ケアマネージャー

 

 

 当院は、健康保険法による保険医療機関であるとともに、介護保険法による指定居宅サービス事業者でもあります。

 2000年(平成12年)4月より、介護保険が始まりました。介護保険制度運用の要となる役割をし、介護支援サービスを担う者の職名を、通称「ケアマネージャー」といい、正式には「介護支援専門員」といいます。

介護支援専門員になるためには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格介護支援専門員実務研修を受講研修修了証明書の交付登録証明書の交付を受けて認められます。

 

 

 

受験資格:保健・医療・福祉分野で原則として合計5年以上の実務経験を有する者

 

 

介護支援専門員実務研修受講試験:

区 分

問題数

介護支援分野

25問

受験

受験

受験

保健医療サービスの知識等 基礎

15問

免除

免除

受験

保健医療サービスの知識等 総合

 5問

免除

受験

受験

福祉サービスの知識等

15問

受験

受験

免除

合 計

60問

40問

45問

45問

   

120分

80分

90分

90分

 

医師、歯科医師

薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士)

社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士

 

 ということで、平成15年10月26日、平成15年度長野県介護支援専門員実務研修受講試験(40問)を受験し、12月12日、合格となりました。

全国合格者数  (厚生労働省発表)

全 国

受験者数

(A)

合格者数

(B)

合格率

(B/A)

第1回(平成10年度)

207,080 人

91,269 人

44.1 %

第2回(平成11年度)

165,117 人

68,081 人

41.2 %

第3回(平成12年度)

128,153 人

43,854 人

34.2 %

第4回(平成13年度)

92,735 人

32,560 人

35.1 %

第5回(平成14年度)

96,207 人

29,505 人

30.7 %

第6回(平成15年度)

112,961 人

34,634 人

30.7 %

第1回〜第6回合計

802,253 人

299,903 人

 

職種別合格者数(第6回試験)  (厚生労働省発表)

職 種

人 数

構成比率

医師

335 人

0.9%

歯科医師

152 人

0.4%

薬剤師

796 人

2.2%

保健師

1,026 人

2.9%

助産師

160 人

0.4%

看護師、准看護師

12,089 人

33.7%

理学療法士

563 人

1.6%

作業療法士

306 人

0.9%

視能訓練士

20 人

0.1%

義肢装具士

6 人

0.0%

歯科衛生士

1,064 人

3.0%

言語聴覚士

54 人

0.2%

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師

574 人

1.6%

柔道整復師

231 人

0.6%

栄養士(管理栄養士を含む)

909 人

2.5%

社会福祉士

1,628 人

4.5%

介護福祉士

11,964 人

33.3%

精神保健福祉士

244 人

0.7%

相談援助業務従事者・介護等業務従事者

3,788 人

10.5%

合 計

35,909 人

100.0%

 

職種別合格者数 (第1回〜第6回試験の合計)  (厚生労働省発表)

職 種

人 数

構成比率

医師

14,198 人

4.7%

歯科医師

3,032 人

1.0%

薬剤師

16,157 人

5.3%

保健師

20,017 人

6.6%

助産師

1,293 人

0.4%

看護師、准看護師

113,428 人

37.5%

理学療法士

6,379 人

2.1%

作業療法士

3,494 人

1.2%

視能訓練士

103 人

0.0%

義肢装具士

74 人

0.0%

歯科衛生士

6,122 人

2.0%

言語聴覚士

347 人

0.1%

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師

4,075 人

1.4%

柔道整復師

2,138 人

0.7%

栄養士(管理栄養士を含む)

6,771 人

2.2%

社会福祉士

9,167 人

3.0%

介護福祉士

63,099 人

20.9%

精神保健福祉士

1,040 人

0.3%

相談援助業務従事者・介護等業務従事者

31,663 人

10.5%

合計

302,597 人

100.0%

 

 

 

介護支援専門員実務研修 前期過程:

日程

研修過程

時間

1月27日

開講式

 

 

介護保険制度の理念と介護支援専門員

講義:2時間

 

介護支援サービス(ケアマネジメント)の基本

講義:2時間

 

要介護・要支援認定の基礎知識 T

講義:3時間

1月28日

介護支援サービス(ケアマネジメント)の基本技術

 受付及び相談と契約の考え方

講義:1時間

 

介護支援サービス(ケアマネジメント)の基本技術

 アセスメント、ニーズ把握の方法

講義:2時間

演習:4時間

1月29日

介護支援サービス(ケアマネジメント)の基本技術

 居宅サービス計画等の作成

講義:2時間

演習:4時間

 

実習オリエンテーション

講義:1時間

 リハビリテーション医学は、1980年に設定された世界保健機関(WHO)の国際障害分類(ICIDH)を中心にして普及してきました。しかし2001年5月にその改訂版:国際生活機能分類(ICF)がWHO総会で採択され、2002年には厚生労働省の委員会による日本語訳が出ました。これにより「障害」という、人が生きることに関してのマイナス面の分類でなく、「生活機能」という、人が生きることに関してのプラス面の分類となりました。

 これにより、ケアマネジメントの考え方も根本的に新しくなり、今年度から3日間のうちの1,5日は国際生活機能分類(ICF)についての研修となりました。しかしそのため、アセスメント方法については全く研修を受けずに、各自でアセスメント方法に関するテキストを購入し自習した後、実習することとなりました。

 

 

実習:アセスメント方法に関して自習した後、受講者自らが1事例を選定して、認定調査、地域における社会資源調査、アセスメント及び居宅サービス計画作成を行いました。

 

 

介護支援専門員実務研修 後期過程:

日程

研修過程

時間

3月2日

実習ふり返り演習(事例検討)

 アセスメント・居宅サービス計画等の作成演習

演習:6時間

 

モニタリングの方法

講義:2時間

3月3日

介護支援サービス(ケアマネジメント)の展開技術

 相談面接技術の理解

講義:3時間

 

要介護・要支援認定の基礎知識 U

講義:1時間

 

介護支援サービス(ケアマネジメント)の展開技術

 チームアプローチ演習

演習:3時間

 

閉講式

 

平成16年3月3日、研修修了証明書交付、平成16年3月30日、登録証明書交付となりました。