かがり火

電飾でも光ユラリ かがり火モニュメント

環境にやさしく安全な「電飾かがり火」はいかが。川越町当新田の鉄工溶接・加工会社「安永産業」(伊藤勝彦社長)は、飲食店の店頭などで装飾用にたかれているかがり火の代わりとして、電飾モニュメントを開発し、特許出願した。

この電飾モニュメントは、150hの電灯を、2層のポリカーボネート樹脂のケースで包んだもの。一見、普通の電灯と変わりないが、電源を入れるとケースの中にエア-ポンプで渦巻き状の空気が送られ、中に取り付けられたリボンと反射板が不規則に動くため、炎特有のユラユラと立ちあがる光のように見えるという。

約2年かけて試作品を完成させた伊藤社長は「かがり火は、毎日大量のプロパンガスなどを使うためとても不経済。環境にも良くないし、何か代わりのものを作りたかった」と、開発を手掛けた動機を話す。

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平成15年6月12日 中日新聞三重版