アレクサンダーテクニークGLAT公認アレクサンダーテクニーク教師 大塚由美のホームページです。 Copyright(C)Yumi Otsuka
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F.M.アレクサンダー1869年タスマニアに生まれたアレクサンダーは、20代でシェークスピアの朗読を得意とする舞台俳優になりました。 しかし、次第に声のかすれや呼吸の問題に悩まされるようになり、数年後には症状が悪化し舞台の途中で声が出なくなってしまうほどになりました。 医師の治療やアドバイスは、普段、極力話さないようにするといったもので、一時的には症状を軽くしましたが、朗読すると症状が戻り、話すことができなくなりました。 「朗読をしている時にしている何か」に原因があると思ったアレクサンダーは、鏡を使い、自分自身の観察を始めました。そこで彼は、朗読しようとする時に、頭を後ろに引き体を固める癖があることに気付きました。それはまた、普通に話している時にも同じ傾向がありました。 彼は、問題は声や呼吸だけでなく、からだ全体に及ぶものだということを発見し、彼の間違った体の使い方のパターンに気付き、それが起こるのを防ぐことで、声を取り戻していきました。 彼は長年の研究により、首―頭―背骨の関係がからだ全体に絶対的な影響を与えること、また肉体を精神は切り離して考えられない相互作用があることを発見しました。 彼の研究は、人に教えるという方向に変わり、1955年にロンドンで亡くなるまで、舞台芸術と医学の世界の人々に支持され、教え続けました。 |