このコーナーは、皆さんから寄せられる情報を垣根なく幅広くのせていきます。皆さんに聞いて欲しい事、伝えたい事、ひとりごと、どうしてもあの女優の名前が思い出せないから教えて!など、なんでもけっこうです。
また、皆さんの交流や、仲間づくりもお手伝いします。但し、営利を目的とする活動、政治・宗教活動、法人等の活動、バザー・フリーマーケットなど物品販売を主とする活動、公的良俗に反するものは掲載できません。
活動内容の確認やトラブルの解決は、当事者間でお願いします。
モットーは気楽な感じです。どすどすおよせください。まってっさけのぉーー?
県聴覚障害者情報支援センターが10月1日、山形市の県小白川庁舎に整備され、開所式が行われたそうです。
10月2日の山形新聞の記事で内容をお知らせします。以下、山形新聞より抜粋。
常駐する手話通訳者が幅広い相談に応じるなど、コミュニケーションに困難を抱えている聴覚障害者に、必要な情報を提供する拠点施設になる。
長年設置を求めてきた県聴覚障害者協会の小野ヨシアキ会長は、情報を得られる保証がないと、社会から阻害される。センター開所でこの課題が少しでも解決できればうれしい と喜びを語った。
センターは庁舎4階の空きスペースを活用し、プライバシーに配慮した相談室や、ビデオライブラリーなどを整備。テレビ電話も備えた。福祉制度や、日常生活の悩みなどに関する相談支援、OHPやプロジェクターなどの機器の貸し出しをおこなう。
また、字幕や手話入りのテレビ番組・映画の貸出、通訳介助員の派遣事業などは、これまで業務を委託していた同協会事務所からセンターに移る。
県障害者福祉課によると、聴覚障害社への情報提供施設は9月末現在、35都道府県に39ヶ所設置されている。
東北では青森・岩手に続き3施設目。県内の聴覚障害者は今年3月マツ現在で、5002人。以上、抜粋終わり。
晴眼者から弱視へ、そして失明へ、そして家族愛、波乱万丈の人生がつづられています。
私の名前は中川善雄と申します。現在48歳で山形在住です。今は光を感じたり、目の前の人の輪郭がぼんやりわかる程度です。
高校生の時から近視でしたが、20代前半、免許の書き換えの際に矯正しても視力があがらず、夜見づらくなったり、ライトの光が放射線状に見えておかしいと思っていました。
強度の近視と思い、開業医にかかっていましたが、昭和59年、27歳の時に紹介された大学病院で網膜色素編成症と診断されました。
仕事は、病院の医療事務をしていました。病気にかかっても進行が遅かったため、仕事が出来ていましたが、平成8年、ワープロ・パソコンなどの事務が大変になってきたので、相談室に配置換えになりました。
そこで一緒だった指導者のアドバイスもあり、平成10年に通信教育で社会福祉主事の資格を取得しました。その時は妻にも、とても協力してもらいました。
自分は億劫がりやで、あまり積極的ではないほうですが、自分に自信をつけて相談にこられるかたに対応したいと思い、やる気が出ました。その時はマジックペンで書く文字が見える程度だったので、拡大器などを使用して仕事をしていました。
視力が次第に低下し、27年間勤めた病院を平成15年3月に辞めました。私の仕事量が普通の人の3分の1から4分の1ぐらいしか出来なかったわけです。
相談ばかりが仕事ではなかったので、「見えないから」では職場としても通用しないので、やめざるを得ない状態でした。
障害を持つことは悔しいと思いました。やはり周囲の方々の理解を得られなかったように思います。
また、健康な人は「前向きに自立しなさい」と言いますが、自分なりに頑張っていたのです。あまり前向きを強調されますと、押し付けがましく感じ、障害を持ってからは自立と前向きという言葉は、好きになれませんでした。
前向きと言っても人それぞれの考え方があると思います。だったら、家庭の中で主夫でもいいんじゃないかと思うようになりました。掃除、洗濯、炊事などはすきな方です。妻は看護師をしているので、夜勤などもあり、大変ですし、子供が帰って来た時に誰か家で待っていることはうれしいと思うので、それが私の主夫としての仕事です。
今の世の中は、男の人が家にいるなんて変だ、と思うかもしれませんが、近所では、わかってくれているので、皆さんコエをかけてくれますし、お年寄りとお茶のみをしたりもしています。
母と一緒に30分ぐらい散歩もします。途中で近所のおばちゃんと会うと世間話をしたりします。人と接することが自立だと思っています。
27年ぶりに同窓会に出席し、久しぶりに級友たちと会ったりもしました。その後、公園に行って一緒に走ってくれたり、ドライブに誘ってくれたりします。
障害をもってから嬉しかったこともあります。子供が幼稚園の頃だったと思いますが、目が見えづらくなり、運転が出来なくなったため、勤め先の病院の近くに引っ越ししました。
小学校に上がってからは、私が遅いと迎えに来てくれ、手をつないで一緒に帰ったのです。子供たちには感謝しています。
今は、長男が大学生で長女が短大生ですが、すごく優しいのです。私という視覚障害者を通じて、いい体験になっていたのではないかと思います。家族に助けられてきたので、とても幸せだと思います。
「障害は不便だけれども、不幸じゃない」という言葉を聞いたことがありますが、私も、まさしくそのとおりだと思います。いい言葉だと思います。幸い、妻が働いているので、生計が成り立っていますので、今は自分のやりたいことをやらせてもらっています。
点字図書館に登録し、テープ図書を借りるようになって、さらに余暇を有意義に過ごせるようになりました。録音テープを聞くと、リラックスしてその場面や映像を想像することが出来るので、読書の面白さを楽しんでいます。
家族も私が家にいるということで、知らず知らずストレスを溜め込んでいるように感じていましたが、テープ図書を借りるようになって、軽減したように見えると言います。
今、困ることといえば、自分の行きたいときに、タイミング良く行けないことでしょうか。タクシー券もありますが、一人でいってもつまらないですし、ガイドヘルパーをお願いするような大げさな用事でもないのですが。
障害を持った時、大切なのは、自分の障害を早く認めることだとつくづく思います。私は十数年間、自分の生涯を認められず、障害者手帳も申請しませんでした。障害者と思いたくなかったからです。
私だけでなく、そういう思いを持っていらっしゃるかたがいると聞きます。本当に不自由になって、手術をする前に申請をしました。
手帳をもらうことによって公的に受けられるサービスがあると知り、自分なりに調べ、自分のこととしても、人に教えるケースワーカーとしても、いろいろな障害関係を調べたことはとても勉強になりました。
早く自分を認め、公的援助を利用するか、その上で、障害者として何ができるのかなどを考えられるようになると、少しは心もひらけてくるのではないかと思います。それを皆さんに言いたいのです。
同じ障害を持った人と共感をしながら、いろいろな形で社会に参加することが、心の障害を持たないことにつながると思います。出来ないことを無理にせず、自分に出来ることを一生懸命する、そうすることで、社会も少しずつ理解してくれるのだと今は思います。
家庭では夫の役割を、自分が一部しなければならないところが大変でした。私は看護師の仕事をしていますので、私の勤務に合わせなければいけなかったので、家族も大変だったと思います。
病気の治療などは、仕事柄、夫にアドバイスできましたが、福祉の制度的なことはすべて夫が調べていました。これからはヘルパー制度などを利用して行動範囲を広げてもらえればと思います。
最近は点字図書館を利用するようになり、本の感想など家族としても共通の話題が出来、大変良いことだと思っています。
本文は、平成18年3月31日、山形県立点字図書館発行の「点字図書館中途視覚障害者緊急生活支援マニュアル」の、生活体験発表に掲載されたものを、ご本人から投稿があり、音声コード化したものです。年齢等に時差が生じていることをご了承願います。
引用文です。イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン イオンでは、地元のボランティア団体などをお客さまと共に応援しています。毎月11日のイオンデーには、地域のボランティア団体などの名前と活動内容を書いた、投函BOXをお店に置いています。
この日は、お客さまがレジ精算時に受け取られた、黄色いレシートを応援したい団体の投函BOXへ入れていただくと、お買い上げ金額合計の1%が地域ボランティア団体などに、希望する品物で寄贈されます。引用文終わり
既に県視障協からの情報等でご存知のかたも多いかと思いますが、私たちが所属しているエヌピーオー法人山形県視覚障害者福祉協会も、このキャンペーン活動で還元される団体に登録されているそうです。ご家族や周りの方々にご協力いただけるよう、皆様方からもお願いしていただければ幸いです。
私は酒田STT愛好会メンバーです。昨年の10月から酒田市身体障害者福祉センターを利用して、月1回STTの練習を始めるようになりました。
朝9時から午後3時くらいまで、おもいっきり楽しんでいます。月に一回、鶴岡でも練習し、交流を図っています。メンバーは男性2人、女性5人、他にボランティアのヤングマン二人からお手伝いしてもらっています。
平均年齢は、すこーし高めですが、女性はみんな美人、男性はダンディーな人ばかりと勝手に思い込みながら、明るく和気藹々と楽しくやっています。みんな本当にルックスはいいんですよ。いや、いいというはなし。(ウフフ)。
あと、女性が多いせいか、どこからともなくお菓子が出てきます。sttを始めて私の体重が増えてくるのは、ここに原因があるようです。(笑い)
STTというのは、サウンドテーブルテニスの略で、盲人用卓球のことです。40ミリのボールを使ってネットの下42ミリの隙間を転がして得点を競う競技です。
普通の卓球とは違い、エンドとサイドの一部に立ち上がりのあるフレームがついています。ラケットは、卓球のラケットと似ていますがラバーがついていません。
ボールは直径40ミリで、中に鉄球が入っていて転がると音が出るようになっています。興味のある方は是非参加してみてください。美容と健康、そして若々しさを保つために、是非STTをお勧めしたいと思います。