立正大学地球環境科学部水文学研究室
地球上の水循環と地域の水の流れから環境を考える
・ 黒部川扇状地の自噴井(昭和43年頃)
今日の一言
「生物多様性は、生態系のバランスを維持するうえで重要」という考え方があります。でも、何でも保護せよ、というわけではないと思います。地
球創成から今日まで、常に新しい種が発生し、別の種が滅びていく、生者必滅の理、それこそ自然なのです。
また、オオカミがいなくなって鹿が増え、その結果植生が変わってしまった・・・、とすれば生物多様性を維持するためには、鹿を減らす工夫をす
べき?かもしれません。最初から野生生物は保護すべきという「結論ありき」「感情的な思考」はおかしいと思います。
生物の相互作用を考慮に入れた「環境システム学」的な検討を行った上で、保護すべきか否かが決めるべきなのではないでしょうか。
「生物多様性」「持続的発展」・・・、時によっては理にかなわぬことだと思います。とかくこの世には、一見すばらしい言葉にも聞こえるものが
氾濫していますが、まずは疑ってかかる必要があるのではないでしょうか。 最終更新日 2005年2月17日(主な更新点:今日の一言)
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