★S&P 朝日生命をクレジット・ウォッチに
本日5月7日付けで、S&Pは、朝日生命の保険財務力格付けを、引き下げ方向で、「クレジット・ウォッチ」に指定しまた。
格下げになった場合には、
・現在 CCC
・1段階の引き下げなら CCC−
・2段階の引き下げなら CC
・3段階の引き下げなら C
・4段階の引き下げなら D
となり、最低の格下げ(D)により近づくことになります。
あくまでも、格付は一つの目安です(格付会社は5社あり、そのうちの一つです。他の格付会社の格付は、下記で参照下い)。
http://www4.plala.or.jp/anshin/kakuduke_bunpu.html
過剰な反応は禁物ですが、格付としてはかなり厳しい評価ですから、油断のないように。
★公取委が公表「保険商品の新聞広告等における表示について」
昨日5月10日付けで、公正取引委員会は、
●日本生命に対する排除命令
●保険商品の新聞広告等の表示について行った調査結果を公表しました。
(1)日本生命に対する排除命令
平成13年1月頃から平成14年11月頃までに販売した「ニッセイがん保険EX」が、景品表示法第4条第1号(優良誤認)の規定に違反するとして、5月9日、同法第6条第1項の規定に基づき、公正取引委員会は排除命令を行いました。
(2)保険商品の新聞広告等の表示について
公正取引委員会は、上記の排除命令と一緒に、保険商品の新聞広告等の表示について行った調査結果も公表しました。
詳細は、
http://www4.plala.or.jp/anshin/kotori_nissay.html
をご覧いただくとして、ようやく新聞広告に限ってではありますが、生保商品の広告の落とし穴の一部が、公正取引委員会によって指摘されたことには意義あると思います。
ただ、新聞広告だけでなくTV−CMや、パンフレット・提案書などについても、あるいは保険用語の使用方法の統一などについても、公正取引委員会が率先して問題点を指摘していかない限り、消費者の「優良誤認」を招く広告(提案書)はなくならないと思われます。
それにしても、保険商品の広告表示については、許可制などの具体的な広告規制は行われておらず、保険業法等に基づく重要事項の説明責任の下で、個々の保険会社において自主的な対応が行われている、という現状もきちんと理解しておかないと、広告で強調されるメリットを鵜呑みにしてしまうことにもなりかねません。
また、どんなに「顧客本位」を標榜していても、消費者の優良誤認を誘うような広告を行っている生保は、顧客本位とは言えない、と言わざるを得ないでしょう。
★日本格付研究所の格下げ情報
本日5月14日付けで、日本格付研究所(JCR)は、オリックス生命の保険金支払能力格付けを、従来の「A+」から1段階引き下げて「A」へ変更しました。
あくまでも、格付は一つの目安です(格付会社は5社あり、そのうちの一つです)ので、過剰な反応は禁物です。
★ムーディーズ 朝日生命を格下げの方向で見直し
本日5月16日付けで、ムーディーズは、朝日生命の保険財務格付けを、引き下げ方向で見直すと、発表しました。
格下げになった場合には、
・現在 Caa1
・1段階の引き下げなら Caa2
・2段階の引き下げなら Caa3
・3段階の引き下げなら Ca
・4段階の引き下げなら C
となります。
「Caa」:支払能力がかなり弱い保険会社に対する格付け。
保険契約債務支払に関してデフォルトに陥っているか、または保険契約債務の期限どおりの支払が困難であることを示す要素がある 。
「Ca」 :支払能力がきわめて弱い保険会社に対する格付け。
保険契約債務支払でデフォルトに陥っているか、または重大な危険性がある 。
http://www4.plala.or.jp/anshin/kakuduke_kigo.html
あくまでも、格付は一つの目安です(格付会社は5社あり、そのうちの一つです。
他の格付会社の格付は、下記で参照下さい)。
http://www4.plala.or.jp/anshin/kakuduke_bunpu.html
過剰な反応は禁物ですが、格付としては現時点でもかなり厳しい評価ですから、油断のないように。
なお、内容はご自分でご確認のうえ、ご活用下さい(記述内容の誤りには責任を負えません)。
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