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さあ諏訪峡もいよいよクライマックス。渓谷が深みを増し川幅も急に狭くなってきた。前方からは轟音が響いてくるが全く先が見通せない。先に行ったラフトの連中が瀬の下でクリアを称え合ってパドルを頭上でカチンカチンと合わせるのであるが(これを瀬を越える度にやっている)、そのパドルのほんの先しか見えないのである。かなりの落差と見た。
「ちょっと見てくる!」
と、言って艇を置いて岸を歩いて行って驚いた。ザッツ・ホワイトウォーターがそこに待ち受けていた。大滝である、滝壷である。
坂東太郎さん、小学生だなんて侮っていてゴメンナサイ。 下半身はもう、立派な大人なんですね。
流れが押し寄せる股間を思わせるこの滝壷には、それこそボウボウと、いや失礼、ゴウゴウと白波が立っているのである。
ラフティングのツアーでも最大級の見せ場なんだろうな。岩の上にはカメラマン(というか金髪女性、たぶん外人ラダーマンの彼女かな?)がスタンバッテこの瀬を落ちて行く一行を写真に収めるべく狙いを定めている。こりゃ我々全員一度自分の目で見ておいたほうがよさそうだ。
「おーい、みんな見に来―い!、見といたほうがイイぞぉ―!」
「うげげげ! なんッスか、ここ!?」
「ガハハ―! な、笑うしかないだろ、こりゃ!」
「どうやって行くんですか!」
「どうも、こうも、行くしかないもん!
どこ通っても滝壷だよ、タ・キ・ツ・ボ! な、笑うしかないだろ!」 |
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「ハ・・ハハハ・・・・・・」
フーリーの力ない笑いを無視して、いざ挑まん、坂東太郎(の大事なところ!)。
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