古民家の再生事例9

O氏邸

江戸時代よりこの地で時を重ねてきたO氏邸。
今回、再生工事を行ったのは、大正末期に増改築された居間や台所、浴室、トイレなどです。

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壁や天井、床は一度取り払い断熱材を施工。
仕上げには、漆喰やアテを用いて従来の姿を大切に、既存部分とも見事に調和する空間を実現しました。
また、通り土間にも床を張り段差を解消したことで、家事の負担も大幅に軽減できたそうです。

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「完成し暮らし始めたのが去年の冬だったのですが、蓄暖一台で暖かくて、以前より光熱費も下がったんですよ」と奥様。
また、お母様も「この家の伝統を残すことが出来て本当に嬉しい」と微笑みます。

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「この梁が架かる囲炉裏の間がとっても好きなんです。これからは窓辺に小さなテーブルを置いてお母さんとお茶を飲んだり、もっともっとこの空間、暮らしを楽しんでいきたいですね」

脈々と流れる時間、自然の彩り、そこに最新の快適性を加えて・・・O氏邸は、これからもずっと大切に住み継がれていくことでしょう。

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