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先ほどの雨で拾ってきた流木が少し湿ってしまい、静かなファイヤーであるが、それはそれでまた味が有る。赤々と熾った炭火を見ているだけでなんとも落ち付くのである。
前半は、静かに語らったり、花火をしたり、歌を唄ったりと大人のキャンプ・ファイヤー。が、後半、ロッキングチェアーで居眠っていたTOMが起きだすと、ファイヤー・タイムの幕開だ。流石に女性がいるので脱ぎ出しこそしないが、おゲレツ・ゲーム開始である。
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花火・・・ |

語らい・・・ |

歌・・・ |
○ンコ・チームと○ンコ・チームと○ンコ・チームに分かれて、手拍子に合わせて、自分のチーム名を連呼する、なんともウレシハズカシの余興である(○のそれぞれに何の文字が入るかは、読者の想像にお任せする)。 キャンプファイヤーを囲んで、夜空の下、大の大人が、しかも、うら若き乙女といっしょに、
「○ンコ、○ンコ、○ンコ!」
と、声を合わせて叫んでいるのである。一般のキャンプ場でやれば、まちがいなく顰蹙ものであるが、フンドウズがテントを張るところは周りに誰一人キャンパーの居ない専用テントサイトなので(というか、こんなところにテント張る奴は他にいない)、周りを気にすることもない。ときどき、夜空を眺め
「あ、流れ星!」
とロマンチックなことをつぶやいたかと思うと、次の瞬間には
「○ンコ!、○ンコ!」
と、叫んでいるのである。まったくもって愉快である。フンドウ・レディスも、臆面も無く“○ンコ”を連呼している。一番リズミカルに張り切っているのがマッツンであった。本当ならチャンピオン、○ンコ・リーダー間違いないのであるが、ペアを組んだTOMが酔っているのか、お調子者なのか、失敗を繰り返すので、ゲームの間ずっと末席に座らされていたのであった。
真の○ンコ・リーダー、マッツンに、キャンプファイヤーやフンドウズ・ツアーの楽しみを聞いてみた。
「キャンプファイヤーは大好きです。自分じゃゼッタイしないけど、火を見て脱ぐ男性がうらやましいですね。えっ? 女性だけなら? 脱ぎませんよ! でも、私が男の子だったらぜったい脱ぐと思う。だって特権でしょ。火の周りで脱いで絵になるのはゼッタイ男性だと思います」
いやぁ、理解者がいてくれて有りがたい。火を見るとついつい「ラ族」してしまいますからね、男ってね。裸大好きTOMもこれで安心したことでしょう。でも、TOMには、一言いいたいようで・・
「ダメ亭主TOMくんのお蔭で、負けがこんでゲームの間、万年正座でしたね。ヘタに冒険しないことが、あのゲームのコツなのに。 リズミカルなゲーム大好きです。照れてちゃダメですね」
どうりで、いつも大きな声で明るく
「う〜〜、○ンコ!」
って、叫んでたね。
ところで、肝心のカヌーのほうは、どんな感想を?
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叫ぶときは、元気に叫ぶ! |
「思い通りにならなくって、すごく難しいです。今の時点では、カヌーそのものよりも、周りの景色を見たり、綺麗な川で遊んだりするほうが楽しみですね。自然の偉大さに触れられるスポーツって感じです。 フンドウズですか?
年齢不詳の”ラフ&タフ集団”!(笑)」
マッツンの言う“ラフ&タフ”の“ラフ”って、多分、“rough”(荒っぽい)じゃなくて、「笑い」の“laugh”だと思うんだけど、どうでしょう?
さぁて、すっかり夜も更けてしまった。時々北の空から広がってきた雨雲も消え、満点の天の川に見守られて、それぞれのテントにもぐり込んだのだった。地面からの熱がほんのりと暖かく、ぐっすり熟睡することが出来た。
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