文書作成/WORD入門編

WORDの概要


WORD(ワード)とは、windowsでおなじみの米国microsoft社が開発したアプリケーションソフトです。Wordはワープロソフトで、一般文書やビジネス文書の作成、葉書印刷や宛名書きなど幅広い分野で使用されています。

表や画像を挿入したり、文字のサイズや色を指定したりする装飾機能が豊富なワープロソフトです。






---目次---
1.wordの画面(入力画面とメニュー項目)
2.文書作成の手順と操作方法
3.作成した文書の印刷

1.Wordの画面(入力画面とメニュー項目)

1-1Wordの画面構成


Wordを開くと、文字や文章を入力するための最初のページが表示されます。ここには、文字の入力位置を示す「カーソル」が表示されています。また入力画面の上部には、タイトルバー メニューバー ツールバーなどが表示されており、マウスを使っての操作はここで行います。

1-2メニュー項目


Wordのメニュー項目には、ファイル(F) 編集(E) 表示(V) 挿入(I) 書式(O) ツール(T) 罫線(A) ウインドウ(W)があります。

これらのメニューには、下位のメニューやコマンドが存在します。下位のメニューで目的のコマンドを選択して、Wordにその仕事を実行させる訳です。

コマンドとは、パソコンに仕事を実行させる命令のことです。

ファイル(F)メニューの下位には、ファイルを開く ファイルの保存 ページ設定 印刷、などのメニューやコマンドがあります。

編集(E)メニューの下位には、切り取り コピー 貼り付け 削除 クリア、などのメニューやコマンドがあります。

表示(V)メニューの下位には、画面表示の項目や画面制御のコマンドがあります。

挿入(I)メニューの下位には、ページ番号 日付と時刻 記号と特殊文字 コメント 図、などのメニューやコマンドがあります。

書式(O)メニューの下位には、フォント 段落 縦書きと横書き 文字の均等割り付け 拡張書式、などのメニューやコマンドがあります。

ツール(T)メニューの下位には、文章校正 文字カウント ユーザー設定 オプション、などのメニューやコマンドがあります。

罫線(A)メニューの下位には、罫線を引く 挿入 削除 線種とページ罫線と網掛けの設定、などのメニューやコマンドがあります。

ウインドウ(W)メニューの下位には、新しいウインドウを開く 並べて表示 分割、などのメニューやコマンドがあります。

メニューのコマンドを実行するには、「ALT」キーでメニューを開き、左右矢印キーで編集 表示 挿入などのメニュー項目に移動し、上下矢印キーで下位のメニューやコマンドを選択します。そこで「」ENTER キーを押せば実行することができます。

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2.文書作成の手順と操作方法

2-1ページのレイアウトを決めましょう


◆ページ設定(用紙サイズ、余白、行数と文字数などの設定)

「ALT」キーで、メニューを開き「ファイル」と聞こえるところで、上下矢印キーを使い「ページ設定」を選択し、「ENTER」キーを押します。(ALT → ファイル → ページ設定 → ENTER)

ページ設定のダイアログが表示されます。ここには4つのページタブが用意されており、「CTRL+TAB」でページを変更することができます。

「用紙ページ」または「用紙タブ」と聞こえるところで、「TAB」キーで用紙サイズのコンボボックスまで進み、上下矢印キーで用紙サイズを選択します。

次に「TAB」キーで、「OK」まで進み「ENTER」キーで設定完了です。

同じように「余白タブ」では上下左右の余白幅を、「行数タブ」では、1ページの行数及び1行の文字数を設定することができます。

2-2画面に文章を入力する


◆文字を入力して、文書を作成してみましょう。

とにかく、どんどん文字を入力して文書を作成しましょう。文章のレイアウトや文字装飾などは、入力が終わってからにしましょう。

入力した文字は、設定された1行の文字数を超えると右端で折り返し、次の行に表示されます。また設定された1ページの行数を超えると、自動的に次のページに表示されます。

「ENTER」キーで改行され、カーソルが次の行の先頭に移動します。更に「ENTER」キーを押すと1行空きます。

文字と文字の間に空白を設ける場合は、スペースキーを使います。

◆漢字変換のコツ

ある程度長い文章を入力し、意味が通じるところで変換すると、正しく変換される例が多いようです。また目的の漢字がなかなか見つからない場合も、単語や熟語を入力することで、速く探すことができるようです。

  ◆文節変換の方法

文節変換とは、文章を入力しスペースキーで変換したとき、変換文字の違う部分(文節)を選択し、意とする漢字に変換する方法です。

例えば、「個人や団体で競争する」と入力し変換したとき、「競争」という字が違う場合、左右矢印キーでその文字まで移動し、更にスペースキーで変換し「ENTER」キーで確定します。

◆確定した文字を再変換する方法

一度確定した文字を再変換するには、「変換」キーを使います。矢印キーで再変換したい文字や単語を選択し、「変換」キーで変換し、「ENTER」キーで確定します。

変換キーはスペースキーの1つ右にあります。

◆記号の入力方法

記号を入力するには、記号の読みで変換することができます。読みが分からないときは、「きごう」と入力し変換すると、沢山の記号が候補として表示されます。

2-3文書ファイルの保存方法


ある程度文章を入力したら、ファイルを保存しておきましょう。保存方法は「パソコン入門編」でも説明していますが、ここでも同様の説明をします。

初めて保存するときは、「名前をつけて保存」を選択します。
「ALT」キーでメニューを開き、「ファイル」から下矢印キーで「名前をつけて保存」を選択し「ENTER」キー、「ファイル名」のところで名前を入力します。次に「TAB」キーで「保存」まで進み「ENTER」キーで保存されます。

ファイルの保存場所は、初期設定がマイドキュメントになっていますので、ここではマイドキュメントに保存されます。また名前をつけないで保存すると、「文書1」という名前で保存されます。これは既に「文書1」という名前が付いているということです。

既に保存しているファイルを開き、内容を修正後再び同じ名前で保存する場合は、「上書き保存」で保存します。

「ALT」キーでメニューを開き、「ファイル」から下矢印キーで「上書き保存」を選択し、「ENTER」キーで保存されます。
この上書き保存は使用頻度が高いので、ショートカットキー「CTRL+S」を覚えておくと便利です。

2-4文字列の範囲を選択する方法


切り取り、コピー、書式設定など、各コマンドを実行するには、あらかじめその範囲を選択しておく必要があります。なお、範囲選択、切り取り、コピー、貼り付けなどのコマンドは、windowsの共通コマンドですから、しっかり覚えておきましょう。

選択したい範囲の先頭にカーソルを合わせ、「SHIFT」キーを押しながら、右矢印キーで選択します。キーから手を離すとその範囲が選択されます。

「SHIFT」キーを押しながら、「END」キーで行の末尾まで選択されます。

「SHIFT」キーを押しながら、「HOME」キーで行の先頭まで選択されます。

「SHIFT」キーを押しながら、下矢印キーで行単位に選択されます。

「CTRL」キーを押しながら、「A」キーですべての範囲が選択されます。

2-5切り取り、コピー、貼り付けの方法


これらのコマンドを実行するには、ショートカットキーで覚えましょう。

まず範囲を選択してから
「CTRL」キーを押しながら、「X」キーでその範囲を「切り取り」することができます。

「CTRL」キーを押しながら、「C」キーでその範囲を「コピー」することができます。

切り取りやコピーしたものは、「CTRL」キーを押しながら、「V」キーでそれらを「貼り付け」することができます。

2-6書式設定の方法


◆フォント書体、フォントサイズ、フォントカラーの設定

文章内で範囲を選択後「ALT」キー、右矢印キーで「書式」まで進み、下矢印キーで「フォント」を選択、「ENTER」キー。

「TAB」キーで項目の移動、上下矢印キーでボックス内の書式を選択します。次に「TAB」キーで「OK」まで進み、「ENTER」キーで設定できます。

なお、フォントの色はボタンメニューになっているので、目的の色で「ENTER」キーを押し、「OK」まで進み更に「ENTER」キーです。

◆文字列の配置(両端揃え、中央揃え、左寄せ、右寄せ)

まず範囲を選択します。カーソルがある段落が選択範囲になります。「SHIFT」キーと矢印キーで段落を選択しても同じです。また、「CTRL」キーと「A」キーで、すべての範囲を選択することができます。

範囲選択後、「ALT」キー、右矢印キーで「書式」まで進み、下矢印キーで「段落」を選択し、「ENTER」キーを押します。

ダイアログが表示されますので、上下矢印キーでコンボボックス内の項目(両端揃え、中央そろえ、左寄せ、右寄せ)を選択します。次に「TAB」キーで「OK」まで進み「ENTER」キーです。

両端揃えを設定すると段落が両端で揃い、体裁が良くなります。しかし、1行目と2行目の文字の位置が微妙にずれたり、文字が広がったりすることがありますので、そんなときには左寄せに設定しましょう。

◆文字列の配置(均等割り付け)

範囲選択後、「ALT」キー、右矢印キーで「書式」まで進み、下矢印キーで「文字の均等割り付け」を選択し、「ENTER」キーを押します。

ダイアログが表示されますので、割付幅をスピンボックス内で選択します。また直接数字で入力することもできます。
次に「TAB」キーで「OK」まで進み「ENTER」キーです。

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3.作成した文書の印刷


ここでは、作成した文書の印刷方法について簡単に説明します。

印刷の手順は、まず「ALT」キー、下矢印キーで「印刷」を選択し、「ENTER」キーを押します。

ダイアログが表示されますので、印刷範囲や印刷部数などを選択します。次に「TAB」キーで「OK」まで進み「ENTER」キーです。

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