10/7
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6:50
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起床時は台風が過ぎ去った直後で、風がゴーゴーいっており、登山できるのかと心配だったが、この頃には穏やかになり、自宅を出発。一の沢駐車場(約40台)をめざす。
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7:40
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一の沢駐車場前の一の沢第二駐車場もほぼ満車状態。
しかし、一の沢駐車場に1台分の空きスペースがある。うちらが止めた直後に車が入ってきたが、バックで出て行った。よかった、最後の1台にすべりこんだ。
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7:50
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一の沢駐車場出発。
一の沢登山口まで、1,1kmとのこと。
しばらく歩くと、猿に遭遇。
木の上で毛づくろいしている。この2頭を含め4頭見かけたが、皆丸々と太っている。餌が豊富なのかな?
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8:05
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一の沢登山口到着。
コースタイム通り15分。
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8:20
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登山者カードを記入し、トイレによって、一の沢登山口(標高1,260m)出発。
常念小屋は標高2,460mで5,7Km先のようだ。
橋を渡ってスタートとなるが、「熊出没注意」の看板が。
猿がいるのだから熊もいるのだろう。
すぐに足元にはコケ、癒される。
左に走る一の沢川にそってのコースなのだが、沢の音が大きく、妻に話しかけられても全く聞こえない。
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8:40
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500m歩くと、山の神(標高1,480m)到着。
いつもならお賽銭は5円や50円だけど、今日はケチらず安全祈願。
時々、右からの支流があるので橋を渡る。
一の沢に出た。空は真っ青。まさに台風一過。
また右からの支流があるので橋を渡る。
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9:25
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また一の沢に出た。
滝など全く無いが、大滝(標高約1,610m)到着。
45分かけて1,6km歩く。一の沢登山口からのコースタイム1時間のところ1時間5分かけ2,1km歩く。
10分休憩して出発。
食べられなさそうなキノコ発見。
しばらく歩くと、今度は食べられそうなキノコも発見。
今年は8月が暑く、9月が雨ばかりだったので、キノコが豊作らしい。
階段を上る。そんな階段の中にもキノコが。
キノコの鑑別ができれば大収穫だったのに。
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10:40
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大きな石があり、右の黄色の矢印に従い、
橋で沢の左に渡ると、
笠原沢(標高約1,900m)到着。
1時間5分かけて1,4km歩く。
10分休憩して出発。
笠原沢を過ぎると、登山道に水、というか沢が登山道のようになり、靴が濡れないように気を遣う。
また沢の右に渡るが、渡った橋の先も水。
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11:35
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また一の沢に出た。
胸突八丁(標高約2,090m)到着。
45分かけて0,8km歩く。大滝からのコースタイム2時間のところ1時間50分で2,2km歩く。
20分休憩して出発。
連続階段を上り、胸突八丁というだけあって、一の沢の底より一段高く巻く斜面を歩く。
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左は崖、
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12:20
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また橋で沢の左に渡ると、
最終水場(標高約2,250m)到着。
胸突八丁からのコースタイム30分のところ25分で0,4km歩く。
コース最大の難所といわれているが、割とあっさり終わった。
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ここで一の沢とはお別れとなる。
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12:35
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第1ベンチ到着。
常念小屋まであと800m。
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12:55
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第2ベンチ到着。
常念小屋まであと500m。
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13:05
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第3ベンチ到着。
常念小屋まであと300m。
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13:20
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常念乗越(標高約2,460m)到着。
最終水場からのコースタイム50分のところ60分かかって1,0km歩く。一の沢登山口からのコースタイム通り4時間20分で5,7km歩く。
空は真っ青、にもかかわらず槍ヶ岳・穂高岳には雲がかかっていてどこがどこやらわからない。風はやや強い。
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13:25
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常念小屋受付。1泊2食で9,600円。
今回は、カーテン仕切りでなく完全なる部屋タイプ。16畳に15人のため1人1畳確保でき、荷物は廊下へ。
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横通岳に向かおうとするが、妻はバテバテのため行かない(行けない)という。
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13:45
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ウエストポーチのみで、横通岳頂上へ向けて出発。
すれ違う下山者は何人かいたが、登山者はいなくなってしまった。大天井岳への登山道は、横通岳頂上を通らず西側を巻いているため、どう行ったら頂上にたどり着けるのかよくわからない。そんな中、赤いウインドブレーカーと赤い帽子の男性がジグザグと上って行っている。おそらく頂上を目指しているのだろうと判断し、その男性目指して上っていくが、小石と砂利のような足場でとても歩きづらい。こんな悪路、今の妻にはとても無理なので、単独登行でよかった。
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14:30
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赤いウインドブレーカーと帽子の男性に追いついた。
「お疲れさん」
「ここが頂上ですか?」
「そうや」
横通岳頂上(標高2,767m)到着。45分で登頂。
三角点のみで、標識など一切ないので、登頂達成感が全くない。
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この男性古希ながら、今朝三重県から車で来たとのこと、すごい!
北を指さし、
「それが東天井岳、その先が大天井岳、向こうが燕岳や」
そう言われると、燕山荘が見える。
「ここには何度も来とるが、燕岳がこんなにはっきり見えたのは初めてや」 ついてる!
「でもこんなにいい天気で、槍ヶ岳・穂高岳が見えないのも初めてや」 ついてないのか?
10分話をしてから下山開始。
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15:05
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常念小屋到着。25分で下山。
もう登らないのでビール!繁忙期は生ビールもあるようだが、本日は缶ビールのみ。500mlで700円。値段は高いが仕方ない。
テラスは空席がないため、食堂にて乾杯。だんだん人も増えてくる。もう1本。
時々、槍ヶ岳の雲が切れるが一瞬だけ。でもその度に人が写真を撮りにテラスへ。もう1本。
燕岳・蝶ヶ岳同様、今回も日の入りは拝めず。ビールもう1本。値段高くても飲んじゃうんだなぁ。
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17:00
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夕食の放送が入る。
本日はハンバーグ定食。隣の還暦過ぎの男性、主菜のハンバーグのみ食べ、副菜は一切箸をつけない。レストランでもどうかと思うが、山小屋の食事でそれはないでしょう。
部屋に戻ると、本日は結局12人のみのため余裕をもって1人1畳使用できる。
やることないので歯をみがいていて気付いた。「しまった、耳栓忘れた」12人のみにもかかわらず3人もいびきをかいている。
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19:50
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消灯時刻が何時かわからないが、部屋内の人々が皆寝ているようなので妻が照明スイッチを切る。カーテン仕切りでなく完全なる部屋タイプのため真っ暗となる。
いびきのせいで何度も何度も目覚めるが、おそらく真っ暗のためその度すぐ寝入ることができた。
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10/8
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3:25
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今回ばかりは目覚めて5分しても眠れない。トイレへ。トイレの窓から外を見たが曇天のようなので部屋へ戻る。(しかし実際は満天の星空だった。しまった。)
入り口近くの御夫婦が出ていく。もう出発するのか?
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5:00
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朝食の放送が入る。どうせ眠れないし、日の出時刻は5:40くらいなので先に済ませることとする。
本日は虹鱒の甘露煮定食。好き嫌いはあるが、焼き鮭より山小屋らしいメニューだ。
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5:20
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外へ出ると、常念岳山頂へ向かう登山者のLEDライトが光っている。それなりの行列。皆これを狙っていたのか?
雲海の中の御来光。
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6:45
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バックパック本体は常念小屋に置き、ウエストポ−チのみで常念岳頂上へ出発。
本日も空は真っ青。
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妻とはお互いが見えているので、単独登行する。
横通岳のような小石と砂利よりはましだが、岩ばかりでルートが良くわからない。 ○ と → を目安にジグザグ進んでいくが、やけに急だなと思うとルートを外れていることも何度かある。
ハイマツの根元の土には霜柱が。氷点下になったようだ。
同室入り口近くの御夫婦が下ってきた。常念岳頂上で御来光を拝んだそうだ。
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7:25
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前常念岳・三股への分岐点到着。
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7:35
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常念岳頂上(標高2,857m)到着。
コースタイム1時間10分のところ50分で登頂。最後まで岩ばかりで、頂上に平らなところはない。
右から槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳
右から北穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳
南には蝶ヶ岳ヒュッテ、その向こうには乗鞍岳、御嶽山、さらに遠くには富士山も見える。
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7:55
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妻がコースタイム通りで到着。
35分景色を満喫して下山開始。
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9:00
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常念小屋到着。
コースタイム50分のところ30分で下山。
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9:30
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妻がコースタイムより10分かけて到着。
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10:00
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荷物を整え、トイレにより、常念小屋出発。
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10:35
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最終水場到着。
常念乗越からのコースタイム40分のところ35分で下山。
5分休憩して出発。
胸突八丁到着直前に看板。走って下ると確かに滑落はあり得る。要注意だ。
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11:00
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胸突八丁到着。
最終水場からのコースタイム通り20分で下山。
5分休憩して出発。
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11:30
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笠原沢到着。
5分休憩して出発。
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12:20
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大滝到着。
胸突八丁からのコースタイム1時間20分のところ1時間10分で下山。
10分休憩して出発。
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13:10
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山の神到着。
まだ500mあるけど、無事ここまでこれてお礼参り。
一の沢登山口到着直前、猿が何頭もいる。昨日の4頭どころではない。一の沢川では子猿も駆けずり回っている。
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13:20
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一の沢登山口到着。大滝からのコースタイム通り50分で下山。常念乗越からのコースタイム3時間10分のところ2時間55分で下山。
トイレにより10分後出発。
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13:45
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一の沢駐車場到着。
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14:10
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近くの安曇野しゃくなげの湯で入浴。
無事帰宅でき、晴れて眺望も絶景で、よかった、よかった。
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