蝶ヶ岳

 

 5月上旬〜6月上旬、長峰山や安曇野市豊科地区〜穂高地区において、蝶ヶ岳南端の東面に、白い羽を大きく広げた蝶の雪形がくっきりと浮かびます。これが蝶ヶ岳の由来といわれています。

北アルプスで、燕岳の次に初心者向けの山といえばこの蝶ヶ岳。中には「燕岳同様、蝶ヶ岳も日帰りだよ」と言う人もいます。

 コースタイムは、三股駐車場〜蝶ヶ岳頂上まで4時間5分と言われています。

 

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7:20

燕岳の時はあまりに自宅を出るのが遅すぎた。とはいえ、蝶ヶ岳はそれほど混まないだろうと思い、この時刻に自宅を出発。三股駐車場(70)をめざす。途中、サル5匹に遭遇。

 

 

 

8:05

三股駐車場前の三股第二駐車場到着。

すでに満車。三股第二駐車場前の路肩の空きスペースはたった1台のみ。よかった。これを逃すと、さらに下の森の広場まで下らなければならない。やはり今回も遅すぎた。

 

 

 

8:15

三股第二駐車場出発。

 

 

 

8:30

三股駐車場到着。

もちろん満車。ほとんどすべて県外車。

道の上に東屋がある。

トイレにより10分後出発。

ここからは砂利道。

 

 

 

8:50

三股登山口到着。

コースタイム15分のところ10分ですむ。

 

 

 

9:00

登山者カードを記入し、三股登山口(標高1,345m出発。

鉄の橋で小沢を渡り

50m歩くと前常念岳分岐

右に曲がると前常念岳だが、もちろん直進。

 

足元にはコケ、癒される。

 

けっこう揺れる吊り橋で

沢を渡る。

 

整備された階段の足元に力水。

 

 

 

三股登山口から0,8km歩く。

 

 

 

9:30

「ゴジラみたいな木」到着。

枯れ木がゴジラに見える。でも残念。この看板「ゴジラ」でなく「ゴヅラ」。

30分かけ1,0km歩く。

5分休憩して出発。

 

 

 

9:55

右に前常念岳が見えるようになってきた。

 

 

 

10:00

25分かけ1.0km歩く。

10分休憩して出発。

 

 

 

10:40

まめうち平(標高約1,900m)到着。

30分かけて0,5km歩く。三股登山口からのコースタイム1時間30分のところ1時間25分かけ2,5km歩く。

10分休憩して出発。

 

平というだけあり少し下り、平坦地は湿地が多く丸太が敷いてある。

 

 

 

11:15

標高約2,000m到着。

25分かけて0,8km歩く。蝶ヶ岳ヒュッテまで半分来た。

5分休憩して出発。

 

整備された階段がいくつもある。短いものは3段、長いものはこのように10段×2。

ありがたい。

 

 

 

11:45

蝶沢(標高2,140m)到着。

25分かけて0,7km歩く。

昨日の雨で沢にはわりと水が。

右に常念岳も見えてきた。

左が常念岳、右が前常念岳。

意外に距離がある。地図で調べると900m。確かに、安曇野市穂高地区から常念岳を見上げると、2つの頂上がある山に見える。

 

でも私の住む中萱地区の拾ヶ堰からだとこんな感じ。前常念岳が、常念岳のまさに前に位置するため、ピラミッド型で美しい。あらためて、恵まれた地域に住んでいることを実感する。

15分休憩して出発。

 

 

 

12:30

第二ベンチ(標高約2,350m)到着。

30分かけて0,7km歩く。

下界が見える。

5分休憩して出発。

 

小学生と思われる女の子と母親(顔がそっくり)が、途中休憩を取っている。食べているのはドラ焼き。多くの人が甘いものと言えばドラ焼きだが、私は豆大福の方が良い。妻が盛んに「休憩しようよ」と言う。「もう少しで最終ベンチだから」となだめるが、かなりバテている。

 

 

 

13:20

最終ベンチ(標高約2,500m)到着。

45分かけて0,8km歩く。

5分休憩して出発。

 

 

 

13:45

樹林帯を抜け、大滝山分岐到着。

左へ下れば大滝山。

周囲はハイマツのため、上部展望が開け空は真っ青。バテていた妻もやる気になる。

 

 

 

14:00

蝶ヶ岳ヒュッテ到着。

35分かけて0,9km歩く。まめうち平からのコースタイム2時間20分のところ2時間40分かけ3,9km。やはりこの区間で遅れたため、三股駐車場からのコースタイム4時間5分のところ4時間15分かかって登山。

 

蝶ヶ岳ヒュッテ受付。1泊2食で9,500円。

部屋は1階の上段、南端の2畳部屋の北側2/3。2畳に3人、つまり1人2/3畳で、階段は北隣の部屋との共用。燕山荘と違い、天井は屋根の形そのまま。南端のこの部屋の、残り1人分の南端のスペースは高さ60cmしかない。荷物は下段部屋の前の廊下へ。

 

荷物を置き蝶ヶ岳頂上(標高2,677mへ。

山頂ではあるが丘のようになだらか。

 

 

 

でもここから西の眺めはまさに絶景!

左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳

左から南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳

写っていないが、下には梓川も見える。

 

しばし感動後下ってくると、安曇野市の歯科衛生士に遭遇。燕岳同様、世間はホント狭い。おちおち愛人と登山も出来ないな。彼女達は午前中には到着し、すでに蝶槍にも登頂したとのこと。私もこれから蝶槍に向かうつもりだったが、妻が「今日は無理」やっぱりな。

 

 

 

15:00

もう登らないのでビール!生ビールは中のみ。私だけでなく妻も生中で乾杯。言うまでもなくやっぱり美味い!でも曇ってきて寒い。更に缶ビール・缶ビール・缶ビール。今回もなぜかあまり酔わない。妻も珍しく生中全部飲んじゃった。でもこれ以上は止めておく。

さらに曇って寒くなってきたので部屋に戻る。

17:0過ぎ、夕日を見ようと外へ出ると、安曇野市の歯科衛生士が「もう沈んじゃいましたよ、見えたのは一瞬だけでしたけどね」。燕岳同様、今回も日の入りは拝めず。

 

 

 

17:20

諦めてヒュッテ内に入ると、夕食の放送が。

私達は受付59番。安曇野市の歯科衛生士は10番。本日は140名弱、宿泊とのこと。

夕食は1順目。行列の並び順で、安曇野市の歯科衛生士とは隣り合わせに。サバの味噌煮&ハンバーグ定食。

部屋に戻ったが南端のスペースに宿泊客はなし。したがって2畳に私達夫婦2人、1人1畳、足が伸ばせて寝返りも打てる。北隣は2畳に3人なので、天井は低いが結果的にこの南端の部屋でよかった。

妻が歯をみがきに行ったら、水道水「飲料不可」とのことで、わざわざペットボトルの水を取りに戻ってきた。それくらい気にしなくても・・・。ちなみに飲料水は1リットル200円。

食後歯をみがいたらやる事がない。妻に「もう寝るの?」と問われるが就寝体制。その後・・・ZZZ

 

 

 

21:30

目覚める。21:00消灯のため辺りは暗い。燕山荘のように明るくもなく、寝返りも打てる。にもかかわらず、寝て間もないこの時刻に目覚めるのはいびきのせいのようだ。次回からは耳栓が必要か?

ヒュッテ内のトイレが使用可の時間帯だが、あえて外のトイレへ。ライトを持って外へ出る。18夜の月なので満月に近いが、ガスっていてなんとなくわかる程度で、星など全くわからず。燕岳同様残念。

まだ時間が早いので、いびきが聞こえてもまた眠れる。

 

 

10/

4:20

1時間以上前から隣室の人の声で目覚めていたが、照明がつき明るい。すると隣室の人が普通の声でしゃべり始めた。もう眠れない。

 

 

 

5:10

日の出時刻は5:30過ぎなので外へ。今回は雲もなく期待できそうだ。

昨日は穂高岳や槍ヶ岳に感動して気付かなかったけれど、南に富士山が見える。

御来光。

 

今回は拝めた。

 

雲海に浮かぶ穂高岳。

私にとっては御来光より美しい。

 

 

 

5:45

朝食は2順目で、焼き鮭定食。朝食は焼き鮭が定番?

ヒュッテ内のトイレは使用不可となったため、外のトイレに行列ができている。個室は2ヶ所のみでかなり待つ。洋式タイプだが大きな穴が開く完全な汲み取り式、しかもトイレットペーパーも捨てることは不可。女子トイレから幼い女の子が「息が出来ない!」と叫んでいる。こどもは正直だ。

 

 

 

7:10

バックパック本体は蝶ヶ岳ヒュッテに置き、ウエストポ−チのみで蝶槍頂上へ出発。

 

 

 

7:45

蝶槍頂上到着。

コースタイム30分のところ35分かけ1,6km歩く。

後ろの右端が槍ヶ岳。

昭和の時代までは、ここが蝶ヶ岳の山頂と思われていたらしい。形も尖っているしね。

中央の後ろが乗鞍岳、左の雲がかかっているのが御嶽山。

 

15分休憩して出発。

 

 

 

9:10

蝶ヶ岳ヒュッテ到着。

コースタイム30分のところ35分歩く。

 

 

 

9:20

荷物を整え、トイレにより、蝶ヶ岳ヒュッテ出発。

 

 

 

9:25

大滝山分岐到着。

 

 

 

9:40

最終ベンチ到着。

 

 

 

10:05

第二ベンチ到着。

10分休憩して出発。

 

整備された最高度に位置する階段が出現。

階段設置数81。登り以上に下りは、階段のありがたみを痛感する。さらに書かれた数字がゴールまでの目安にもなる。

 

 

 

10:35

蝶沢到着。

10分休憩して出発。

 

 

 

11:00

標高約2,000m到着。

 

 

 

11:15

まめうち平(標高約1,900m)到着。蝶ヶ岳頂上からのコースタイム1時間20分のところ1時間35分かけ下山。

10分休憩して出発。

 

 

 

12:05

「ゴジラみたいな木」到着。

5分休憩して出発。

 

 

 

12:35

三股登山口到着。まめうち平からのコースタイム1時間20分のところ1時間5分で下山。

トイレにより10分後出発。

 

 

 

12:55

三股駐車場到着。コースタイム15分のところ10分で下山。蝶ヶ岳頂上からのコースタイム2時間55分のところ2時間50分で下山。

 

 

 

13:10

三股第二駐車場到着。15分歩く。

近くのほりーゆ〜で食事と入浴。

無事帰宅でき、晴れて眺望も絶景で、よかった、よかった。

 

 

 

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