9/23
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8:00
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あまりに早く自宅を出ても、燕山荘でゴロゴロするだけだと思い、この時刻に自宅を出発。登山者用無料駐車場は中房温泉登山口周辺に、安曇野市営第一(約50台)、第二(約40台)、第三(約30台)の3ヶ所があり、その下は、かなり下って宮城駐車場。とりあえず宮城駐車場に向かい、空きがあるようなら更に上に向かうことにする。
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8:30
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宮城駐車場到着。空きスペースはたった2台。誘導員が上は満車であることを伝えているのでここに駐車する。ここから中房温泉行定期バスで登山口まで向かうことにする。
タクシードライバーが声をかけてくる。「次のバスは11時過ぎだよ」。バスは1時間に1本くらいかと思っていたら、本日は5:14の次は8:14、次はナント11:09。調べておくべきだった。
「タクシーだと5,000円かかるから、一緒に行く人待ちましょうか?」バスだと1人1,200円。しばらく同乗者を待つこととする。
「第一〜第三駐車場は、県外の人が早ければ深夜1時くらいから停め始め、6時くらいには一杯になっちゃうんだよね」元々、安曇野市営駐車場に駐車するのは無理だったようだ。
2人見かけたが下山してきた人達。やはり遅すぎた。諦めて出発。登山口到着時5,000円を若干超えたが、5,000円にまけてくれた。
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9:55
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登山者カードを記入し、中房温泉登山口(標高1,462m)出発。
未明まで雨が降っていたためガスっているが、やや足元が濡れている程度で大したことなく歩きやすい。北ア三大急登と言われているが、そう思って登るせいかそれほど感じない。
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10:30
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少し下って第一ベンチ到着。
コースタイム30分のところ35分かけ1,0km歩く。
この広場の入り口には道祖神がいる。
50m下方には水場が。中房川の源流か?
5分休憩して出発。
合戦小屋まで続くケーブルと交差し、下をくぐる。
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11:00
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第二ベンチ到着。
コースタイム20分のところ25分かけ0,7km歩く。
5分休憩して出発。
しばらく登ると、晴れていると大天井岳が見えるそうだが相変わらずガスっていて見えず。
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11:40
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第三ベンチ到着。
コースタイム30分のところ35分かけ1,0km歩く。燕山荘までほぼ半分来た。
ここまで毎回コースタイムを5分オーバーしている。今まで行った日帰り登山では、コースタイムを下回りはしても超えたことはなかった。宿泊となるとフリースやダウン、着替えが新たに必要で、水や食料も倍量、バックパックも大きく、そしてやっぱり歯ブラシ・歯間ブラシ、ビール・ビール・ビール。これが5分オーバーの理由か?
5分休憩して出発。
基本的に、元々妻の歩みは遅い。このペースに合わせているとこちらも疲れてしまう。そのため、今までも私は自分のペースで歩き、しばらく立ち止まって妻の到着を待ち、また歩く、この繰り返し。しかしこの辺から更にペースが遅くなってきた。下山者も多くなり、すれ違いのため行列も増えてきた。登山者行列の最後尾である妻に、道を譲って待ってくれている下山者が「まだ来ます?」「・・・」全くの無視。代わりに私が答える。妻は朦朧とし、聞かれていることにも気付いていない。
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12:25
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富士見ベンチ到着。
コースタイム20分のところ40分もかかり0,4km歩く。
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晴れていれば富士山を望むため富士見ベンチなのだそうだが、ガスっていて全く見えず。
10分休憩して出発。
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12:55
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20分歩くと合戦小屋到着のはずがすでに20分。そんな時
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元気が出る。
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13:00
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5分歩くと
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合戦小屋名物のスイカのイラスト入り。
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13:05
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コースタイム20分のところ30分もかかり0,7km歩き
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合戦小屋(標高2,350m)到着。
合戦小屋と荷揚げ用ケーブルの間に、いくつかのテーブルとイスがあり、昼食を摂る。
名物のスイカをほとんどの人が食べている。松本市波田の「下原すいか」とはいえ、季節はずれで甘くはないであろう。でも・・・
写真に撮りたくて買っちゃった。8分の1カットで800円。けっこう冷えている。真夏はさぞかし美味いのだろう。
40分休憩してトイレにより出発。
出口にはこんな案内が。
テント泊の人達は、荷物が多いのに早く来ないといけないから大変だ。
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14:10
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25分かけ0,4km歩き、合戦沢の頭(標高2,489m)到着。
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晴れていれば槍ヶ岳が見えるそうだが、
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相変わらずガスっていて見えず。(写真は翌日撮影)。
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14:45
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やや晴れ間がのぞき
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この撮影の瞬間だけ、燕山荘が見えた。
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15:05
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燕山荘(標高2,712m)到着。
合戦小屋からのコースタイム1時間のところ1時間20分もかかり1,7km歩く。結局、中房温泉登山口〜燕山荘までの5,5kmを、コースタイム3時間のところ4時間5分もかかって登山。
燕山荘受付。ものすごい混雑。1泊2食で10,000円。
部屋は新館1階の上段、3畳部屋の中央。この部屋、右にも左にも階段はあるが中央はない。3畳に3夫婦、つまり1人半畳で、しかも中央なので気を使っての階段使用。予約しておいたものの、到着順なので仕方ない。靴は下段部屋の足元、天井は高く天袋様の棚があるため荷物はそちらへ。
荷物を置き燕岳頂上へ向かおうとすると、妻が「今日は無理」相当バテている。雲が多く、槍ヶ岳も燕岳頂上も見えたり見えなかったりなので明日とする。
この写真を撮っていると、妻が職場の同僚に遭遇。世間は狭い。
もう登らないのでビール!なんと生ビールが小・中・大、さらにメガまである。今時の居酒屋は中のみ、あっても中・大なのに。持参しているのでさすがにメガは遠慮して、私は大、妻は小で乾杯。言うまでもなく美味い!更に缶ビール・缶ビール・缶ビール。山では、高度のせいか疲労のせいかすぐ酔うと聞いていたのになかなか酔わない。
さらに曇って寒くなってきたので妻は部屋に戻る。1人で飲んでいると、テント泊という関西のお兄さんと意気投合。生中をたのんでしまった。これがいけなかった。それまでの分のアルコールがまとめてきたようで完全に酔っぱらった。寒いので私も部屋へ。
曇っていて、夕日は拝めず。
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19:00
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夕食は3順目の19:00。ハンバーグ定食。「泊まってみたい山小屋1位」だけはある、美味しい。
食後はオーナーのホルン演奏付き。
歯をみがいたら、ビールのせいで知らぬ間に・・・ZZZ
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9/23
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1:10
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目覚めてしまった。21:00消灯だが廊下は電球がつき、部屋のカーテンを閉めていても明るい。目覚めたのはこの明るさのせいか?寝返りを打てないからか?他の部屋から聞こえてくるいびきのせいか? 寝返り打てないのでゴロゴロもできずトイレへ。消灯後は、山荘内でも真っ暗になるのでライトが必要と聞いていたが全く必要ない。トイレ前の談話スペースで、何人もの人が寝ている。これはいい!と、トイレ使用後寝てみる。大の字になることができるが、非常灯が2つもあり明るく、トイレ臭もけっこうする。1時間ほどゴロゴロしてみたが眠れず、外へ。星が少し見えるが、雲がありイマイチ。部屋へ戻る。談話スペースよりやや暗いが寝返り打てず、妻の隣の男性もいびきをかき始めた。仕方ない、頑張って眠る。
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4:00
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少し前から目覚めていたが、照明がついて明るい。
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5:10
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日の出時刻が5:30頃と聞いていたので外へ。明るくなってきているが雲が多い。御来光は5:40頃なんとなくにしかわからない。
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槍ヶ岳が昨日より良く見える。
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6:15
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朝食は3順目で、焼き鮭定食。副菜も豊富。
近くのトイレに行列ができているが、個室は6ヶ所ほどなのでそれほど待たず。洋式タイプに入ると、汲み取りだが簡易水洗できれい。水道の水は「飲料可」とのことで、何人もの人がペットボトルに補給している。こんなことならペットボトルの本数、減らしてくるんだった。
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7:05
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バックパック本体は燕山荘に置き、ウエストポ−チのみで燕岳頂上へ出発。
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7:35
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中学1年時に雨でたどり着けなかった、燕岳頂上(標高2,763m)到着。
コースタイム通り30分で登頂。
槍ヶ岳もきれいに見える。
15分休憩して出発。
燕山荘に近づいてくると
有名なイルカ岩発見。
行きは全く気付かず見落としていた。危ない、危ない。
後ろには槍ヶ岳。
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8:10
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燕山荘到着。
コースタイム通り20分で下山。
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8:25
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荷物を整え、トイレにより、燕山荘出発。
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9:05
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合戦沢の頭到着。
5分休憩して出発。
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9:25
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合戦小屋(標高2,350m)到着。
10分休憩してトイレにより出発。
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10:00
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富士見ベンチ到着。
5分休憩して出発。
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10:35
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第三ベンチ到着。
5分休憩して出発。
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11:00
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第二ベンチ到着。
5分休憩して出発。
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11:25
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第一ベンチ到着。
5分休憩して出発。
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11:55
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中房温泉登山口到着。
燕山荘〜中房温泉登山口まで、コースタイム3時間のところ2時間55分で下山。
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12:35
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中房線定期バスで中房温泉登山口出発。途中ニホンカモシカに遭遇し、宮城駐車場到着。
近くの安曇野しゃくなげの湯で食事と入浴。本日の男湯は石の湯。炭酸泉で血流が良くなるらしいが、ジェットバスの方が疲れた体には気持ちいい。
無事帰宅できよかった、よかった。
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