8/10
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16:40
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実質2日間で往復できるとはいえ、早朝に新穂高登山指導センターを出発しなければならないため、この時刻に自宅を出発。車中泊という事もあり、S先輩の車でS先輩が運転。
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16:50
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コンビニで本日の夕食、明日の朝食・昼食を購入。
10分後出発。
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18:40
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新穂高登山指導センター到着。
登山届提出。
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19:00
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新穂高温泉無料登山者用駐車場に到着。ほぼ満車状態で空きは3台のみ。なんとかすべりこめた。
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19:05
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駐車場横の深山荘で入浴。
自宅出発前にシャワーを浴びてきたので、本日は露天風呂(500円)。硫化硫黄、いわゆる硫黄の香りがして温泉感がある。
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19:30
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駐車場に戻り、車中泊の準備。シートを倒し、フロントガラスにはサンシェード、サイドウインドガラスには簡易カーテンを設置し、いよいよ飲み開始。飲み物もつまみもS先輩が用意してくれている。年齢だけでなく登山歴も先輩にもかかわらず、車の用意・運転だけでなくここまでとは頭が下がる。至れり尽くせりでどんどん酒が進む。
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8/11
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5:00
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本来は4:00に起床するつもりで、S先輩が目覚まし時計をセットしたが鳴らず、ケータイのアラームを4:30にセットするも寝過ごし、この時刻に起こされる。1時間の遅刻。昨夜の片づけをするとビールと9%酎ハイの500ml缶が全部で8本。酔っぱらうわけだ。つまみのみでおにぎりも食べていない。
朝食のおにぎりを食べ、まずは眼鏡からコンタクトレンズを装着。荷物の整理をしていると、ん?眼鏡がない。さっきまでかけていたのに。よくあるおでこや頭の上にもない。必死になって探すと車の上に。なぜ?寝ぼけていたようだ。 ん?今度はカメラがない。新しいスマートメディア購入し、バッテリーもフル充電してきたのに。またも必死になって探すが見つからず。仕方なくS先輩の予備カメラをお借りする。
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5:45
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駐車場出発。
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5:55
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新穂高登山指導センター(標高1,090m)到着。
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トイレによって15分後出発。
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6:15
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新穂高ロープウェイ新穂高温泉駅(標高1,117m)到着。
すぐ横の右俣林道入り口からスタート。
しばらく進み、次は小鍋谷ゲート通過。
一般車両はここまで。
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7:10
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穂高平小屋(標高1,480m)到着。
新穂高登山指導センターからのコースタイム50分のところ1時間かかっている。やはり飲み過ぎのせいか。
5分休憩して出発。
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7:55
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槍ヶ岳・穂高連峰
登山道案内図。
その横に注意書き。
飛騨森林管理署、いいね!
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8:00
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白出沢出合到着。
穂高平からのコースタイム1時間10分のところ45分で到着。
水のない空沢だがかなり大きい。
5分休憩して出発。
白出沢までは林道のため車で来ることができるが、白出沢を渡るとやっと登山道らしくなる。いきなり心臓バクバク。でも妻と一緒ではないので自分のペースで歩け、ストレスは全くない。
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8:50
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チビ沢に出た。
知らぬ間に、ブドウ谷は通過したらしい。
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9:10
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滝谷出合到着。
白出沢出合からのコースタイム1時間20分のところ1時間5分で到着。
ここは勢いよく水が流れている。冷たくて気持ちいい。
10分休憩。
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9:20
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この1本橋を渡って出発。
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9:25
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藤木レリーフ到着。
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藤木九三さんというロッククライミングで有名な登山家だそうです。
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9:50
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南沢到着。
ここも水のない空沢。
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10:10
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整備された登山道になる。
いくつかを通り過ぎると槍平小屋(標高1,990m)到着。
滝谷出合からのコースタイム1時間10分のところ50分で到着。
中では缶ビールを飲んでいる方が。旨そう…
かき氷を食べている方が何人も。それもいいかも。
カレーライスを食べている方も。美味しそうだけど、持参したおにぎりを食べなくては。
お腹はそれなりに空いている。でもうまく飲み込めない。海苔が口の中に貼り付いてしまうのだ。通常、カステラを飲み物なしで食べられる私だが、この時は唾液が全くといっていいほど出てこない。水をがぶ飲みする。
50分休憩し
トイレにより
水を補給し
出発。
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11:15
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わかりづらいが標高2,100m地点到着。
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11:30
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大喰沢到着。
ここも水のない空沢。
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11:45
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最終水場到着。
口の中がカラカラ、唇も乾燥しパッサパサ。水をがぶ飲み。通常こういう場所の水は口にしないのだが、空のペットボトルを満タンにする。
S先輩、頭が痛いとのこと。熱中症か?ロキソニン飲む。
10分休憩し出発。
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12:30
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樹林帯からハイマツ帯に変わってきた。標高2,500mくらいなのか?日陰がなくなり、さらに暑さが堪える。
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12:40
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千丈乗越分岐到着。
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ここには救急箱が設置されている。救急用品・非常食・水・ヘッドランプ・電池・ビニールテープが入っているそう。
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20分休憩し出発。
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13:10
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海抜2,600m地点到着。
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13:45
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海抜2,800m地点到着。
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クルマユリ、イワギキョウが咲いている。
さっきまであんなに晴れて暑かったのに、ガスって冷たい上昇気流が起きている。疲れて休憩したいけれど、立ち止まったら風邪をひきそうなので、ゆっくり、ゆっくりでも歩き続ける。
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14:05
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海抜2900m地点到着。
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14:25
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飛騨乗越到着。
槍平小屋からのコースタイム4時間のところ2時間55分で到着。
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14:27
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海抜3,000m地点到着。
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槍ヶ岳山荘のテント場の中を抜けていくが、まさに足を引きずるようにゆっくり、ゆっくり、ゆっくりとしか歩けない。上り切ったら、あと100m。
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14:40
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槍ヶ岳山荘(標高3,080m)到着。
飛騨乗越からのコースタイム10分のところ15分かかってしまった。
新穂高温泉からの14,5km、標高差1,990mを、コースタイム8時間40分のところ6時間50分で到着。
槍ヶ岳用にトレッキングポールを購入したものの、結局使用せずに終わった。下りでは使用するのかな?
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14:45
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槍ヶ岳山荘受付。1泊2食で10,300円。
朝食はかなりの混雑が予想されるため弁当をお勧めするとのことで弁当とする。
部屋の名称は「北穂」カーテン仕切りで私達は2階。1畳強のスペースに2人、荷物は廊下へ。
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荷物置いて落ち着いたら腹減ってきた。残りのおにぎりを食べる。
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16:00
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1時間ほど前は、槍の穂先が大渋滞、噂の往復3時間と思われたが、少し行列の長さが減ってきたので登頂することとする。
このために購入したグローブ装着。
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上りコースと下りコースは別々だが、それでもここからすでに渋滞。
ガスっていて頂上からの眺めは期待できそうにない。
下ってくる人々が、複数の団体客らしい。そのため少し進むと長時間休憩、すこし進むと長時間休憩の繰り返し。
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いくつかのクサリに触れ、梯子を上り、最後はかなり急な31段の梯子。
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17:35
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山の日に槍ヶ岳頂上(標高3,180m)到着。
上りコースタイム30分のところ1時間35分かかって到着。
穂先は、広さ4畳半と聞いていたが、V字というかL字の形状で、10畳ほどはありそうだ。
相変わらずガスっているが、時々晴れ、北鎌尾根も見えた。
10分してから下山開始。
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18:05
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下りコースタイム30分のところ20分で下山。
往復コースタイム1時間のところ1時間55分かかったものの、この時期は3時間を覚悟していたので良しとする。
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18:15
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待ちに待ったビール! 生ビールもあるようだがなんと1,200円。缶ビールで我慢する。それでも500mlで800円。仕方ない。
乾杯、ものすごく炭酸感が強い。気圧のせいか?常念岳より150mしか高くないのに?大好きなビールなのに、500ml飲み切るのが精いっぱい。
「18:40からの方、夕食の準備が出来ました」放送が入る。私達の番だ。
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18:50
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食堂に入る。
本日はハンバーグ定食。S先輩がバーボンを持参している。私は、バーボンのお湯割りは飲むが水割りは飲まない。すると赤ワインも持参しているとのこと。S先輩はバーボン、私は赤ワインを飲みながら食事をする。これをわざわざ背負って登ってきたなんて感謝!
食べながら飲むことはできても、飲みのみで居座るわけにはいかず、食べ終わったら食堂を出る。
朝食用の弁当は、すでに部屋に届いていた。
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19:45
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喫茶コーナー「キッチン槍」へ移動。2人だけで飲み続ける。
しかし2人分持ってきたバーボンは、S先輩1人ではさすがに余りまくっている。そこで談笑している2組(3人)に声をかける。3人は、1組の御夫婦と、1人の航空自衛官。3人して、私が「山岳救助隊員みたい」とのこと。2人の男性の方がよっぽどマッチョなのに。気分は悪くないけど。
バーボンを手伝って飲んでいただく。
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20:35
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「おそらく消灯時刻は20:30だろう」と話していると、放送もなく照明が落ちる。その後も再点灯しないため、暗い中トイレによって「北穂」の部屋へ。
歯みがきして、暑いので掛布団なしで、山小屋では初めて酔わずに就寝。
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8/12
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1:30
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初めて目覚める。でも、すぐ寝付くだろうと思っていたが眠れない。
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2:30
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努力するが眠れないためトイレへ。部屋を出ると廊下に1人、階段の踊り場に1人、フロント横に3人寝ている。どこの山小屋も一緒だ。外に出ると満天の星空。そんな中、槍の穂先に登っていくLEDライトが。こんな真っ暗な中、登頂して何の意味があるの?
部屋に戻るがやはり眠れない。そのうち起きだす人が増え、3:30には、普通にライト付けたり音をたてたりしている。
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4:00
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照明点灯。こんなに早く?
4:20には部屋から皆出て行った。日の出時刻は5時過ぎって話なのに? 4:45に外に出る。かなり明るい。
東に常念岳と横通岳。
南東には富士山。
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5:05
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槍の穂先の横から御来光。
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明るくなると、山頂に大勢の人がいることがわかる。山頂から眺める御来光を望んでいたのだろうけれど、もしかしたら2:30に登頂していた人は、この時まで居座るため?
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明るくなった途端、多くの人が山荘を出発していく。ここは全てのスタートが早いようだ。私達も身支度をする。
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5:55
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朝食用の弁当を外で食べる。ちまきと緑茶。味は悪くないが冷たいし、冷たいと硬い。多くの登山者が5時過ぎに出発するのなら、弁当でなく、食堂での温かい定食にすべきだった。
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6:10
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ちょうど110年前のこの日、芥川龍之介が登頂した槍ヶ岳を出発。
しばらく南に進み振り返ると、槍ヶ岳山荘が見える。
左下には雪渓。
向こうに見えるのは常念岳と横通岳。
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7:10
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中岳頂上(標高3,084m)到着。
槍ヶ岳山荘からのコースタイム1時間10分のところ1時間で到着。
後ろに見えるのはもちろん槍ヶ岳。
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15分休憩して出発。
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8:00
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槍の穂先にあるような梯子を上り、しばらく行くと天狗原分岐到着。
後ろに見えるのはこれから行く南岳。
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15分休憩して出発。
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8:30
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南岳頂上(標高3,033m)到着。
後ろに見えるのは常念岳。
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20分休憩して出発。
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8:55
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5分で南岳小屋到着。
中岳からのコースタイム1時間30分のところ55分で到着。
20分休憩して出発。
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9:20
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5分下ると標高2,900m地点到着。
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南岳から槍平小屋までの道を南岳新道というらしい。割と新しく開発された道で、ハイマツの中も整備されている。
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9:50
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槍平小屋が見えた。でもまだ小さい。
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10:00
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休憩スペースがあるわけではないが、ハイマツ帯のうちに休憩をとることとする。
10分休憩して出発。
しばらくすると樹林帯に入り、日陰が出現するのは良いことなのだがなかなかの悪路。
下段はよくある頑丈な梯子だが、上段は既成のアルミの梯子。こんなの初めて見た。
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悪路でズルズル滑る。そのうち右足親指の腹が痛くなってきた。マメが出来つつあるようだ。
上りの登山者とすれ違うがかなりきつそう。そりゃそうだよ、下っている私だって2度と通らないと決意するほどだもの。
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10:40
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大きな沢に出て、横断。水のない空沢だが、案内が不親切で迷う。
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11:30
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槍平小屋到着直前の案内板。「初心者、お子様、体調不良の方は、通行を控えて下さい」まったくもってその通り。
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槍平小屋到着。
南岳小屋からのコースタイム3時間のところ2時間5分で下山。
右足の靴・靴下を脱ぐ。やはり親指の腹にマメが出来ていた。この靴でマメ作ったことないのに。それだけ悪路であった証拠。少しでも悪化を防ぐため、絆創膏を貼る。
昨日のメニューから、カレーライスを食べることを励みに下りてきたのに、本日はざるうどんとかけうどんの2つしかないとのこと。仕方なくざるうどんと、我慢できずに缶ビール350ml。
40分休憩して出発。
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12:25
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南沢到着。
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12:40
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滝谷出合到着。
槍平小屋からのコースタイム1時間のところ30分で下山。
10分休憩して出発。
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13:05
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チビ沢到着。
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13:40
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白出沢出合到着。
滝谷出合からのコースタイム1時間のところ50分で下山。
20分休憩して出発。
ここからまた林道。
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14:30
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穂高平小屋到着。
白出沢出合からのコースタイム1時間のところ30分で下山。
かき氷を食べる。冷たくて気持ちいい。
20分休憩して出発。
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15:30
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新穂高登山指導センター到着。
穂高平小屋からのコースタイム通り40分で下山。
槍ヶ岳山荘からのコースタイム9時間20分のところ6時間30分で下山。2人とも下りは得意のため、やはり速い。
結局、下山でもトレッキングポールを使用せず、新品のままお持ち帰り。
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15:40
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駐車場到着。
両足の靴・靴下を脱ぎ驚いた。左足親指の腹にもマメが出来ている。全く気付いていなかった。
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16:10
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深山荘で入浴。本日は石鹸を使いたいので、内風呂(700円)。露天風呂は硫化硫黄の香りがしていたが、内風呂は感じない。なぜ?
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16:40
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深山荘発。
上高地周辺が大渋滞。事故でもあったのかと思うほどだがそうでもなく、さわんど駐車場での自然渋滞のようだ。
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20:45
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自宅到着。
上高地で2時間も渋滞にはまり、この時刻での帰宅。
S先輩には最初から最後までお世話になり、感謝!感謝!
無事帰宅でき、晴れて眺望も絶景で、よかった、よかった。
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