EPISODE12.
濁流・激流、富士川の夏、日本の夏!
第2章 レディス、カヌーを語る 

 
 濁流富士川は、増水のお蔭で底を擦るような浅瀬はなく、また流れも速いのでグイグイと我々6艇を運んでいってくれる。なかなか快調な船足である。

 中でも、久しぶりにフンドウズ・ツアーに参加のナオ嬢が、やはり流石のパドリングで、一同の注目を浴びていた。どんな激流の中も艇の安定を失わず華麗なパドルさばきで次々を瀬を超えていく。カータが思わず沈するようなところも、難なくクリアして、逆にカータをレスキューする有り様。フンドウズ切り込み隊長フェルナンデスも形無しである。


笑顔で荒瀬を超えてくるナオに
カータも感心することしきり

落ち着いた眼差しで
荒瀬に向かうニシキゴイ・ミャータ艇

ちょっと腕の動きが硬いか!?
ゴリ・バナナボートを操るTOM

激流に跳ねるカータ、ゲンゴロウ丸!


 ナオ嬢にカヌーの魅力を語ってもらおう;

Q1: ナオにとって、カヌーの魅力とは?

 実は 怠け者なので、流れに身を任せてくだって あまり体力を使わない点が気に入ってるんです。あと カヌーだけでなく みんなでキャンプファイヤーをしたり、自炊したり、夜 おしゃべりしたり、そういう事を含めて好きなんだと思います。

Q2: スクールまで行こうと思ったキッカケは?

 なんか 最初って パドルをどう持って良いかもわからず、手がヘロヘロするじゃないですか。 水面に変な向きでパドルが入ったり。それがすごく嫌で 一度 きちんと習おうと思ったんです。

Q3: スクールでは、どんなことを教わりました? やはり一度は行ったほうがいい?

 スクールでは 流れの無いところで 漕ぎ方をきちんと覚えます( これは 、カヌーを激流ばかりでやってきた フンドウズの人達にとっては少々退屈かも)。 クセで 手で漕いでたんですが 本来は腰で漕ぐようです。 スクールの3回めの終りくらいに 腰で漕げるようになりました。この時は気持ちよかったです。たいして力も使わずにスイスイ進みましたよ。。(でも 1年たったら感覚をすっかり忘れた・・・)

Q4: 女性は(これは、男性と比べて腕力など物理的パワーに欠けるという意味で)、どのような点に注意してツーリングに臨めばいいでしょうか?

 コーチの話だと カヌーは腰を使って漕ぐため、力はあまり使わないので かえって女性の方が楽に川を逆流できたりするそうです。 ただ欠点としては 流れの無いところで練習しているので 流れのあるところに行くと かなり動揺し、漕ぎを忘れることかな。


颯爽と激流を行くナオ

 いやいや、どうしてどうして、落ち着いたパドリングで、情けなやカータなんかはレスキューされた上に牽引までしてもらったといういうではないか。

 一方TOMも、またもパドル流出沈をしていたし。

「ホンマですって、1メートル、いや2メートルは落ち込んでましたって!」

 自分一人で沈した瀬の評価方法を早くも体得してしまっている“腹黒”TOM選手。マッツンも一人舵になってから2度ほど沈して流されていた。それぞれに増水富士川の洗礼を受けつつ下り行く我々。


天竜川に続きパドル流出のTOM
パドルより、わが身大事!?


独り舵になってから、
轟沈、粗沈連発のマッツン


 

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