというのだ。
手染めなので結構イイ値なのだが、この日も「これとこれとこれ、お願いね」と、私が見ている横で選び始めた。
お〜、すご〜い、マダムだよ...そう感心すると共に、
「私の(いや、まだ私のじゃないが)この黄色のTシャツが、このオバチャンの手に渡ってしまう...!」
嫉妬を覚え、オバチャンが居なくなると同時に「これ下さい!」と立ち上がってしまった私。
ああ、オンナって恐いわね〜。
しかし、購入してよかった!その場で試着し、そのまま着て帰ってしまうほど気に入ってしまった。
これも出会いだな〜。
そして、芳名帳に一言を書く私たち姉妹。
こんな時、絵が自由に描ける人がうらやましい。
(なにしろ、木管楽器を書いたら、これは何だ?パンか?調理器具か?という危険なレベルなので...)
私もがんばらなくっちゃだな(絵じゃなくて、音楽をね。まあ、絵もがんばった方がいいかも...?)。
素晴らしいモノツクル方々、そして魅力的な作品に出会えて、刺激的な一日だった。