スクリーンリーダーとは、主に視覚障がい者のために開発された製品で、パソコンの画面を音声で読み上げるソフトウエアです。文書の本文を読み上げるだけでなく、メニューやダイアログ項目、アプリケーションが表示するメッセージなど、画面上のさまざまな情報を読み上げてくれるので、目が不自由な人でもパソコンを操作することができます。
ただし、スクリーンリーダーがあればすべてのアプリケーションの操作を読み上げることができるわけではありません。製品によって違いますが、対応しているアプリケーションと対応していないアプリケーションがあります。IE(インターネット エクスプローラー)ヤメモ帳、MS WORD、MS EXCELナドノアプリケーションニ対応している製品が主流のようです。
また、音声読み上げソフトと呼ばれる製品の中には、ホームページ閲覧専用の「音声ブラウザ」があります。これはホームページ以外のアプリケーションは読み上げないので、スクリーンリーダーと併用して使用する人が多いようです。
主なスクリーンリーダーとして、次のような製品があります。
製品名 | メーカー名 | ホームページ(URL) |
1. Pc-Talker | (株)高知システム開発 | http://www.aok-net.com/syoukai.htm |
2. VDMW | (株)アクセステクノロジー | http://accesstechnology.co.jp/ |
3. 95/XP-Reader | (株)システムソリューションセンターとちぎ | http://www.ssct.co.jp/barrierfree/95reader/ |
4. Jaws | 有限会社EXTRA | http://www.extra.co.jp/products.html |
5. focustalk | (株)スカイフィッシュ | http://www.skyfish.co.jp/focustalk/index.html |
OCRソフトとは、印刷物をスキャナで読み込み音声で朗読するソフトウエアです。簡単なキー操作で、スキャニングや活字の読み上げができるため、初心者でも容易に使いこなすことができます。
小説や雑誌、郵便物や回覧文書、通帳や名刺など、視覚障がい者が知りたい情報を得ることができます。文章の連続読みや一行読み、文字の詳細読み、文書保存などの機能があります。
ただし、縦書きと横書きが交じった複雑な文章、罫線中の文字などは、うまく認識できないことがあります。また、製品によっては、独自の音声エンジンを持たず、スクリーンリーダーと併用して使用するものもありますので、注意が必要です。
主なOCRソフトとして、次のような製品があります。
製品名 | メーカー名 | ホームページ(URL) |
1. らくらくリーダー | アイネット(株) | http://www.ainet-jp.net/products/anreader/ |
2. MYREADX | (株)高知システム開発 | http://www.aok-net.com/products/myread5.htm |
3. よみとも | (株)アイフレンズ | http://www.eyefriends.jp/yomiinfo.html |
4. よみ姫 | (株)アメディアhttp://www.amedia.co.jp/product/yomihime/ |