ここの中州で休憩とする。 オニギリ、カロリーメイトなど、携帯食で昼食だ。
「カータ、ここやろ、“小滝の瀬”!」
「そうでんな、途中で思い出しましたわ!」
「もう、早よう言うてくれよー!」
「サンタさん、大丈夫でした?」
「最悪や、死ぬところやった、スポーツしてこんなに楽しくないのは久しぶりや!」
「はは、そう言うなって!」
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長瀞の「沈」三兄弟!
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「あー! また、メガネない!」
「前も、ここで、落したんちゃうの!?」
「カータのメガネが2個もこの瀬の底に眠っとんのか!」
「ダハハハー、おらんぞ、そんな奴! ハハハー!」
沈した後の会話は、とっても弾んで気持ちがよい。
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我々の目の前をライン下りの遊船が通り過ぎて行く。
「スゴイな、あの船頭サン。前後の竿だけで、あの急流越えて来たんやな・・・」
何事も極めた人達、プロは違うのであろう。
さぁ、我々も出発しよう。こんどこそ、“あとはのんびり”である。
本当にあとは、のんびり楽しいツーリング。ときどき現われる1,2級の瀬を楽しみながら・・・おっと、サンタさんは、さすがにまだまだ胆を冷やしながらだったようで、その後も数回、沈を繰り返していた・・・ 無事に高砂橋の先、ゴール地点に到着した。

軽快な瀬にご機嫌
ポリ艇を操るサンタ氏(中・上)
ダッキーにご機嫌のYAJ(中・下)
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爽快な滝のしぶき!
(でも、これは実は人工滝)
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サクっと帰り支度を済ませ長瀞を後にする。
「帰り、何食べよっか?」
「やっぱ、焼肉っしょ!」
「どっかあるか?」
「まかして下さいよ! カーナビで、一発検索っと・・・」
ようやく真価を発揮したカータのカーナビ。花園インターの向こう側にある焼肉屋を捜し当て、快晴‐激流‐焼肉のカヌーツーリングの三大醍醐味の最後を、見事に締め括ってくれたのであった。
新しいミレニアムを迎えた今年だが、会社もカンパニー制を敷くなど、先行きが全く不透明。今回転職を決めたミャータじゃないが、そろそろメンバーにも異動の時期が迫りつつある。
この先どうなるかなんて、誰もわからない。こんな時こそ、カーナビでも欲しくなるが、人生のナビゲーションは、自分以外にはなく、人生のライフジャケットも自分で見つけ、自分で身に付けるしかないということだ。
ミャータよ、厳しい世の中だけど、今後の人生の瀬の中もパドリングを止めずに進んで行って欲しい。ありがとう、ミャータ、さようなら、ミャータ!
そう言って、ちゃかすと、
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在りし日のミャータの姿
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「もう! 会社辞めても、カヌーはやめへんって言ってるでしょ!
“さよなら”にせんといてくださいよー!」
とムキになるミャータ。 その元気があれば、新天地でも大丈夫だ、きっと。
(完)
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